週刊ファミ通のニュースページ“エクスプレス”にて連載中のゲームに関連した著名人へのインタビューコーナー“Face”。誌面スペースの都合などからカットした部分を網羅した完全版をファミ通.comでお届け。今回のゲストは、アーティストのRaychell(レイチェル)さんです。

■今週のお題
ドラゴンズドグマ:ダークアリズン

プレイステーション3/Xbox 360 カプコン 4月25日発売 各4990円[税込](※プレイステーション3版のダウンロード版は4990円[ 税込]、Xbox 360版のダウンロード版は発売日・価格未定)

 オープンワールドアクションゲーム『ドラゴンズドグマ』の拡張版、『ドラゴンズドグマ:ダークアリズン』。本作では、ファンが待ち望んでいた日本語フルボイス化に加え、新たな舞台“黒呪島”が登場。さらに、黒呪島でのみ入手できる武器や防具など、多くの追加要素が加えられている。

問いかけのフレーズには 皆さん自身の答えを見つけてください。

▲アーティスト Raychell(レイチェル)
2010年にvex“rhythm zone”レコードレーベルよりメジャーデビュー。アニメや映画など多くのテーマソングを手掛けるかたわら、ライブイベントにも積極的に出演。さらなる進化を表すため、“Lay”から“Raychell”に改名。ファーストアルバム『L>R』が、4月24日に発売された。
※衣装協力:H&M

 全世界での累計販売本数が130万を突破したカプコンの人気アクションゲーム、『ドラゴンズドグマ』。その拡張版となるプレイステーション3、Xbox 360用ソフト『ドラゴンズドグマ:ダークアリズン』が、4月25日に発売された。今回は、本作のテーマソングである「Coils of Light」を歌う大注目のシンガーのRaychellさんに、歌詞のコンセプトや『ドラゴンズドグマ』をプレイした感想などを聞いた。

――主題歌を歌うことが決まったときの心境を教えてください。
Raychell 以前から『ドラゴンズドグマ』を知っていたので、私が歌えると聞いて、すごくびっくりしたんですよ。本当にうれしくて、自分が“選ばれし者”になれたのかなと思いましたね(笑)。

――以前から知っていたとのことですが、『ドラゴンズドグマ』に対する印象はいかがでしたか?
Raychell すごく映像が綺麗で、まるで映画を見ているようだなと思いました。とくにドラゴンが現れたときの壮大さ、スケールの大きさにとても感動しましたね。

—— 前作『ドラゴンズドグマ』をプレイされているそうですが、遊んだ感想はいかがですか?
Raychell ちょっと難しそうだなと思っていたんですけど、進めていくうちに夢中になりました。いまも、ポーンをどういう性格にしようか、真剣に悩んでいます。

――そのポーンは、どのように育てているのですか?
Raychell みんなの支えになれるような、たくましいポーンを目指して教育しています。

——『ダークアリズン』で楽しみにしている要素はありますか?
Raychell 黒呪島ですね。少しだけプレイさせていただいたのですが、まさに呪いの島という感じで、とにかく怖いです。入っていきなりゲームオーバーになったり(笑)。そのぶん、楽しみでもありますね。

——では、黒呪島に備えてポーンをもっと育てないといけませんね。
Raychell そうですね。私のポーンが配信されることも決まりましたし、もっとがんばりたいです。

—— Raychellさんのポーンが配信されるのですか?
Raychell はい。4月25日から配信されますので、皆さんの力になれるような強くたくましい子に育ててほしいです。私のポーンを育てることで、皆さんに本作をもっと楽しんでもらえればうれしいです。

——ふだんから、ゲームはプレイされるのでしょうか?
Raychell 昔からアクションや格闘ゲームが好きで、『ストリートファイター』シリーズでは春麗を使っていました。ゲームセンターに行くこともあったんですよ。あとは、爽快感のあるゲームも好きですね。『ドラゴンズドグマ』でも、敵がズシーンと倒れたときは快感です(笑)。弱点を狙って、やっと倒せたときは本当にうれしいし、楽しいですよね。

——主題歌の「Coils of Light」ですが、作詞はRaychellさんが手掛けたそうですね。歌詞のコンセプトを教えていただけますか?
Raychell 黒呪島のミステリアスな雰囲気と、『ドラゴンズドグマ』の世界観を活かしながら、未プレイの人でも「『ダークアリズン』をプレイしてみたい」と思えるような曲を目指しました。

――ゲームの壮大さ、スケールの大きさに感動したと先ほどおっしゃっていましたが、楽曲でも透明な歌声の中に、壮大さを感じさせる部分がありました。
Raychell 楽曲を制作された牧野さん(※カプコンのコンポーザー牧野忠義氏)がすばらしい曲を作ってくださったので、私もそれに乗っかって、ゲームで感じた世界感をそのまま歌わせていただきました。

――楽曲制作中に印象的なエピソードなどはありましたか?
Raychell レコーディングの前日にストリングスの収録があったので私も参加させていただいたのですが、弦楽器の伸びやかな世界観、『ドラゴンズドグマ』の奏でる世界を存分に感じさせてくれました。翌日のレコーディングでは、その世界観に浸ったまま歌わせていただいたので、のびのびと、とても歌いやすかったですね。

——なるほど。では、楽曲の聴きどころを教えてください。
Raychell 牧野さんが生み出してくださった曲がすごく素敵なので、全部です(笑)。歌詞で言うなら、最後のサビのところに“なぜ戦うのか”という問いかけのフレーズを入れているのですが、プレイした方、楽曲を聞いてくださった方自身に、その答えを見つけてもらえればと思います。

——プレイヤーに問いかける歌になっているのですね。また、この曲はRaychellさんのファーストアルバム「L>R」に収録されるとのことですが、こちらはどのようなアルバムになっているのでしょうか?
Raychell 私は以前、Layという名前で癒やしをコンセプトに活動していたのですが、Raychellに改名したことで、音楽性の幅広さを表現していきたいと思っています。ですので、「L>R」には、デビュー曲のバラードからデジタルロック系の元気になれるサウンドまで、幅広く入っています。楽しみながら聴いていただきたいですね。

——最後に、読者へのメッセージをお願いいたします。
Raychell ぜひ「Coils of Light」を聴いて、ゲームですばらしい旅に出てもらえればうれしいですね。私も『ダークアリズン』を楽しみにしているファンのひとりなので、いっしょに本作をもっと盛り上げていきたいなと思っています。