今年もβ時期などはわからなかったが、映像はスゴかった!
アイスランドのレイキャビクで開催中の、CCP Gamesのオフラインイベント“Fanfest 2013”。2日目となる26日、CCP Gamesが開発中の『World of Darkness』についての発表が行われた。
本作についておさらいしておくと、バンパイアをテーマにしたPC用オンラインゲーム。現在は70人ほどのチームで開発を行なっているという。
発表では、昨年までの進捗と今後の展望、開発ツールの紹介などが行われ、ラストには極秘の最新ゲーム映像が流された。
雨に濡れた街は美しく、路面の反射、蒸気で煙る遠景など、バンパイアが暗躍する暗くスタイリッシュな街の雰囲気を作り込むのに、かなり力を入れているのがよくわかる(ちなみに、ゴスい感じのファッションも重視しているタイトルだ)。DirectX11世代のグラフィック技術を使い、ショーウィンドーなどのガラス用シェーダー、街の雰囲気には欠かせない窓用のシェーダー(適宜明滅して室内でテレビを見ている感じの演出ができる)なども使っているとのこと。
そしてバンパイアになった気分を味わえるように設計された、『アサシン クリード』のバンパイア版とでも言うべきアクションも気持ち良さそう。血を吸ったあと、壁をあっという間に乗り越え、屋上から屋上へとジャンプして飛びつき、姿を消したステルス状態から次の犠牲者へと飛びかかり、男をビルの屋上から路上へと叩き落とすとともに自らも飛び降りて着地する……。
撮影禁止だったので言葉で伝えるしかないのが何とももどかしいが、これがオンラインゲームとして遊べるとしたら、かなりスゴそうな感じ。グラフィックの雰囲気だけ取っても、昨年見たビデオ(本記事下部参照)より、格段に進化していた。
ビジネスモデルやβ時期などは不明なままなのが少々残念だが、引き続き注目すべきタイトルであるのは間違いなさそうだ。