キーマンたちが新作の魅力を語る
2013年7月18日~21日(現地時間)、アメリカ・サンディエゴにて開催されているエンターテインメントのイベント“Comic‐Con International”(通称“コミコン”)。開催初日となる2013年7月18日、『Halo』シリーズのパネルディスカッション“Inside the Looking Glass: Building Halo Worlds and Wonders, Past, Present...and Future”が行われた。
343 Industriesのフランク・オコナー氏(フランチャイズ・デベロップメント・ディレクター)や、ブライアン・リード氏(フランチャイズ・ライター。コミックを担当)など、名だたるクリエイターが参加した本ディスカッション。日本でも配信が開始された『Halo: Spartan Assault』や、『Halo』の新しいコミックについて語られた。
※『Halo: Spartan Assault』の日本での配信に関するニュースは→こちら
■『Halo: Spartan Assault』
『Halo: Spartan Assault』は、Windows 8/RT向けの俯瞰視点型アクションシューティングゲームで、PCやタブレットで楽しめる。
開発スタッフにとっては、FPSである『Halo』を、モバイル機器でも楽しめるように、どのように表現するかが課題だったという。さまざまな操作方法(10を超えるほどの数だとか)を多人数でテストし、試行錯誤を重ねた結果、『Halo: Spartan Assault』は、タッチスクリーンで遊べる、俯瞰型の新しい『Halo』になった。グラフィックはWindows Phone、PC、タブレット、いずれの機器でも美しく表現されるように。ゲーム内容はチャプターで分けられているので、短い時間でもプレイを楽しめる。
ストーリーは、『Halo 3』と『Halo 4』のあいだを描くもの。冒頭では、人気が高いキャラクター、サラ・パーマーを通じてゲームの基本を学べるようだ。
■コミック「Halo: Initiation」
会場では、『Halo』の新作コミックシリーズ、「Halo: Initiation」の数々の画像が公開された。サラ・パーマーがスパルタンIVになるまでが描かれ、読者はサラを通じ、どうすればスパルタンIVになれるのか、スパルタンIVはほかのスパルタンとどこが違うのかなどを知ることができるという。会場では、コミックの制作過程やカバーアートが公開された。
このコミックを手掛けるリード氏は、「コミックライターになるにはどうすればよいか?」という質問に、「お城があって、その周りに城壁があり、そこに穴が開いているようなものだ。つねにコミックを描き続け、機会をねらっていれば穴が見つかる。あとは運だけ」と回答した。
■Q&A
コミコンのパネルディスカッションでは、締めくくりとして、参加者がパネリストに質問できるコーナーが設けられることが多い。このディスカッションも例外ではなく、Q&Aが始まるやいなや、多くのファンが質問者用マイクの前に詰めかけた。
質問の中には、「オープンワールドのHaloは出るの?」、「マスターチーフの顔が見られる日は来るの?」という、気になるものも。オープンワールドについては、将来的には考えるとのこと。マスターチーフの顔については、「『Halo 4』では彼の目を垣間見ることができる。いつかは顔を見てもらえる時が来るかもしれないが、脚本上で顔を見せる意味がないといけない」という回答。オコナー氏は、「自分としては、マスターチーフがこれまで経験してきたことが、どのように顔に刻まれているのかを見たい」とコメントした。