この夏はゲームでも舞台でも『逆転裁判』
2013年6月1日と2日の両日、カプコンは東京・アクアシティお台場にて同社が2013年夏に発売する最新タイトルを集めた体験イベント“カプコン夏の新作体験会 in アクアシティお台場”を開催。同イベントの初日となる6月1日に行われた『逆転裁判5』スペシャルステージの模様をお届けしよう。
スペシャルステージには、江城元秀プロデューサーと山﨑剛シナリオディレクターが登場。まずは、『逆転裁判5』の概要が紹介され、“MH4&GYAKUTEN5 Direct 2013.5.31”でも公開された最新映像(→こちら)が上映された。
『逆転裁判5』には新システム“ココロスコープ”が採用されているが、本ステージでは、このココロスコープの新要素も公開された。ココロスコープとは、心理分析を得意とするココネの能力を活かしたシステム。声のトーンから感情を聞き取るココネの能力で、証言者の感情に潜むムジュンを見つけ出すことができるのだ。証人の感じた“言葉にならない思い”をビジュアルとして見ることのできるこのシステムは、本作では真実を追ううえで欠かせないものになる。今回紹介されたのは、ココロスコープの“感情の暴走”状態。
ステージでは、“哀しみ”の感情が暴走してほかの感情が見えなくなってしまった証人のユメミに対する対処のしかたを紹介。彼女は、目撃したさまざまなものを“妖怪”として認識してしまう。妖怪とは何なのか。それをココロスコープで推理し、その妖怪の正体を指摘して彼女を落ち着かせ、有益な証言を引き出す、といった流れが説明された。
続いての最新情報として、『逆転裁判5』イーカプコン限定LIMITED EDITION“デフォルメキャラ デモステッカー”、ナルホド スタイルポーチ、Web体験版(→こちら)、さらに6月中にニンテンドーeショップで体験版が配信、店頭でも店頭体験版が配信されることなどが紹介された。
『逆転裁判5』イーカプコン限定LIMITED EDITIONの“デフォルメキャラ デモステッカー”イラストが公開【カプコン夏の新作体験会】
舞台『逆転裁判 ~逆転のスポットライト~』の成歩堂龍一役 兼崎健太郎がゲストに登場
スペシャルステージ後半は、2013年7月31日(水)~8月4日(土)まで、東京・六行会ホールにて行われる『逆転裁判』シリーズの舞台公演、『逆転裁判 ~逆転のスポットライト~』で成歩堂龍一を演じる、兼崎健太郎がゲストに登場。
[関連記事]舞台『逆転裁判 ~逆転のスポットライト~』制作発表会が開催!
兼崎は、それぞれのキャラクターの特徴的な髪型は、各キャストの地毛でセットされていることを明かし、「セットに1時間くらいかかっています。この髪型も見どころのひとつかもしれません」とコメント。演じる成歩堂龍一については、「ナルホドくんは正義感が強く、依頼人の無実を信じ抜く、強い心を持っていますね」と印象を語り、「ファンの方々が求めているものも考えながら、舞台ならではの『逆転裁判』の世界観を作っていければいいなと思っています」と抱負を述べた。江城元秀プロデューサーと山﨑剛シナリオディレクターは、舞台のシナリオにも参加しているとのことで、ゲームの制作陣が舞台の制作陣といっしょに作り上げる舞台となりそうだ。
「こういった原作のファンの方々を前にしたイベントに参加するのは初めてなんですが、プレッシャーと不安を感じますが、今回、このキャストでしかできない『逆転裁判』の世界観になっていますし、ゲームや映画版にも負けないような舞台にしていきたいと思いますので、ぜひ足を運んでいただければと思います」(兼崎)
舞台『逆転裁判 ~逆転のスポットライト~』のチケットは本日6月1日より発売されている。すでにチケットは残り僅かとなっているので、購入を予定している人はお早めに。
もうすぐ発売となるニンテンドー3DS用ソフト『逆転裁判5』。江城プロデューサーは最後に「ゲームのほうは申し分ない、自信を持ってお届けできる内容になっています」とコメント。山﨑ディレクターも「すごく気合を入れて作っています。随所にこだわりが注ぎ込まれた作品になりましたので、ぜひプレイしていただければ」と語り、両氏ともに自信を持って『逆転裁判5』をアピールしていた。