この大会のためにアラド初めて1ヶ月……そんな夏があってもいいじゃない
2013年6月30日、東京ビッグサイトTFTホールで、ネクソンが運営するオンラインアクションゲーム『アラド戦記』のオフラインイベント“学校対抗選手権”が行われた。
これは、いつものイベントとはちょっと異なり、学校ごとに3名1チームを組んで戦うという大会。出場したのは、埼玉大学、日本工学院八王子専門学校、名古屋大学、明治大学、日本電子専門学校、神奈川大学、自由ヶ丘学園高等学校、日本工学院専門学校、関西大学の9校。3本中2本先取(勝ち残りなし)のルールでトーナメント戦を戦った。
もともと若いプレイヤーが多い『アラド戦記』とはいえ、普通は通っている学校なんかをあまり気にせずクランを組んだりするもの。しかし今回は“同じ学校であること”がテーマなわけで、メンバー集めも普段とは異なる。
そんなわけでこの大会のために誘われて始めたプレイヤーもいたようで、ちょっと力量差が如実に出てしまう局面もあったが、試合直前までみっちり練習していたり、負けた瞬間に悔しさを爆発させたりといった、仲間とともに試練に立ち向かう真摯さな気持ちは伝わってきた。
さて、悲喜こもごもの予選を経て準決勝まで進んだのは、名古屋大学、神奈川大学、日本電子専門学校、日本工学院八王子専門学校。
準決勝第1試合は名古屋大学対神奈川大学。「敗北を知りたい」と豪語して本当に負けない日本一プレイヤーのはんにゃばる選手を擁する名古屋大学は、先鋒と中堅の選手が勝利し、大将のはんにゃばる選手まで回さない2-0の勝利。
一方の準決勝第2試合も、全員コスプレ&着ぐるみという気合いの入った格好でやってきた日本電子専門学校が同じく2-0で勝利し、名古屋大学との決勝に進出。なお、続けて行われた神奈川大学対日本工学院八王子専門学校の3位決定戦は、神奈川大学が2連勝で3位となった。
そして決勝は、さすがに頂点を決める戦いらしい一進一退のハイレベルな戦い。機材トラブルなども挟みつつ、1勝1敗で大将戦へもつれ込む。しかし最後は、大将として出てきたはんにゃばる選手が接敵した瞬間から相手を逃さない凶悪な強さで勝ち、名古屋大学チームが優勝を収めた。