優秀な指揮官を相手にすると本当に恐ろしい!

『バトルフィールド4』復活したコマンダーモードはマジ重要! 実機デモリポート【E3 2013】_07
▲こんな環境で遊んでみたいもんですわ……。

 エレクトロニック・アーツのミリタリーFPS『バトルフィールド4』は、E3会場でPCでの64人対戦のプレイヤブルデモを出展していた(64人対戦はPCのほか、各次世代機版でもプレイ可能)。

 で、記者もE3開幕と同時にブースに飛び込んで3番目ぐらいのグループに入った……のはいいのだが、何らかのトラブルの影響で、時間は大幅にカット&人が半分ぐらいしかいないという残念な環境でプレイは早々に終了。
 その後、リベンジの機会を模索していたのだが、BFの試遊コーナーは人気過ぎて、取材の合間にふたたび並んでプレイするのはほぼ無理。そこで、試遊コーナーに張り付いて、コマンダーモードでプレイしている人をひたすら見てきた。

 今回出展されていたのは上海マップ。アメリカと中国の2軍に分かれ、8スクワッドずつ32人がそれぞれ参加して戦う。ゲームモードは“コンクエスト”。マップ内に点在する5つの拠点をめぐって戦い、兵士が死亡から復活するたびに消費するチケットがなくなった方の負けとなる。
 EAカンファレンスで示されていたように、中央の超高層ビルの上層階に拠点Cが設置されていて、ここを占拠完了するとビルごと倒壊するという大仕掛けなギミックがある。もちろん拠点が消滅してしまうので、より一層、残りの拠点の攻防が激しくなるという仕組みだ。

『バトルフィールド4』復活したコマンダーモードはマジ重要! 実機デモリポート【E3 2013】_06
『バトルフィールド4』復活したコマンダーモードはマジ重要! 実機デモリポート【E3 2013】_03
▲中央の高層ビルCがキーになっており、ここが占拠→倒壊すると橋を挟んでの殴り合いになる。ちなみに記者がスタートした時には敵のスタート地点から一番遠いE地点まで敵がやってきているという残念な状態。さすがにEは取り返したけど、割とノーチャンスでした。ビル行きたかったなぁ……。

 コマンダーモードは、『バトルフィールド4』で復活する、一般の兵士とは異なるモードだ。本作の各対応プラットフォームだけでなく、タブレットなどからもプレイ可能。
 このモードでプレイすると、画面いっぱいにマップ全体が表示され、“司令官(コマンダー)”の名にふさわしく、各スクワッド(4人チームの部隊)の状況把握から、現在確認できている敵兵士・車両の位置など、さまざまな情報をリアルタイムに一覧できる。
 これだけでも作戦指示がはかどりそうなものだが、場所を指定してUAV(無人機)を敵探知のために飛ばしたり、トマホークミサイルを発射したりといった具体的なアクションも起こせる。もちろんタブレットなどでは場所をタッチパネルで指定可能だ。

『バトルフィールド4』復活したコマンダーモードはマジ重要! 実機デモリポート【E3 2013】_05
▲各スクワッドの状態やUAVの周回範囲などもわかる。またUAVやガンシップを飛ばしたり、トマホークを撃ちこんだり、車両を配達させたりといった指令も可能で、各スクワッドへのアドバイスとサポートをうまくやれば非常に威力を発揮する。

 で、何戦か見ていると、プレイしながら各機能を確認しているだけのコマンダーと、ガチで仕掛けてくるコマンダーでは、やっぱり後者がかなりの威力を発揮していた。

 まぁその、敵がやってくる兆候を見出したり、前線を押し上げるタイミングを見計らったりするのは、これまではリーダーシップを発揮した一兵士がやっていたわけだけど、戦いながら指示も出しながらでは、判断速度にも限界がある。
 優秀なコマンダーがいれば、敵戦車が地下にいるスクワッドの上を通る瞬間を見計らって爆破指示を出したりできる(柱を吹き飛ばして道路を陥没させることができるのだ)わけで、歩兵で同レベルの支配力を発揮するのは辛いかなといったところ。

 というわけで、全員ボイスチャット装備で密に連絡取りながらやったらヤバいだろうなとか、自分のプレイはアレでしたが、可能性に夢が広がりまくり。そもそも次世代機では家庭用ゲーム機なのにBFで64人対戦ができるというのにグッと来ているので、こりゃあ本体ごと買っちゃうしかないかもしれませんね……。

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