『GRAVITY DAZE』制作秘話や、ソーシャル業界についてなど
神戸電子専門学校は、ソニー・コンピュータエンタテインメントとDeNA Games Osakaを迎えて行ったセミナー概要を公開した。以下、リリースより抜粋。
◆“日本ゲーム大賞2012”受賞作の制作過程を、企画立案から詳しく解説!
2013年3月30日(土)、ゲームソフト業界のセミナーが開催され、ソニー・コンピュータエンタテインメント JAPANスタジオのクリエイティブディレクター 外山圭一郎氏が講演を行った。
PS Vita用タイトル『GRAVITY DAZE』の制作過程を、企画立案から詳しく解説。同タイトルは、キャラクターが重力を操作し、空間を自由自在に移動して敵と戦うゲーム。ホラーゲームを得意としていた外山氏にとっては、新ジャンルへの挑戦だったとのこと。「責任感やモチベーションを持てるようスタッフを統率し、各自が要望をいいやすい関係性をチーム内でつくること」と、制作過程における重要な要素として、「ディレクターとしてすべきこと」にも焦点を当てた話が印象的であった。
「これがイイ! と直感したことを貪欲に追求してください。昔からアートや芸術作品に興味があり、いろいろなものを見て勉強してきました。作品にもその影響が色濃く出ていると思います。しかし、後でゲーム制作に役立てようと思っていたわけではありません。そのとき“いいな”と直感したものを貪欲に追求すれば、それがたまっていって、後で役に立つものだと思います。興味のないことを無理にやっても蓄積はされないものです。」
■DeNA Games Osakaゼネラルマネージャーがソーシャル業界セミナーを実施
神戸電子専門学校では2014年春に卒業する学生の就職活動が始まり、就職センターによる指導が行われるほか、企業による説明会、セミナーなど多数開催されている。
2013年2月14日、Mobageで有名な企業、DeNA Games Osakaのゼネラルマネージャー 川上睦生氏、ゼネラルマネージャー(エンジニア担当) 酒井和真氏がそれぞれ登壇。会社紹介のビデオに続いて自己紹介を行った川上氏は、神戸電子専門学校の卒業生。株式会社DeNA Games Osakaに入社した経緯なども話をし、学生たちは熱心にメモを取っていた。自分で考えてどんどんと意見を出していく姿勢が大切なこと、経験より意欲が求められるなど社会人としての大切なことなど、IT業界で働くために必要なことまで学生達にアドバイスを行った。
1時間半ほどの内容であったが、会社概要の説明や、求人情報以外の職種説明などもあり、IT業界への就職を希望している学生にとって、非常に有意義な時間となったようだ。
そのせいか、学生達も積極的に多数の質問を投げかけ理解度を深める努力を行っていた。
セミナー後に実施した教員との懇談会では、今後の人材育成、人材採用などについて企業様と学校側の意見交換を行うことができ、非常に有意義な時間となった。最後に、教員から両氏へのインタビューも実施。
――求める人材について
コミュニケーションは非常に大切です。社長に意見できるぐらい勢いのある社員がほしいですね(笑)。あと、プログラムが好きであれば、それを「意欲」に繋げるようにしてほしいですね。「意欲」特に重視します。
――高校生の時に意識してやっておくべきこと
今後この業界はまだまだ激しい変化が起きうると想定できます。その変化についていける人材になれるように常にアンテナを張り巡らして、情報収集力が当たり前についている人材になってほしい。まずは、自分の興味のあることに対して深く研究してみると良いのではないでしょうか?