PS4の気になる点を聞いてみた!
2013年2月21日(日本時間)にその存在が明かされ、大きな話題となっているソニー・コンピュータエンタテインメントの新ゲームハード”プレイステーション4(PS4)”に対するファーストインプレッションを、クリエイターに聞いた本特集。そのPart2をお届けする。ゲームの作り手である彼らが、この新ハードをどう見ているのか、どんなところに期待しているのか? 要注目だ。
※前編は→こちら
■クリエイターに聞いた質問
1.PS4の第一印象をお聞かせください。
2.PS4の機能・スペックなどでとくに気になるものを教えてください。
3.PS4の機能・スペックを活かして、どのようなゲームを作ってみたいですか?
※本記事は、週刊ファミ通2013年4月4・11日合併号(3月21日発売)に掲載されたものです。

ソニー・コンピュータエンタテインメント
JAPANスタジオ シニアバイスプレジデント
アラン・ベッカー氏
我々のミッションはつねに最高品質の“遊び”を作り新しい体験を皆さんにお届けし続けること
1.PS4の第一印象をお聞かせください。
PS4に関しては、純粋にワクワクしています。JAPANスタジオはPS4ハードウェアの開発段階から、ゲーム制作の視点で、ハードウェア開発チームへ意見をフィードバックすることで、開発に携わってきました。やっと皆さんにPS4を発表でき、SCEのひとりとしてたいへんうれしく思っています。我々のミッションはつねに最高品質の“遊び”を作り、新しい体験を皆さんにお届けし続けることですが、このPS4はまさにそれを実現するゲーム機です。
2.PS4の機能・スペックなどでとくに気になるものを教えてください。
クラウドを始めとする、“ネットワーク”の機能に注目しています。ユーザーは、友人から公開されたゲーム情報をPS4の画面上から受け取ることが可能で、そこから自分の興味の持ったタイトルを試遊し、ユーザーのゲーム体験を共有するなど、体験から共有まで、シームレスに行うことができます。“ネットワーク”は、PS3でも重要なキーワードですが、PS4では、さらに、これまでにないゲーム体験をユーザーにもたらしてくれると思います。
3.PS4の機能・スペックを活かして、どのようなゲームを作ってみたいですか?
PS4は多様なコンテンツを通じた豊かなゲーム体験だけでなく、さらに、さまざまなエンターテインメント体験を融合させた総合的な“遊び”を可能にします。JAPANスタジオのクリエイターは、制作中のソフトウェアタイトルはもちろん、今後のPS4専用ソフトウェアタイトルの制作を楽しみにしていますし、多彩なアイデアを考えていますので、ぜひご期待ください。

MAGES.
代表取締役社長
志倉千代丸氏
“ビデオゲームの在りかた”さえも変わりうる
1.PS4の第一印象をお聞かせください。
“ゲーム機で遊びながら、コミュニケーションはパソコンで行う”というこれまでのスタイルを変え、ゲームマシン1台でそれらを完結させる環境に、強く興味を持ちました。
2.PS4の機能・スペックなどでとくに気になるものを教えてください。
コミュニティーとの連携です。ここ数年で、ユーザーが求める“楽しさ”や“優越感”を感じるポイントに、変革が始まっています。デジタル環境における(CGや音楽などの)クリエイティブツールが急速に進化し、活性化された“UGC(※)”などはまさにわかりやすい例で、ユーザーみずからがコンテンツを作り、発信する時代になりました。これらのコミュニティーから得られるものは、ゲームのハイスコア体験よりも刺激的な場合が多く、消費型だったコンテンツ業界のトレンドに対し、今後はさらに大きな影響を与えるでしょう。ゲーム業界的にも各種ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)や動画共有サービスなど、コミュニティーとの連携には大きな意味があると目されていて、これはゲームを遊ぶきっかけとなる導線を増やすだけではなく、遊びかたを変え、さらに“ビデオゲームの在りかた”さえも変える力を持っている可能性があるからです。ゲームマシン1台でコミュニケーションできるようにすることが、ハードスペックを競うことよりも重要な時代に突入していると言えるかもしれません。
3.PS4の機能・スペックを活かして、どのようなゲームを作ってみたいですか?
PS4が、PS3よりもさらにハイスペックになっていることは言うまでもありません。“スペックが高い”というのは“ゲームが作りやすい”とほぼ同義なので、開発ツールや環境サポートなどにもあわせて期待したいと思います。PS4で作りたいゲームについては絶賛考え中です(笑)。
※UGC……User Generated Content。一般のユーザーによって作成されたコンテンツのこと。

