いよいよ実装間近、気になるアレコレをぶつけてみた!

 PC、Xbox 360でサービス中のカプコンのオンライン専用タイトル『モンスターハンター フロンティアG』(以下、『MHF-G』)。2013年7月10日に実施される大型アップデート『G2』の見どころを、プロデューサー・杉浦一徳氏と、ディレクター・木本龍己氏のふたりにうかがった。

『モンスターハンター フロンティアG』7月10日実施の大型アップデート 『G2』についてふたりのキーマンに聞く!_01
杉浦 一徳(すぎうら かずのり)氏(写真右)
『モンスターハンター フロンティア オンライン』サービス開始時より、運営プロデューサーを務める。現在は『MHF-G』プロデューサー。

木本 龍己(きもと たつみ)氏(写真左)
『モンスターハンター フロンティア オンライン』の立ち上げからタイトルに携わり、現在は『MHF-G』のディレクターを務めている。

『MHF-G』全体の状況について

──まずは、『G2』をこの時期に実装する意図や経緯についてお聞かせください。

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杉浦 一徳氏(以下、杉浦) 簡単に言うと、『G1』の評価がハンターのみなさまから非常に厳しかったというのが最大の原因です。これはもう『G2』を予定どおりのスケジュールではできないなと判断して、そこから前倒しで行うことにしました。

──G級にたどり着いていないハンターや、新規のユーザーさんからの反応はどうでしたか?

杉浦 数字で言うとこれまでとあまり変わっていませんね。G級を目指してがんばっていただいているのかと思います。

──春は新規ユーザーさんが増える時期かと思います。『G1』開始の時期と重なっていましたが、ユーザーさんの動向はいかがでしたか?

杉浦 新規ユーザーの数で言うと、いい、悪いとかはなく、いままでどおりですね。『G1』は、長い時間プレイされてSRを極められているハンターのみなさん向けというコンセプトだったので、新規のお客様に関しては、ある程度割り切っていましたね。

──ランクがすごく上げやすくなっていますがどういう意図で実装されたのですか?

杉浦 オンラインゲームというのは、長く遊んでいただくために、そのときどきにおいて、相応にやりこみ要素のあるコンテンツを用意させていただく必要があります。純粋にそれをくり返していくと、やはりお客様の負担になってしまいますから、新しく長く遊んでいただく『G』というコンテンツがある以上、やはり緩和しないといけませんからね。悩みながら調整しています。

──G級システムの変更についてお聞かせください。

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木本 龍己氏(以下、木本) これまでは、Gランク(GR)とクラスが存在し、たとえば“G1-2”としていたのですが、クラスを撤廃し、ハンターランクやスキルランクと同じ形にします。また、Gランクに応じてクエストが解放されていく形式でしたが、それも撤廃し、G級になった時点で、配信されているすべてのG級クエストを受注できるようになります。

──GRが999まで上げられるということですが、ランクを上げるメリットはなんですか?

木本 GRを上げるとサブコンテンツが解放され、グークやプーギー、マイトレ冒険屋、ホルクなどがG級に対応するようになります。ただし、『G2』ではGR999までは解放されません。

──いま現在GR4まで達しているハンターは、『G2』になった時点でどれくらいのGRになりますか?

木本 GR4まで上げきっている場合は、GR50相当になりますね。

──G級緊急クエストシステムとは、どのようなものになりますか?

木本 現在は、UNKNOWNというモンスターがいますが、UNKNOWNは、クエストに行くと勝手に乱入してくるという、まったく登場が予期できないモンスターでした。それと似ているのですが、G級緊急クエストシステムは、何回かクエストに行っていると、そのうち受注カウンターに出てきます。「緊急クエストが出てきたから、みんなで行こう」というサプライズを含む形で行けるようになるクエストという感じですね。

新モンスターについて

──新モンスター"ゴウガルフ"の特徴やコンセプトをお聞かせください

木本 ロロ・ゴウガルフとレイ・ゴウガルフという2頭の牙獣種となります。朱と蒼がいますが、テオ・テスカトルやナナ・テスカトルのように、雄と雌の関係ではありません。同じ種族で、見た目に大きな違いがあります。それぞれ磁力を活かした攻撃を行い、まるでプロレス技のような派手な動きをするモンスターです。クエストは剛種とG級に登場します。

