豪華ゲスト陣によるトークショー&サイン会
2013年4月14日、東京・新宿のフラッグスビル内7階にあるタワーレコード新宿店にて、サウンドトラックCD『レイトン教授VS逆転裁判 魔法音楽大全』の発売記念スペシャルイベントが開催された。このCDは、カプコンの『逆転裁判』シリーズとレベルファイブの『レイトン教授』シリーズのコラボタイトル『レイトン教授VS逆転裁判』の楽曲を収録したサウンドトラックで、4月10日に発売された。CDは、レベルファイブのコンポーザー・西浦智仁氏が手がけた“レイトン教授Disc”とカプコンのコンポーザー・北川保昌氏による“逆転裁判Disc”、さらにアニメシーンの楽曲を収めた“ムービーDisc”の3枚組。また、パッケージは特製スリーブケース仕様で、豪華なデザインが施されている。
商品名:レイトン教授VS逆転裁判 魔法音楽大全
発売日:2013年4月10日
価格:4200円[税込]
発売元:カプコン セルピュータレーベル
仕様:CD3枚組・紙製スリーブケース
イベントにゲストとして登壇したのは、カプコンの竹下博信プロデューサー、『レイトン教授VS逆転裁判』の逆転裁判パートディレクター巧舟氏(カプコン)、サウンドディレクターの北川保昌氏(カプコン)と西浦智仁氏(レベルファイブ) の4人。最初に本作の楽曲制作のポイントについて、「『逆転裁判』では、いつもピコピコサウンドなゲーム音楽でやっていたのですが、さすがにそれでは『レイトン教授』には合わないだろうと(笑)。そこでどうしようかということになりましたが、本作は”魔法”と”中世”というキーワードがあったので、そういう雰囲気でいこうと考えました」と巧氏。そして実際の制作の中心となった北川氏と西浦氏、最初に北川氏がレベルファイブへ打ち合わせに行ったそうだが、この話から、「西浦さんのお部屋がすごく素敵で。アコーディオンとか置いてあるんですよ(笑)。というかレベルファイブさんの社屋は全体的にラグジュアリーな空間というか」(北川氏)、「金がかかってるというか」(巧氏)、「ウチとは違うよね」(竹下氏)、と勢い余って脱線。これには西浦氏も「あんまりそこイジらないでください(笑)」。
そしてトークはゲーム中のボイスについても及び、「今回は、成歩堂くんの声を俳優の成宮寛貴さんに担当してもらったんですが、じつはオプションでクラシックモードを用意して、僕の充てたボイスと切り換えられるようにしようかという案もありました。諸事情でお蔵入りになりましたが(笑)」(巧氏)といった開発秘話も飛び出した。ちなみにこのボイス、「異議あり! 2012 ver.」、「ちょっと! Takumi ver.」として巧氏が新規録音したものが、イベント来場者限定の“おみやげ”として、このあと行われたサイン会参加者にプレゼントされた。
最後は告知コーナー。「シリーズ最新作の『レイトン教授と超文明Aの遺産』が発売中、4月27日には本作のファンブックも発売されますので、こちらもよろしくお願いします」(西浦氏)。竹下氏からは、「江城(プロデューサー)から、”近々『逆転裁判5』の新情報が出るので、よろしくお願いします”という伝言を預かってきました(笑)。楽しみにお待ちください」という要注目の発言も。続報に期待しよう。