グラスホッパー・マニファクチュア
CEO/ゲームデザイナー
須田剛一氏
PS4の“劇的”を感じさせるような、いつも以上に新しいゲームを作りたい
1.PS4の第一印象をお聞かせください。
これまで以上に長い付き合いになりそうな風体の四代目、と感じました。
2.PS4の機能・スペックなどでとくに気になるものを教えてください。
“いっしょに”感を詰め込んだ、SHAREボタンです。人と人がどこでもつながるという慣習ができあがった昨今だからこそ、人と人が遊ぶ場が幾重にも広がるであろうプレイ環境には、興味ムンムンです。
3.PS4の機能・スペックを活かして、どのようなゲームを作ってみたいですか?
劇的なゲームです。劇的なSHARE。劇的なクラウド。劇的なアーキテクチャ(※)。と、格好いい言葉を並べてみましたが、プレイヤーの皆さんにPS4の“劇的”を感じさせるような、いつも以上に新しいゲームを作りたいと思います。
※アーキテクチャ……コンピュータ用語としての意味は、機能面から見たときの構成方式、設計思想などを指す。

スパイク・チュンソフト
シニアプロデューサー
寺澤善徳氏
ユーザーのつながりが新しい遊びを作る
1.PS4の第一印象をお聞かせください。
お披露目されたのはコントローラだけですが、まずは、正当進化しているな、と。表面のタッチパネルはおもしろそうですね。それはそうと、早く本体を見たいです。SCEさんの新ハードですから、きっとスタイリッシュで格好よくなるはず!
2.PS4の機能・スペックなどでとくに気になるものを教えてください。
やはり、クラウド、ネットワーク、ソーシャルというキーワードが、いままでのゲームにどう融合されていくかでしょう。また、新ハードが出る際にはいつも気になることですが、“開発のしやすさ”がどこまで実現されるかという点も気になります。
3.PS4の機能・スペックを活かして、どのようなゲームを作ってみたいですか?
“常時ネットワークに接続される”というポイントについては、ゲーム業界としても、PCや携帯での開発で培われたアイデアがありますので、うまく活かせるものは取り入れていきたいと思っていますが、無理やり入れ込もうとは考えていません。ただ、PS4の本体機能として、ユーザー間のつながりが強くなるので、既存のスタンドアローンゲームであっても、新しい遊びが創出されていくと思います。あと、個人的には……仕事を休んでゲームをしているのが、バレない仕様にしてほしいなと思います(笑)。

セガ
取締役CCO
名越稔洋氏
大きな感動を多人数で共有する
1.PS4の第一印象をお聞かせください。
高画質を中心にした、高品位な商品作りをさらに可能にさせるスペックは、スゴイなと素直に感じます。自分もゲーム業界に入って23年が経ちますが、現在のスペックは、昔と比べれば夢のような話です。ただ同時に、その夢を最大限に膨らませるためにはいろいろな問題もあるので、手放しで喜んでいられない緊張感もあります。もちろんユーザーの皆さんは、その夢が最大限に膨らんだ姿を見たいという願いを持っていることも自覚しています。
2.PS4の機能・スペックなどでとくに気になるものを教えてください。
やはり、“ユーザーコミュニティー”を活性化させてゲームの楽しさを共有する仕組み、サービスに対する期待が大きいです。ゲームに“オンライン”という要素が当たり前のように導入されて久しいですが、その要素を通じて、ユーザーのつながりをもっと活発に育てていくサービスを期待しています。
3.PS4の機能・スペックを活かして、どのようなゲームを作ってみたいですか?
トータルすると、“大きな感動を多人数で共有する”という言葉になると思います。かつての常識では、あらゆる意味で、数が大きいと見かけはしょぼい、見た目が美しいと数が少ない、というジレンマがありましたが、そこからいかに脱するのか? が決め手ですかね。がんばります。