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赤闘獣 ロロ・ゴウガルフ(画像左)
青闘獣 レイ・ゴウガルフ(画像右)

木本 剛種武器とFX防具、狩護防具、それとG級武器、G級防具になります。ゴウガルフは剛種の段階から登場しますが、現状は剛種防具はありません。G級防具と剛種防具のデザインに違いを出すため、剛種防具は新しくデザインができあがるタイミングを待つ感じになりますので、申し訳ないのですがお待ちください。G級防具には、ゴウガルフ専用のスキルも入りますよ。

──そのスキルはどのような性能ですか?

木本 “喝(かつ)”というかなり特殊なスキルになります。ゴウガルフの防具は、頭にのみ"喝"のスキルポイントが付与されていて、+10で発動するスキルと、-10で発動するスキルがあり、色によって効果が異なります。赤が攻撃向きのスキル効果、青が防御向きのスキル効果です。言わば磁力のプラスとマイナスのイメージですね。
 男女でクエストに行くと発動する“絆”スキルに近い感じで、ひとりでも効果はありますが、複数だとより強力になるスキルです。仲間を攻撃すると、攻撃された仲間に自分よりもいい効果が発動します。これが赤と青とで別の効果になっています。さらに赤と青が同時にクエストに行った場合、お互いに攻撃しあうと、より強力な効果が発動します。仲間を殴ることになるんでアレですけど(笑)。いままでにない、一風変わったスキルになっていると思います。剣士とガンナーそれぞれ、2種類ずつあるので、好きなほうを作ってみてください。

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マグシアGシリーズ
剣士
マグシアGシリーズ
ガンナー

──極限征伐戦とはどういうものですか?

木本 シャンティエンは、G級の昇級試練で狩猟して、途中で撃退となる流れでしたが、極限征伐戦では討伐を目指します。討伐するとレベルが上がって、つぎに極限征伐戦を受注すると、レベルが上がったシャンティエンが出てきます。つまり、狩猟すればするほど、その期間中のシャンティエンのレベルが上がっていきます。レベルが上がると入手できる素材も変化しますし、シャンティエンのアクションも増えていきます。レベルをランキンングで競い合うことも考えていて、ランキング報酬や、レベルが一定を超えると手に入るノルマ突破報酬なども用意しています。

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天翔龍 シャンティエン

──極限征伐戦のレベルはクエストを受注したハンターに依存するのですか?

木本 そうですね。それぞれのハンターが極限征伐戦のレベルを持っていますが、クエストに設定されるレベルはクエストを受注したハンターのレベルに依存します。ただ、極限征伐戦をクリアーするたびに、どんどんシャンティエンが強くなっていくので、難易度が上がり過ぎてクリアーできなくなってしまうこともあると思います。ですので、保険としてレベルを下げるアイテムも実装しようかなと考えています。

──ランキングはリアルタイムで反映されるのですか?

木本 その予定です。いまがんばって作っているところですね。最高到達レベルもステータス画面に記録できるようにする予定です。

──極限征伐戦のレベルは一定期間でリセットされるのですか?

木本 そうですね。期間が終わると集計されて、また征伐戦が始まると、みんなレベル1からになります。

──シャンティエンの色が変わっていますが、ほかにどのような変化がありますか?

木本 G級の昇級試練では、大型探査船上での狩猟でしたが、今回は嵐が吹き荒れ出すなど、狩猟の経過と共にどんどん戦況が変化していって、最後に火山の火口のような場所に不時着するんですよ。そこが最終決戦場になっていて、火山の火に触発されて、火属性を帯びるようになったりします。そのため、シャンティエンの武器には天翔属性が付与されます。水と雷と火の3つの属性ですね。

──G級緊急クエストに登場するモンスターはどのようなものですか?

