『ガンダムブレイカー』や『The Last of Us(ラスト・オブ・アス)』も好調

 ファミ通調べによる、2013年6月の国内家庭用ゲームソフトとハードの売上データ発表された(集計期間:2013年5月27日~6月30日・5週分)。ソフトでは、『トモダチコレクション 新生活』が21万7900本を販売し、3ヵ月連続の1位に。ハードでは、19万2487台を販売したニンテンドー3DSが堅調だ。詳細は以下の通り。

【家庭用ゲームソフト 月間販売本数TOP5】
1位:トモダチコレクション 新生活(3DS) 任天堂 21万7900本
2位:ガンダムブレイカー(PS3) バンダイナムコゲームス 17万20本
3位:The Last of Us(ラスト・オブ・アス)(PS3) ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア 16万2680本
4位:ドンキーコング リターンズ 3D(3DS) 任天堂 15万4296本
5位:討鬼伝(Vita) コーエーテクモゲームス 12万7744本

【家庭用ゲームハード 月間販売台数】
1位:ニンテンドー3DS(合計)※ 19万2487台(先月1位:ニンテンドー3DS 20万4404台)
2位プレイステーション Vita 81912台(先月2位:プレイステーション Vita 55876台)
(※ニンテンドー3DSはニンテンドー3DS LLを含んだ合計値になります)

【家庭用ゲームソフト メーカー別販売本数TOP3】
1位:任天堂 63.8万本
2位:バンダイナムコゲームス 46.3万本
3位:コーエーテクモゲームス 22.9万本

【2013年6月期の家庭用ゲーム市場について】

 6月期の月間ゲームソフトランキングは、『トモダチコレクション 新生活』(任天堂/2013年4月18日発売/3DS)が21.8万本を販売し、3ヵ月連続の首位となりました。同作の累計販売本数も120.2万本と、ミリオンを突破しています。ニンテンドー3DSソフトが月間ソフトランキングのトップとなるのは、これで8ヵ月連続となります(内7回が任天堂タイトル)。ランキング2位には、ガンプラをモチーフにこれまでとは違ったアクションが味わえる『ガンダムブレイカー』(バンダイナムコゲームス/2013年6月27日発売/PS3)がランクイン、初週17.0万本を販売しています。3位は、『The Last of Us(ラスト・オブ・アス)』(ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア/2013年6月20日発売/PS3)となり、月間ソフトランキングTOP3にプレイステーション3向けタイトルが2作品入っています。

 そのほかのソフトでは、『討鬼伝』コーエーテクモゲームス/2013年6月27日発売)のPS Vita版が12.8万本、PSP版が7.0万本と2機種合わせて約20万本を売り上げ、好スタートとなりました。さらに9.3万本を販売した『新・世界樹の迷宮 ミレニアムの少女』(アトラス/2013年6月27日発売/3DS)は、前作『世界樹の迷宮IV 伝承の巨神』(アトラス/2012年7月5日発売/3DS)の初週販売本数9.7万本とほぼ同等のスタートで、シリーズ人気を証明しています。

 ハード市場では、ニンテンドー3DSがシリーズ合計で月間19.2万台を販売しました。6月13日に、ニンテンドー3DSの新色メタリックレッドが発売され、同ハード本体の販売を牽引しました。価格改定以降販売を伸ばしているプレイステーション Vitaについては、6月期に8.2万台を売り上げ、先月に引き続き、月間2位の販売台数となっています。

 2013年7月期には、6年ぶりの新作『逆転裁判5』(カプコン/2013年7月25日発売予定/3DS)が登場します。ほかにも、Wii Uプレミアムセット(shiro)や『ピクミン3』(任天堂/2013年7月13日発売予定/Wii U)、『マリオ&ルイージRPG4 ドリームアドベンチャー』(任天堂/2013年7月18日発売予定/3DS)といった期待の新作が登場します。夏休み需要とあわせて、市場の盛り上がりが期待されます。<ファミ通調べ>

(注)ソフトの売上本数については、集計期間中に販売されたすべてのタイトルを対象としています。
2種類以上のバージョンや周辺機器・本体等との同梱版が発売されているソフトのデータは、すべての種類を合計した数字となります。
(発売日は前に発売されたもの、価格は通常版を表示しています)

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