ガイドライン施行は8月1日から

 2013年4月5日(金)に一般社団法人日本オンラインゲーム協会(以下、JOGA)は、「急拡大するスマートフォンゲーム市場において、会員企業の多くがソーシャルゲームプラットフォーム上ではなく、単独でスマートフォンゲームのサービスを行っている現状を考慮し、今後市場の成長とともに様々な問題が引き起こされることが予想されるため」、“スマートフォンゲームアプリケーション運用ガイドライン”を公表した。

 本ガイドラインには、“未成年者が安心して利用できる環境整備に関する事項”や、“ゲームの健全運営に関する事項”、“ランダム型アイテム販売方式(以下、ガチャ)に関する事項”などを規範として制定。未成年者が意図せずに課金しないよう、「適切な利用料金の上限や回数の設定、課金履歴の表示など、利用者が意図しない高額課金取引の抑止となるよう、サービス形態に応じゲームアプリ上での何らかの仕組みを導入すること」や、ガチャについて、「いずれかのレアアイテムを取得するための提供割合に基づく理論上の平均獲得金額の上限を50,000円以内とすること。ただし、いずれかのレアアイテムを取得するための提供割合に基づく理論上の平均獲得金額として50,000円を超える金額を設定するガチャの場合は、その対象となるいずれかのレアアイテムの取得に関する提供割合を表示すること」、「いずれかのレアアイテムを取得するまでの理論上の推定金額の上限は、ガチャ1回あたりの価額の100倍以内とし、当該倍率の上限を超える場合は、その推定金額またはその倍率を表示すること」などが書かれている。施行は2013年の8月1日(木)から。