『YAIBA』最新ビジュアルを一挙公開!
米時間の2013年3月26日、GDC2013が開催中のサンフランシスコにて『YAIBA: NINJA GAIDEN Z』の最新ビジュアルと実機デモ映像が公開された。
『YAIBA: NINJA GAIDEN Z』はご存知の通り、稲船敬二氏(comcept)と早矢仕洋介氏(コーエーテクモゲームス/Team NINJA)が共同開発中の『NINJA GAIDEN』シリーズの最新作。硬派なアクションゲームとして知られる同シリーズにゾンビというテーマが融合して、まったく新しい“忍者×ゾンビ”アクションゲームとして制作が進められている。
しばらく動きが見られなかった本作だが、このたびGDC2013の開催に合わせて、サンフランシスコでプレス向けイベントを行った。一切の写真撮影がNGという状況だったが、本邦初公開となる最新ビジュアルと実機プレイ映像が披露された。
まずは最新ビジュアルをご覧いただきたい。
まるでアメコミ版『YAIBA』といった感じだが、これらは出版されているものではなく今回の機会に合わせてゲーム画面を加工して制作された最新ビジュアルであるとのこと。トゥーンレンダリング技術により生まれ変わった『NINJA GAIDEN』を表現するのに最適なスタイルとして選択されたのだ。
さらに実機デモ映像も披露された。まさにアメコミ(カートゥーン)調のビジュアルで描かれたカミカゼ・ヤイバが疾走し、空を駆け、ゾンビを斬り裂く映像となっており、記者は思わず息を飲んだ。ただし、この実機デモ映像は本来E3で公開する予定だったのを特別にプレス限定で披露してくれたため、読者には申し訳ないがまだ映像をご覧いただけない。とにかく期待感が沸々と湧き上がる映像だったので楽しみにしてほしい。
その後、プレスとの質疑応答が行われた。「主人公のヤイバを生み出すにあたり、インスピレーションを得たキャラクターは?」という質問に対し、稲船氏は「インスピレーションというほどではないが、『ドラゴンボール』に登場するベジータのイメージはある」と答えている。つまり『NINJA GAIDEN』シリーズのリュウ・ハヤブサが孫悟空の位置づけであり、その対照的な立ち位置にあるキャラクターとして共通項があるというわけだ。また、開発体制については、comceptとTeam NINJAからディレクターを出しており、アメリカ・ロサンゼルスに拠点を持つSPARKが開発を行なっているとのこと。3社のコラボレーションについて、異なるカルチャーがぶつかり合うことで、身内だけで作って小さくまとまるのではなく、化学反応を起こす狙いがあると稲船氏は語った。日本の忍者、アメリカのゾンビとお互いが本物を知る者同士であり、最高の組み合わせであることは間違いない。