木本 UNKNOWNは体力を減らすと変化していきましたが、こちらはモードチェンジですね。パワータイプ、スピードタイプ、全部入りといった感じで、見た目も変化したモンスターが登場します。

──G級モンスター全般に関して、現状ハメで狩猟する募集が圧倒的多数ですが、これについて対策する予定はありますか?

木本 ハメで狩猟されるのは、G級のレア素材が出にくかったり、部位破壊でしか取れないレア素材があったりとか、そういった締めつけがきつい部分もあるからだと思うんです。ですから、要求素材数の緩和ですとか、入手率の調整などで様子を見ようかなと。今後登場するモンスターは、そもそもかなりハメづらいモンスターですし、古龍は罠が効きません。罠の効果時間が短い特異個体も登場します。

──モンスターの体力が多くなり、毒属性が活用しにくくなっていますが、調整の予定はありますか?

木本 もちろん考えています。こちらも毒属性の武器を提供しづらくなってしまいますからね。G級でもそれなりに有効な性能にしないといけませんが、バランスが難しいので慎重に調整する必要があります。

秘伝書のG級対応について

木本 ありません。SRが999になっていれば、自然とG級に対応します。すでに、全武器種がSR999になっているハンターのかたは、すべてG級秘伝書に対応していることになります。G級秘伝書を強化すると、パラメーターが上昇して、特殊効果をふたつ発動させられるようになります。特殊効果も新たなものが増えていますよ。

──これまでのハードコアクエストに登場しているモンスターがG級に出てくるということですか?

木本 いいえ、イャンクックやフルフルなどの、現状G級で出て来ているモンスターが、G級の特異個体として出現します。もちろんそれぞれに専用の素材もありますよ。

──そのハードコアクエストをクリアーするとG級秘伝書が強化できるのですか?

木本 いままでと同じように、ハードコアクエストだと、よりポイントが多いだけで、それ以外のクエストでもポイントは入ります。

──G級のハードコアクエストを受注するには、何か特別なアイテムが必要ですか?

木本 HCチケットが2,枚必要になります。

──G級の武器魂も出ますか?

木本 “武器魂”ではありませんが、G級秘伝防具の強化に必要な素材がでます。

──G級に下位や上位がありませんが、その“武器魂”に相当する素材は1種類なのでしょうか?

木本 いえ、これまであったGR1や2を難易度として残そうと思っています。現状、ほぼ形骸化してしまっている、クエスト受注時に見られる、「星」も利用する予定です。いままでのGR1が星ひとつ、GR2が星ふたつという形ですね。それを、星“1、2、”のクエスト、星“3、4”のクエスト、星“5、6”のクエストという形で分けて、3種類の“武器魂”に相当する素材を用意する予定です。

──G級秘伝書を入手することで、新しいスタイルが追加されますか?

木本 追加されません。

──追加の予定はありますか?

木本 個人的には入れる気まんまんです。

杉浦 まだ時間がかかるでしょうね。『G4』で新武器種を追加する予定ですから、そちらと天秤になってしまうので、まずは武器種の追加を優先して、それからですかね。

──マイミッションの170段階を上げるのがたいへんなのですが、武器種ごとに分かれているのをいっしょにする予定はありませんか?

木本 いまのところ予定はしてないですね。

武器、防具に関して

──G級の武器、防具の生産難度が緩和されるということですが、どのような内容になりますか?

木本 いままでG級武器は、レベル11以降は強化の失敗がありました。『G2』では、失敗自体をなくすわけではないですが、100パーセント成功するレシピを入れます。いままでの要求素材に関しても、緩和する方向で調整中です。それと並行して、素材の要求数は少なめで成功率60パーセントのレシピも入れます。つまりレベル11以降は、100パーセント成功するレシピか、素材は簡単だけど成功率60パーセントのレシピを選んでいただく形になります。また、レベルを30まで上げると、シジルを3つつけられるようになるので、合計で最大9つの特殊効果を発動できるようになります。

──武器強化について、課金要素が絡んでくることはありますか?

木本 いまのところ予定はありません。

──新属性は何種類入りますか?

