『キャッスルヴァニア』と『ウイニングイレブン』で盛況!

 2013年6月11日~13日(現地時間)、アメリカ・ロサンゼルスにて開催された世界最大級のゲーム見本市E3(エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ)2013。この記事では、KONAMIのブースリポートをお届けする。

 今年のE3のKONAMIブースは、『Castlevania: Lords of Shadow 2』の試遊台を前面に押し出した作りになっており、正面奥では『ウイニングイレブン』の海外タイトル『Pro Evolution Soccer 2014』のクローズドブースを展開。ブース正面の巨大スクリーンには、E3で公開となった、『METAL GEAR SOLID V THE PHANTOM PAIN』の最新トレーラーが流され、注目を集めていた。ちなみに、『Castlevania: Lords of Shadow 2』は、日本国内においては『悪魔城ドラキュラシリーズ最新作(仮)』という仮題の状態ではあるが、発売が決定している。

▲国内希少のAAAタイトルとして世界に打って出た『METAL GEAR SOLID V THE PHANTOM PAIN』。海外のメディアにも、そのインパクトは十分だったようだ。また、2013年7月11日に発売が予定されている『メタルギア ソリッド レガシーコレクション』もアピールされていた。
▲『Castlevania: Lords of Shadow 2』は20台。主人公のガブリエルがお出迎え。

『Castlevania: Lords of Shadow 2』は前作から正統進化!

 出展されていたプレイアブルデモは約20分ほどの内容になっており、基本操作を覚えるチュートリアルから、本作からの特殊アクションの解説、そして前作でも強く押し出されていたステージのギミックも体験できるなど、とても充実している。前作との比較も含めて、インプレッションをお届けしよう。なお、今回のプレイアブル出展は、プレイステーション3版とXbox 360版が用意されていたが、記者が実際に触ることができたのはXbox 360版だったので、ボタン表記についてはXbox 360版のものとなることをご了承いただきたい。

 まず、基本操作。Xボタンでダイレクトアタック、Yでエリアアタック、Aでジャンプ、LTでブロック、LTと左スティックで回避という部分は、前作と同様だ。攻撃ボタンの組み合わせでコンボになったり、敵の攻撃のタイミングに合わせてブロックすることでシンクロ防御となり、敵に大きな隙が生じるのも踏襲されている。

 今回、大きく異なるのは、主人公ガブリエルの特殊能力だ。前作では、光の魔力と影の魔力という2系統の特殊能力があり、状況に合わせて使い分けていた。本作では、LBを押すと“Void Sword”という剣を装備し、これで敵を斬りつけることで体力が回復する。RBを押すと、今度は“Chaos Claws”というモードになり、炎の包まれた拳で敵のシールドを破壊できる。さらに、敵がふらついている状態のときに近づいてBボタン押すと、ガブリエルがドラキュラ化して吸血攻撃が発動する。2系統の特殊能力という意味では前作とは似ているが、戦術はよりシンプルになった印象を受ける。

 試遊は、ガブリエルの居城に攻め込んでくる敵を倒し、その後壊れゆく建物からさまざまなアクションを駆使して脱出を図る。敵が放つ強烈な弓の攻撃をうまく誘導してオブジェクトを破壊し、前に進むというシーンもあった。

 まさに、前作から正統進化したと言うべき本作。日本国内での発売日も気になるところだ。