プレイステーション4が目の前に!

デュアルショック4はさらに進化! PS4の実機プレイが体験できるSCEAブースリポート【E3 2013】_01
▲プレイステーション4の実機展示や試遊台だけではなく、プレイステーション3やプレイステーション Vita向けの注目作も大量に試遊展示。まさに、大充実のブースだ。

 2013年6月11日~13日(現地時間)、アメリカ・ロサンゼルスにて開催されている世界最大級のゲーム見本市E3(エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ)2013。当記事では、プレイステーション4の実機展示で注目を集めているSony Computer Entertainment America(以下、SCEA)のブースをリポートする。
  真っ先に向かったのは、もちろんプレイステーション4の展示エリア。初お披露目となった本体の写真を撮りまくっていると、いくつか気になることが出てきた。

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▲プレイステーション4の本体。型番はCUH-1000 seriesとなっていた。新型プレイステーション3の丸みを帯びたデザインとは対照的に、直線的で硬質な雰囲気。横から見ると、平行四辺形型になっている。なお、縦置きのスタンドは“Vertical stand”と紹介してあり、現時点では参考モデルのようだ。
▲本体に先駆けて公開されていた、ワイヤレスコントローラのデュアルショック4。型番はCUH-Z CT1。本体の下にあるスタンドのようなものは、参考モデルとして出展されていた“DUALSHOCK4 charging station”。間違いなく充電台だろうが、これが標準でバンドルされるのかは気になる。
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▲こちらもすでに公開されている、プレイステーション4用カメラ“PlayStation Camera”。型番はCUH-ZEY。
▲こちらは“Mono headset”。文字通り、モノラルのヘッドセットだ。プレイステーション4でのゲーム体験はソーシャルとの融合も視野に入っているため、こうしたヘッドセットはマストアイテムになりそう。製品紹介のパネルには、カッコで“bundled model”と書かれており、少なくとも米国の製品形態としては、このヘッドセットあり・なしが想定されているようだ。いずれにせよ、国内での製品形態や価格は現時点ではわからないので、続報を待つしかないだろう。

デュアルショック4は、見た目以上の変化!

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 本体をチェックした後は、もちろん試遊だ。ブースで出展されていたプレイステーション4タイトルの『Octodad: Dadiest Catch』でコントローラのフィーリングをチェックしてみた。
 まず見た目だが、コントローラ正面のタッチパッドは目新しいものの、基本はデュアルショック3とそう変わりはない。しかし、実際に持ってみると、フィット感が明らかに向上している感じだ。よく見ると、グリップ部分の形状が変更されていることがわかる。また、手触り感も、ほどよいザラザラ感(グリップ感)があり、いつの間にか手が汗でびっしょりといった場合でも、プレイへの影響は少なそうだ。
 また、スティックの形状やL2、R2ボタンの形状、ストロークも変わっており、こちらも操作しやすくなっている。デュアルショックは、コントローラとしてすでにひとつの完成形を見たと思っていたが、そこからさらに完成度を上げてきた、そんな印象だった。

 試遊した『Octodad: Dadiest Catch』にも少し触れておこう。本作は、タコの容姿のキャラクターを操作して、フロアごとに課せられた目的を果たしながら進んでいく、3Dアクションアドベンチャー。ぐにゃぐにゃと動く腕をLスティックとRスティックを駆使して操作し、“オブジェクトを片付けろ”や“カギを探せ”といった目的をこなしていく。フロアを移動するにも、そのぐにゃぐにゃと動く脚をL2、R2で動かし、L2を押せば左脚が前に出て、R2を押すと右脚が出るといった感じだ。そのぐにゃぐにゃの腕を滑らかに動かすために、プレイステーション4のマシンパワーが惜しみなく投入されており、この“ムダ感”がとても楽しい。実際に映像を見ると、本当に動きが滑らかなことがわかると思う。

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▲『Octodad: Dadiest Catch』の試遊台。どうやら主人公は結婚式に行く前らしく、いろいろな部屋に散らばったタキシードやネクタイを探し出す必要があるようだ。無事正装となったら、婚約者が待つ式場へと駆けつけることになる。

 『Octodad: Dadiest Catch』には、タッチパッドを使った操作はなかったのだが、その後に試遊した『Killzone Shadow Fall』では、タッチパッドを上下左右にスワイプ(指を滑らせる)させることで、特殊能力を切り替えられる仕様が盛り込まれていた(下にスワイプするとシールドを展開、左にスワイプすると電撃によるスタン攻撃など)。とくにコントローラを見なくてもタッチパッドの操作は行えたので、新たな入力インターフェースとして進化していく予感がした。タッチパッドをどう使うかは、各タイトルのアイデア次第ではあるが、こういう使いかたがあるのかあと感心してしまった。

SCEAブースだけで1日が終わってしまうほど

 今年のSCEAブースは、とにかく見どころが多い。ここからは、写真とともにSCEAブースの雰囲気をお届けしよう。

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▲目立っていた、△○×□のオブジェ。
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▲プレイステーション4の試遊では、PlayStation Store専売タイトルなども展示。SCEAがインディーズ系の作品やデベロッパーを重要視している姿勢がうかがえた。
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▲大注目の『The Last of Us(ラスト・オブ・アス)』や『rain(レイン)』、『BEYOND: Two Souls(ビヨンド:ツー ソウル)』のほか、サードパーティのタイトルも試遊可能な状態で出展。プレイステーション3タイトルの充実っぷりもすごい!
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▲先日発表された『グランツーリスモ6』。まるで実車を運転しているかのようなゲーム体験ができる、ゲームイベントではおなじみの出展スタイル。プレイステーション4の展示に負けないほどのパワーを放っていた。
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▲会場には旅ビトの姿も。