木本 シャンティエンの“天翔”属性と、レビディオラの“雷極”属性ですね。極限征伐戦には、シャンティエン以外のモンスターも登場しますが、そちらのモンスターの素材からも新属性の武器が作れます。詳細はまだ言えませんね。

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雷極竜 レビディオラ

──G級武器にシジルのスロットがありますが、装飾品を装着できるようにはなりますか?

木本 その予定はないですね。システム的な問題もあり、将来的にもないと思います。そのかわりに、シジルの効果を見直していて、『G2』ではもっと有効な効果のシジルを実装します。たとえば、速射や超速射が撃てるようになるとか、排熱噴射が撃てるとか、よりわかりやすい効果のものが入ります。本来、そういう武器をカスタマイズするというのがコンセプトだったんですよ。でも、いまのシステムでは、限定条件下でパラメーターが上がるものばかりだったので、あまり魅力を感じていただけなかったのかなと思います。ですから内容の見直しを行いました。

──ランダム性がすごく強いですが、それについては変更がありますか?

木本 モンスターごとのレシピで偏りはあるので今回変更の予定はないですね。シジルの内容を見直しているので、それの様子を見てから考えます。

──シジルが取り外せるようになりますが、その専用アイテムの入手方法はどうなりますか?

木本 いま検討しているところです。それなりに入手は難しくなると思います。

──いま現在、覇種武器に装飾品のスロットがありますが、G級に対応するとシジルのスロットになるのですか?

木本 いいえ、なりません。装飾品のスロットのままなので、G級武器と使い分けができます。

──G級秘伝防具はどのようなものですか?

木本 いままであった秘伝防具が、G級に派生できるようになり新色も登場します。
FXを最終強化まですると、白からは白か黒、赤からは赤か青に派生強化できるようになります。『G2』では、Gとその強化先のGFまで実装しています。また、『G2』では実装されませんが、将来的には、秘伝防具を装飾品化できるようにする予定です。ちなみに、秘伝防具の名前を一新していまして、G級になると、白が白虎、黒が玄武、赤が朱雀、青が青龍となります。

──G級の秘伝防具が4色になりますが、それぞれ違うスキルが付与されているのですか?

木本 秘伝スキルは共通ですが、ほかのスキルは4色とも異なる組み合わせのものとなります。いままでの、白と赤の差のような感じですね。

──秘伝スキルはG級になって効果が変化していますか?

木本 G級に限らず、ほかの武器種に比べて弱かった一部の秘伝スキルに関しては手直ししています。たとえば、ヘビィボウガンは、圧縮リロードの上位版のようなスキルが入ります。ライトボウガンでは、ジャストショットの上位版のパーフェクトショットが、片手剣では、属性剣晶のみですが、効果が+2から+3になります。ほかの武器種に関しても上方修正をしています。

──G級覇種武具とはどういうものですか?

木本 既存の覇種武具をそれぞれ強化して、G級に対応させました。G級覇種防具の特殊効果はほとんど変わりませんが、発動条件にG級覇種武器も追加されています。G級覇種武器の抜刀時のエフェクトは、黄色いオーラに変わります。

──現在ある覇種武器、覇種防具はすべてG級に対応しますか?

木本 対応する予定です。

──覇種防具のスキルアップグレードの効果は、G級スキルにも反映されますか?

木本 対応しません。さすがにそれをやってしまうと、G級覇種防具一択になりかねませんから、今回は見送っています。

──G級覇種武具、G級秘伝防具、G級武具のそれぞれの位置づけを教えてください。

木本 G級覇種武具については、火力特化ですね。武器は威力が上がって、防具の防御力は、今回1段階しか強化がないので、その3種のなかではもっとも低い設定です。攻撃をすべてかわして押し切るといった、腕に自信のある人向けです。秘伝防具は、オンリーワンのスキルが魅力ですね。防御力もある程度あります。将来的には、秘伝防具を装飾品化して、秘伝スキルをG級防具につけるといった流れを想定しています。G級防具は、最高クラスの防御力を発揮します。極限征伐戦は、レベルが上がるとモンスターの攻撃力も上がりますし、攻撃も激しくなりますので、G級覇種防具やG級秘伝防具ではきつくなってくるかもしれません。そういう場合は、G級防具で挑んでもらいたいなと。G級武器は最終段階まで強化ですれば、最高クラスの攻撃力になる予定です。

