貴族と鬼とが生み出す和風ファンタジー

『大正鬼譚』大正の世の人と鬼との絆の物語_01

 大正時代を舞台にした女性向け恋愛アドベンチャーゲームがPSPに登場する。奇妙な殺人事件をきっかけに“鬼”という存在を知ってしまった主人公。彼女は理性を失った鬼“はぐれ鬼”に襲われるが、六月一日と名乗る男に助けられ、“主”としての素質を見出されると、“鬼”と“主”の学び舎“星陵院”に通うことになる。話題の殺人事件が、はぐれ鬼の仕業であると知らされた主人公は、人の世と鬼の世を巻き込む事件の真相を追うため、ひとりのパートナーとともに戦うことを決意するのだった。

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■主人公・八津瀬琴子(やつせ ことこ)
※名前変更可能
上流階級のお嬢様。薙刀が得意。言葉づかいはおしとやかだが、時に気の強い一面も見せる。与えられる日常をただ生きていただけだったが、“はぐれ鬼”に襲われたことをきっかけに、“主”の素質を見出され、“星稜院”へ編入する。
■お菊(おきく)
八津瀬家に雇われている主人公の守り役。きびしくもやさしい、主人公にとって、姉であり母でもあるような存在。
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■千寿院司郎(せんじゅいん しろう)
“主”の素質を持つ華族。文武両道・眉目秀麗・頭脳明晰と、欠点がない。つねにやさしげな印象で、教師や生徒からの信頼も厚い優等生。浅ヶ谷内とは従兄弟。
■浅ヶ谷内明史(あさがやち あけふみ)
“主”の素質を持つ。キザな仕草や言動がよく似合い、女生徒に人気がある。周囲にはつねに取り巻きがいて、その人気は行く先々で人だかりができるほど。千寿院の従兄弟。
■相馬出流(そうま いずる)
水鬼(みずおに)。口数が少なく、一見何を考えているのかわかりづらい。甘いもの好き。糖分が不足すると、行動不可能になってしまう。桂木の従兄妹であり、伊沢の幼なじみ。
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■伊沢 臣(いざわ おみ)
火鬼(ひおに)。明るく快活な性格で、面倒見がよく、兄貴肌の頼れる存在。背も高いが能力も高く、火力が強すぎるあまり、近づけないとすら言われている。相馬の幼なじみ。
■嶽屋宗次(たけや そうじ)
風鬼(かざおに)。たいへんな負けず嫌い、かつ努力家。背が低いことがコンプレックスであり、そのことに触れられると烈火のごとく怒り狂う。売られた喧嘩は買う派。売られずとも噛みつく。好意を向けられたり、相手を褒める言葉を口にするのが苦手という、素直になれない一面も。
■六月一日 景一(くさか けいいち)
横柄な態度と、意地の悪い笑みが似合う、星稜院の教師。教師としても鬼としても優秀な男で、整った容姿から女生徒に人気がある。秘密主義でみずからのことはめったに話そうとせず、掴みどころがないような印象を受ける。
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■栗原千秋(くりはら ちあき)
星稜院における保健室の先生。ざっくりとした物言いに、ラフな格好が特徴。明るい性格で生徒から慕われている。六月一日とは学生時代からの付き合いで、悪友。
■西嶋(にしじま)
星稜院の院長を務める、初老の男性。落ち着いた物言いに、どこか威厳がある。主が殺され、“はぐれ鬼”が頻繁に出現するようになった事件に危機感を覚え、優秀な主候補と鬼にその調査を依頼した。
■桂木桃華(かつらぎ ももか)
水鬼(みずおに)。小柄で可愛らしい少女。主人公を慕い、元気に明るく契約を迫っては、いつも軽くあしらわれている。相馬とは従兄妹。

大正鬼譚
メーカー QuinRose
対応機種 PSPPSP
発売日 2013年発売予定
価格 6300円[税込]
ジャンル アドベンチャー / 恋愛
備考 豪華版は8925円[税込]、シナリオ:五月攻&まるや諒、原画:内藤フロ