値下げ以降好調なPS Vitaが月間販売台数2位に

 ファミ通調べによる、2013年5月の国内家庭用ゲームソフトとハードの販売数が発表された。ソフトでは、任天堂のニンテンドー3DS用ソフト『トモダチコレクション 新生活』が42.2万本を販売し、2ヵ月連続の1位。一方、ハードでは、ニンテンドー3DSが20.4万台で1位となっている。

【家庭用ゲームソフト 月間販売本数TOP5】
1位:トモダチコレクション 新生活(3DS) 任天堂 42万1831本
2位:真・女神転生IV(3DS)アトラス 18万4811本
3位:ルイージマンション2(3DS)任天堂 12万8230本
4位:仮面ライダー バトライド・ウォー(PS3) バンダイナムコゲームス 11万8157本
5位:バイオハザード リベレーションズ アンベールド エディション(PS3)カプコン 11万4877本

【家庭用ゲームハード 月間販売台数】(※ニンテンドー3DSはニンテンドー3DS LLを含んだ合計値になります)
1位:ニンテンドー3DS(合計)※ 20万44044台 (先月1位  ニンテンドー3DS 22万9297台)
2位:プレイステーション Vita 55876台(先月2位 プレイステーション3 66371台)

【家庭用ゲームソフト メーカー別販売本数TOP3】
1位:任天堂 79.0万本
2位:バンダイナムコゲームス 47.2万本
3位:カプコン 24.2万本

【2013年5月期の家庭用ゲーム市場について】

 5月期の月間ゲームソフトランキングでは、「トモダチコレクション 新生活」(任天堂/2013年4月18日発売/3DS)が42.2万本を販売し、2ヵ月連続の首位となりました。累計販売本数はすでに98.5万本に達し、6月にはミリオン突破が確実な状況です。ニンテンドー3DSソフトは7ヵ月連続で月間ソフトランキングのトップとなっています(内6回が任天堂タイトル)。ランキング2位には、10年ぶりのシリーズ最新作「真・女神転生IV」(アトラス/2013年5月23日発売/3DS)がランクイン。初週18.5万本を販売する好調なスタートを切っています。さらに3位は、「ルイージマンション2」(任天堂/2013年3月20日発売/3DS)となり、月間ソフトランキングTOP3をニンテンドー3DS向けタイトルが占めています。

 そのほかのソフトでは、「仮面ライダー バトライド・ウォー」(バンダイナムコゲームス/2013年5月23日発売/PS3)が11.8万本を販売、1996年以降に発売された「仮面ライダー」シリーズ最高の初週販売本数となりました。さらに11.0万本を販売した「サモンナイト5」(バンダイナムコゲームス/2013年5月16日発売/PSP)については、前作「サモンナイト4」(バンダイナムコゲームス/2006年11月30日発売/PS2)の累計販売本数18.3万本にどこまで迫れるか注目されます。

 ハード市場では、ニンテンドー3DSがシリーズ合計で月間20.4万台を販売しました。5月23日に、ダウンロード版ソフトがセットになった「真・女神転生IV 限定モデル」が発売され、ニンテンドー3DS LLの販売を牽引しています。なお、価格改定以降販売を伸ばしているプレイステーション Vitaは、5月期に前年同期の2倍となる5.6万台を売り上げました。

 2013年6月期には、世界最大のゲームの見本市E3(Electronic Entertainment Expo)が、6月11日~13日(現地時間)、アメリカ・ロサンゼルスにて開催されます。本イベント内で発表される多数の新情報にあわせ、今後の市場の盛り上がりが期待されます。

<ファミ通調べ>

(注)ソフトの売上本数については、集計期間中に販売されたすべてのタイトルを対象としています。
2種類以上のバージョンや周辺機器・本体等との同梱版が発売されているソフトのデータは、すべての種類を合計した数字となります。
(発売日は前に発売されたもの、価格は通常版を表示しています)

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