『モンスターハンター フロンティアG』7月10日実施の大型アップデート 『G2』についてふたりのキーマンに聞く!_11
『モンスターハンター フロンティアG』7月10日実施の大型アップデート 『G2』についてふたりのキーマンに聞く!_12
G級覇種防具
G級防具
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『モンスターハンター フロンティアG』7月10日実施の大型アップデート 『G2』についてふたりのキーマンに聞く!_03
G級秘伝防具

──G級防具にGXが追加されますが、GFで装飾品にしてしまった場合は作り直しですか?

木本 そういうことになります。今回からGFはもっと作りやすくて、比較的簡単に装飾品化できるようになるのでそれで様子を見ようかと。

──GXも装飾品化できるということですか?

木本 はい、できます。

──G級のスキルはどのくらい増えますか?

木本 “回避距離UP”と剣士専用の“溜め威力UP”、納刀時に移動速度が上がる“移動速度UP”、“喝”は先ほどのゴウガルフのスキルですね、もうひとつがガンナー専用の“弾丸節約術”。たまに弾やビンが消費されないというものですね。

──既存のスキルに関して調整はありますか?

木本 さきほどの秘伝スキルだけですね。

──G級に対応するプーギーの場合、スキルカフでG級スキルがついたものはありますか?

木本 はい、入ります。GRのG級プーギー解放に達して、マイトレポイントを60P使用することで、プーギーにG級のスキルカフが装着できるようになります。新しいプーギー服も登場予定ですが、もちろんこれまでのプーギー服にも装着できます。

──G級のホルクはレベルが解放されますか?

木本 今回はホルクのレベル解放はありません。ただし、学びの書が3つまで装備できるようになります。

──ラスタの持ち帰り素材が追加されるということですが、どのような素材が追加されていますか?

木本 これまで持ってくることのなかった、G級素材や『G2』から登場するG級特異個体の素材などを持ち帰ってくるようになります。

──狩人祭のリファインはどのようなものですか?

木本 狩人祭の報酬が大幅に追加されます。G級の素材なども入りますのでご期待ください。

──今後のアップデートについてお聞かせください

杉浦 今後のアップデートは、もともと予定している、秋に『G3』、春に『G4』という感じですね。『G2』を早めたので、ひとつずつ数字は増えていますが、時期は予定通りに行います。

──『G4』では新武器種が追加されますか?

杉浦 はい、『G4』で追加します。

──その前の『G3』の目玉はなんですか?

杉浦 それは言えないですね(笑)。新モンスターが1体追加だけとかにはならないようにします。

──最後にメッセージをお願いします。

木本 『G1』ではいろいろとご迷惑をおかけしてしまったので、その反省を踏まえて、『G2』では今度こそお客様に楽しんでいただけるものを、気合いを入れて用意しているところです。ぜひ楽しみにしてください。

杉浦 正直言うと、『G2』は前倒しで実施することもあり、120パーセント万全の状態でハンターのみなさまに満足していただけるかと言うと、ちょっと自信はないです。スタッフたちも、もちろん反省していますが、どこがマズかったのかちゃんと理解できているかということも、まだ自信はありません。とはいえ、それを待っていたら、『G3』にあまりにも借金と宿題だらけになってしまい、新しいもの、楽しめるものが何も用意できなくなってしまうので、やはり解決を急がなくてはならないと思い『G2』を前倒しました。スタッフにも、お客様に対しても荒業を使ってしまったかなと、正直迷いました。きっちりスタッフがやりたかったものを表現できて、ハンターのみなさまからも喜んでいただける120パーセントの状態の“G”になるには、最終的には『G3』の時点なのかなと思っています。『G2』は、ハンターのみなさんに、「『モンスターハンター フロンティア G』が進んでいるな、これは『G3』も期待できるな」と言っていただけるものになるようにしたつもりなので、ぜひプレイしてみてください。よろしくお願いします。