日本一ソフトウェア
代表取締役社長
新川宗平氏
じつは、いちばん気になるのは機能でもスペックでもなく発売時期
1.PS4の第一印象をお聞かせください。
「とうとう来たか!」というのが第一印象ですね。業界の活性化につながるので、新ハードの登場は大歓迎です。
2.PS4の機能・スペックなどでとくに気になるものを教えてください。
じつは、いちばん気になっているのは機能でもスペックでもなく、発売時期です。PS3はハードとして成熟し、まだまだ現役マシンとして活躍できるはずです。ユーザーさんにとっても、メーカーにとっても、時期としてPS4は早い気がしました。PS4の発売を受け、各メーカーがこれからどのプラットフォームに注力していくと決めるのか……けっこう大きな変動があると思います。
3.PS4の機能・スペックを活かして、どのようなゲームを作ってみたいですか?
せっかくPS4でタイトルを発売するなら、PS4ならではの機能は使っていきたいですね。日本一ソフトウェアの最初のPS4タイトルとしては、お客様のニーズがいちばん高い商品をリリースしたいと考えています。

マーベラスAQL
執行役員
はしもとよしふみ氏
行き着く先は“ゲーム機”であってほしい
1.PS4の第一印象をお聞かせください。
とうとう来たか、という感じですね。ゲームファンも私たちも、新しい進化は楽しみだと思います。また、かなり無茶なことを、ぜひ実現していただきたい。それでも、行き着く先は、いい意味でオモチャというか、やはり“ゲーム機”であってほしいと思っています。
2.PS4の機能・スペックなどでとくに気になるものを教えてください。
システムアーキテクチャも気になりますが、やはり、通信関係とコントローラでしょうか。ゲームファンに楽しんでもらうには、何よりデバイスが重要ですから。通信機能については、共有したいゲームはみんなと遊び、見られなくないものはこっそりと遊べる、“ヒミツ基地”みたいにカスタムできるといいですね。ソーシャル要素を含め、皆さんがゲームに触れる機会自体はより増えていますので、その中で、PS4の強さのようなものを見たいと思っています。
3.PS4の機能・スペックを活かして、どのようなゲームを作ってみたいですか?
みんなでつながった“ファンタジーRPG”とかいいですよね。毎日その世界へ帰る、二重生活をしているようなものを作りたいです。ずーっと冒険できるような。また、コントローラのライトバーでも、おもしろい仕掛けを入れてみたいですね。ホラー作品では、蛍光灯が何度か明滅して消えるというシーンがよくありますが、同じようなシーンを、ライトバーを利用して擬似的に作り出せれば、コントローラを触らなくても、もっとゲームへ介入できる仕組みが作れるかもしれません。マーベラスAQLは、“定番”と“挑戦”の両極の会社だと思っているので、すごく尖がったチャレンジをしてみたいです。

コーエーテクモゲームス
プロデューサー
早矢仕洋介氏
5つのキーワードの中に“高性能”がないのが印象的
1.PS4の第一印象をお聞かせください。
“家庭用ゲーム機”から“家庭用ゲームサービス機”になったことです。そこでどんなサービスが生まれていくのか、生むことができるのか。いろいろと想像が膨らみます。
2.PS4の機能・スペックなどでとくに気になるものを教えてください。
PS4の特徴を示す5つのキーワードである“Simple(使いやすさ)”、“Immediate(サクサク)”、“Social(ソーシャルとの融合)”、“Integrated(さまざまな機器・サービスとの連携)”、“Personalized(ユーザー体験の最適化)”の中に、“高性能”を示すキーワードがないというのが、いちばん印象的です。
3.PS4の機能・スペックを活かして、どのようなゲームを作ってみたいですか?
たとえば『デッド オア アライブ 5』では、昨年、facebookやYoutubeに対応しました。ただしこれは、あくまで自分のプレイ結果を披露する場としてのつながりであって、ゲーム中の体験とは切り離されたものです。PS4では、ソーシャルメディアとのつながりもゲームの一部になるような体験を作ってみたいですね。

