実装は5月6日(海外)を予定
PC用オンラインゲーム『EVE Online』、プレイステーション3用FPS『DUST 514』などで知られるCCP Gamesのオフラインイベント“Fanfest 2013”。開催初日となる25日には、『DUST 514』の基調講演が行われた。
『EVE Online』と同一の世界で接続された、プレイステーション3専用の基本無料FPSとして現在βテスト中の『DUST 514』。今年の基調講演では、近日配信予定の大型アップデート第1弾“Uprising”の紹介がメインに行われた。「DUST2と言ってもいいぐらいだ」と語るその内容とは?
■グラフィック
Uprisingでは、グラフィック面も一新。描画周りを作り直しているほか、植物などもちゃんと描かれるように。武器・建物・ドロップスーツなどの質感なども向上して、締まった絵作りができるようになり、戦場の臨場感なども高まりそうだ。フレームレートも改善しているという。
■スターマップ/惑星支配
スターマップ(星図)を2Dのものに作り直すと同時に、『EVE Online』との連動要素も強化。コーポレーションのCEO(代表)が、スターマップからどの惑星のどの地区を攻撃するか指定できるようになる。『DUST 514』で見事勝利すると、その地区を占拠できる。両タイトルの連動はまさにここからはじまると言えるだろう。
■カスタマイズ
プレイヤーのスキルをスキルツリー型に変更。初心者はシンプルに始めやすく、ベテランプレイヤーにはよりディープにカスタマイズできるようになった。
また、ドロップスーツ(降下スーツ)の種別もスモール/ミディアム/ラージという性能ベースの区分に変更。どんな構成にしてどんな役割を担うかはプレイヤーのカスタマイズで決定していくという発想になっている。アマーとガレンテのミディアムスーツなども新たに追加される。
■アクセシビリティの向上
各種UIなどを一新しているほか、従来はゲームにログインしてからプレイするまでに4分30秒かかっていたところ、1分半まで短縮することに成功。
また、操作系も見直し、調整・改善を加えているだけでなく、コントロールのプリセットなども追加。ビークル(乗り物)もL2/R2でアクセル/ブレーキができるように。
■今後もどんどんアップデートは続く!
CCP Gamesでは『DUST 514』を『EVE Online』同様に継続的にアップデートしてどんどん進化させていく予定で、Uprisingはまだまだその第1弾に過ぎない。というか実際、これまでに聞いてきた構想の中でも、まだ全然姿を見せておらず、今後登場するだろうものがまだまだあるのだ(ちなみに搭乗メカなどは「土曜日に何かあるかもね」とのことなので、その言葉を信じて待つとしよう。土曜日にはCCP全体の基調講演が予定されている)。
「プレイステーション4とかアンリアルエンジン4への対応は?(『DUST 514』はアンリアルエンジン3で開発されている)」と聞いた時の反応も「今言えるのは、『EVE Online』のように最新の技術を取り入れながらずっと成長させていくこと……」と、何とも気になる回答。家庭用ゲーム機で基本プレイ無料でありながらAAA(最高クラス)のFPSというコンセプトで作られた本作が今後どんな形で進化していくのか、気になるところだ。