前日に行われたイベントの裏側も暴露!
アーティストとしても活躍する声優、原由実のセカンドシングル『蛍火』の発売記念イベントが、2013年4月14日に開催。会場となった東京・秋葉原のAKIHABARAゲーマーズ本店には、大勢のファンが詰め掛けた。本記事では、その模様をリポートする。
2ndシングル表題曲の『蛍火』が流れるなかで原が登場すると、会場からは大きな拍手と歓声が巻き起こる。OVA『コープスパーティー Tortured Souls -暴虐された魂の呪叫-』のエンディングテーマとなっているバラード調のこの楽曲を、感情を込めてしっとりと歌う原の歌声に、会場のファンたちは聴き惚れていた。
『蛍火』が終わると、先日行われた発売記念イベントの話題に。2013年4月初頭に新宿と渋谷で行われたCDのお渡し会では、ふだん来ているファンの顔と名前を一致させるために、原自身がファンのための名札を用意したそうで、「(今井)麻美さんと、つるとんたん(うどん専門店)でご飯を食べているときに思いつきました」と語っていた。また、このイベントの前日に行われた大阪でのイベントには、原の親族が大挙して訪れたとのこと。「お父さん、お母さん、お姉ちゃん、お姉ちゃんの旦那さん、みゆたん(原の姪)、旦那さんのお母さん、旦那さんの妹とその彼氏が来ました~」と、うれしそうに明かすその姿からは、原家の仲睦まじい様子がうかがえた。
続いて、2ndシングル『蛍火』に収録された3曲について、原自身がそれぞれの曲への思いを語る。まず、カップリング3曲目となるロック調の『Spiral Moment』については、2番の間奏が終わった直後のサビに、タイミングを合わせて歌い出すのが難しいそうで、CDの収録時は20回以上も歌い直したとのこと。今回もうまく入れるか不安だという原は、「手で拍を取って歌いますけど、気にしないでくださいね~」と語っていた。
つぎの話題は、表題曲の『蛍火』について。司会者から「“蛍火”という言葉の意味を知っていましたか?」と聞かれた原は、「蛍が群がって、光が火のようになっているさま……ですか?」と自信なさげに回答。すると実際に、意味を調べてみようということになり、スタッフから蛍火の意味が表示されたスマートフォンを手渡された。ちなみに蛍火とは、“蛍の放つ光”、“小さく消え残った炭火”という意味。きちんと意味を知った原は、「今日はちょっと賢くなりましたね~」とうれしそうに話していた。
『蛍火』のカップリング2曲目は、原由実の○○ラジオのオープニング楽曲である『あふれる想い』。この楽曲は、原が初めて作詞をしたということで、そのときのエピソードが明かされた。なんでも、作詞には“1ヵ月と1日”かかり、1日だけ締切を破ってしまったのだそうで、原自身が悩み抜いて考えたという歌詞には、お世話になっている人たちへの感謝の想いが込められているという。また、歌の最後には、レコーディングが終わった後に急遽入れることが決まったという、とある言葉も入っている。こちらもまた、原の感謝の想いが伝わる内容なので、聴いたことがない方は、ぜひ聴いてみてほしい。
フリートークの後は、ファンからの質問コーナーへ。まずは、藤本氏が選んだ“音楽へのあふれる想い”、“役者業へのあふれる想い”、“食べ物へのあふれる想い”、“プロモーションへのあふれる想い”という4つの質問の中から、多数決で多かった質問をすることに。食べることが大好きの原にちなみ、“食べ物への溢れる想い”がダントツで支持されたということで、原がひいきにしている餃子の王将の店舗の中から、東京近郊のオススメ店が発表された。そこで発表された、原のオススメ店舗と寸評は以下の通り。気になったかたは、ぜひ足を運んでみてはいかがだろう。
●東京近郊の餃子の王将の中で原由実オススメの店舗
3位:中野店【寸評】使われている油がよくておいしそう。
2位:渋谷・道玄坂店 【寸評】チャーハンの色が輝いている。
1位:上野店 【寸評】大好きな大阪の店舗の味に近く、ダントツでおいしい。天津飯がオススメ。
質問タイムでは、「つぎに作詞するときはどういった曲にしたいか?」、「次回のCDはどんなジャケットにしたい?」といった質問が寄せられた。作詞については、「『あふれる想い』では、自分の気持ちを歌詞にしたので、今度は自分が憧れているシチュエーションを妄想して入れてみたい」とのこと。また、ジャケットについては、「『蛍火』がムーディーな感じだったので、かわいい感じにしたいです。でも、かわいすぎるのは似合わないかなと思うので(笑)。オトナかわいい感じにしてみたいですね」と語っていた。
和気あいあいとトークが進む中、イベントも終盤へ。ここで、生歌が初披露となる『Spiral Moment』が流れ出す。激しいロック調の楽曲をパワフルに歌い上げる原に、ファンもコールを入れて応えていくが、そんなノリノリの状況の中、楽曲は原が「入りが難しい」と打ち明けた場面に近づいていく。2番のサビを過ぎ、間奏も終わりに差し掛かると、いよいよその瞬間へ。ファンが保護者のような気持ちで固唾を飲んで見守る中、指でテンポを刻んだ原は、果たして、ビタッと入りを合わせて見事に成功! この成功に、会場はこの日いちばんの盛り上がりを見せていた。
イベントの最後は、『蛍火』のサイン入りポスターをかけてのジャンケン大会。はらまるくんを持った原が腹話術をしながらジャンケンに挑戦するなど、終始和やかな雰囲気のなか、イベントは幕を閉じた。
■蛍火
好評発売中 1680円[税込]
発売元/販売元:5pb./メディアファクトリー
【収録曲】
01. 蛍火
02. あふれる想い
03. Spiral Moment
04. 蛍火(instrumental)
05. あふれる想い(instrumental)
06. Spiral Moment(instrumental)