『シュタインズ・ゲート 線形拘束のフェノグラム』には綯ルートが存在する?

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 2013年3月30日(土)、千葉県の幕張メッセで開催された“アニメ コンテンツ エキスポ 2013”で、プレイステーション3&Xbox 360用ソフト『シュタインズ・ゲート 線形拘束のフェノグラム』のステージが行われた。

 イベントが始まると、歌手のいとうかなこが登場し、『Hacking to the Gate』を歌い上げ、会場を盛り上げる。そして、てらそままさき(天王寺裕吾役)、山本彩乃(天王寺綯役)、松原達也氏(科学アドベンチャーシリーズプロデューサー)、志倉千代丸氏(科学アドベンチャーシリーズ企画・原作)が登壇し、作品の魅力を語った。

 『シュタインズ・ゲート 線形拘束のフェノグラム』では、これまでのシリーズとは異なり、主人公の岡部倫太郎以外のキャラクターの視点のシナリオも用意されている。全部で10本のシナリオのうち、8本は岡部以外のキャラクターの視点となっているのだ。そんな中、天王寺綯役の山本は、岡部のみ2ルートのシナリオが用意されていることに不服を申し立て、「1個分けてくれてもいいですよね」(山本)と発言。すると、志倉氏の「じゃあ、いまから(新ルートを)録りますか」というコメントに対し、プロデューサーの松原氏が「いまから録るというか、もう録ってますよね」とポロリ。これにステージ上の出演者も慌て始め「よくわからないルートに来ちゃってどうしたらいいか……」(山本)と困惑気味。そこへ畳み掛けるように「綯ちゃんルートのある世界線に来ちゃったんだね。綯ちゃんと言えば、そのあとの『ロボティクス・ノーツ』にも出てるから、『シュタインズ・ゲート』のあと、どうなったのか気になるでしょ?」とこちらも気になる発言をしたところで、MCを務めるMAGES.の高橋氏からこれ以上話題に触れることを止められてしまった。

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 なお、トークパートでは、天王寺裕吾役のてらそまの好きなキャラクターが、フェイリス・ニャンニャンであることが明らかになるなど、衝撃の事実も判明し会場は盛り上がる。さらに、プロデューサーの松原氏は『シュタインズ・ゲート 線形拘束のフェノグラム』を制作したことで、好きなキャラクターが変化したという。というのも、萌郁ルートでは、セリフとセリフのあいだのモノローグで、萌郁がどんなことを考えているのかが語られるため、どんな想いでラボの襲撃に参加したのかがわかり、より作品本編の深みを増す内容になっているとのことで、『シュタインズ・ゲート』ファンは必見となりそうだ。

 さらに会場では、なんと『シュタインズ・ゲート』の舞台化が発表された。こちらは志倉氏によると「ステージ上でフォーントリガーを使って物語が分岐するかもしれないという、舞台では初の試みになると思います」とコメント。物語の途中で観客が選択をしたシナリオが舞台上で描かれていくというものになるとのことだが、はたして? なお、舞台は2013年10月12日(土)から10月20日(日)まで、東京のZepp DiverCityで開催される。

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 イベントの最後には、いとうかなこと彩音が登場。いとうは『シュタインズ・ゲート 線形拘束のフェノグラム』のエンディング曲『楽園のホログラム』をゲームサイズで、彩音は、『シュタインズ・ゲート 線形拘束のフェノグラム』のオープニング曲『フェノグラム』をフルサイズで歌い上げ、観客を魅了した。

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