新世代機でどんな新しい驚きをもたらしてくれるのか……

 日本時間の2013年5月22日午前2時より、アメリカにて、“Xbox New Generation Revealed”が開催。かねてよりウワサされていた、次世代Xboxがついに発表される。その模様は、Xbox Live はもちろん、Xbox.comでも生中継されるので、(⇒放送はこちらから)、きっと多くのゲームファンが注目していることと思う。

 かくいうファミ通.comも現地に特派員を派遣しており、総力でイベントの模様をお届けする予定だ。まずは、イベント前に、特派員から現地の最新写真が届けられたので、さっそく紹介しよう。会場となるシアトルのマイクロソフト本社は発表会一色。キャンバスにはイベントのために大きなテントが設置され、マイクロソフトの次世代機に賭ける意気込みが伝わってくる。

現地からの写真が到着! 新世代Xboxがベールを脱ぐ、“Xbox New Generation Revealed”がいよいよ開幕間近【新世代Xbox発表会】_02
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▲メディアブリーフィングが行われるテント。今回の発表会のために、マイクロソフト本社内に特設された。
現地からの写真が到着! 新世代Xboxがベールを脱ぐ、“Xbox New Generation Revealed”がいよいよ開幕間近【新世代Xbox発表会】_01
現地からの写真が到着! 新世代Xboxがベールを脱ぐ、“Xbox New Generation Revealed”がいよいよ開幕間近【新世代Xbox発表会】_04
▲マイクロソフト本社内は、発表会一色。

 いま、“次世代機”と書いたが、正確には発表会で謳われているのは“次世代(Next Generation)”ではなく、“新世代(New Generation)”。マイクロソフトにとって、新しいハードはまさに“新たなる世代の幕開け”を告げるものであるのだ。思えば、2002年に発売された初代Xbox以降、Xboxシリーズは家庭用ゲーム機というジャンルにつねに“新しさ”を持ち込んできた。

 2013年5月16日に発表された内容によると、世界No.1のゲーム市場の北米では、Xbox 360は28ヵ月連続でハード売上1位だったようだ。 市場シェアは42%で、アメリカNo.1のゲーム機がXbox 360なのである(⇒記事はこちら)。家庭用ゲーム機に持ち込んできた“新しさ”は、いまやなくてはならない機能となり、No.1のゲーム機になったのである。

 たとえば、初代Xboxでは2001年という12年も前のタイミングに、ハードディスク搭載やブロードバンド対応、ハイデフ対応を標準搭載して発売された。発表当時はそこまで注目されなかったが、ハードディスク搭載によるゲームの表現の豊かさが、すぐにユーザーを虜にした。Xbox 360では、コミュニティー要素が特徴的であった。フレンドリストは自分のフレンドだけではなく、すれ違ったプレイヤーの詳細も表示され、Xbox Liveパーティでは違うゲームをプレイしているユーザーとも話しながらプレイできた。ゲーマースコアは、すぐにユーザーに受け入れられ、スコアの取りやすさでゲームを購入するプレイヤーも多く存在する。今回マイクロソフトが発表する“新世代機”では、どんな“新しさ”をもたらしてくれるのか、注目したい。

 とくに記者が個人的に注目しているのは、“新世代機”がもたらす、“ナチュラルユーザーインターフェース(NUI)”の進化。“NUI”は長くマイクロソフトの研究テーマであり、それが結実したひとつの形が、Kinectだった。Kinectが、ゲームコントローラの枠を超えて、幅広く医療や学術目的で使用されているのはご存じの通り(⇒参考記事はこちら)。Kinectがリリースされた当時、マイクロソフトの開発スタッフによる「Kinect、さらには“NUI”は、コンピューターとユーザーとの関わりをより自然にするための取り組みです」とのコメントにワクワクさせられたものだが、実際に体験したKinectでは、「コンピューターと人との関わりが変化しつつあるのだな」ということを実感できた。おそらく“NUI”の見地からも、“新世代機”は新しい何かを提案してくれるハズだ。

 今回マイクロソフトが発表する“新世代機”は、どのような驚きをもたらし、ゲームの未来にどのような大きな影響を及ぼすのか……ゲームファンのみならず注目してもらいたい。もちろん、ファミ通.comでは、そんな“新世代機”の魅力をつぶさにリポートしていく予定だ。(ファミ通.com編集部・F)