レベルファイブ
代表取締役社長/CEO
日野晃博氏
リッチなMMORPG作りに興味があります
1.PS4の第一印象をお聞かせください。
いい意味で、SCEさんらしいハードだなと思います。ただし、高い性能を持っているぶん、値段が高くなることが心配ではあります。ですが、SCEさんのハードはつねにわくわくさせてくれるので、ソフトが充実することを願いつつ、期待したいと思います。
2.PS4の機能・スペックなどでとくに気になるものを教えてください。
今後、ゲームにおける、ソーシャルなどのネットワーク機能の充実は必須だと思います。作る側としては、それらの機能に関する、ハードメーカー側のサポート体制などはどうなるのかが気になるところです。
3.PS4の機能・スペックを活かして、どのようなゲームを作ってみたいですか?
MMORPG(多人数同時参加型オンラインRPG)などには強く興味があります。これまで、レベルファイブではあまり作ってこなかったジャンルですが、ハードの性能を最大限に活かした、ハイクオリティーでリッチなゲームを作ってみたいです。

サイバーコネクトツー
代表取締役社長
松山 洋氏
“新しい演出”と“新しい遊び”をさらなる次元で!
1.PS4の第一印象をお聞かせください。
いままでの“ゲームを遊ぶことしかできないゲーム専用機”から、“ゲームを中心に据えつつも、いまの時代に合った最新のサービスを受けられる総合エンターテインメントマシン”になった! というのが、率直な印象です。
2.PS4の機能・スペックなどでとくに気になるものを教えてください。
とくにクラウドサービスなどにより、よりゲームそのものが身近に感じられるのと同時に、生活の一部として当たり前のように“そばにいる”感じがうれしいですね。いまの時代に合った当たり前のサービスが受けられる感じ。高性能ゲーム機とスマホの利便性が究極に合体したイメージですね。相反して矛盾するはずのひとつの“解”。
3.PS4の機能・スペックを活かして、どのようなゲームを作ってみたいですか?
サイバーコネクトツーとしては、サービスはもちろんのことですが、やはり注目すべきはそのスペックですね。自分たちで積み上げてきた“超アニメ表現”の“向こう側”に挑戦したいと思っています。もっとも難しいことは自分を乗り越えること、ですからね。いまからまだ見ぬ未来の自分たちの作品にワクワクしています。

イメージエポック
代表取締役
御影良衛氏
作り手の要望が盛り込まれている点に感服
1.PS4の第一印象をお聞かせください。
いよいよ発表されたPS4の全貌に、非常に興奮を覚えています。今回発表されたスペックやコンセプトを見るだけでも、いままでにない進化や革新性が期待できるのは間違いありません。
2.PS4の機能・スペックなどでとくに気になるものを教えてください。
個人的には、“ソフトの作り手の観点からのアプローチが、丁寧に盛り込まれて開発されている”点に感服しました。
3.PS4の機能・スペックを活かして、どのようなゲームを作ってみたいですか?
新機軸を打ち出すゲームが、PS4で数多く生み出されていくであろうことに、いちゲームファンとしても、非常に楽しみな気持ちを持っています。我々イメージエポックとしても、ちょっと時間はかかってしまうかもしれませんが、じっくり取り組み、挑戦してみたいと思っています。

アークシステムワークス
プロデューサー
森 利道氏
バーチャル上に“ゲームセンター”を作ってみたい
1.PS4の第一印象をお聞かせください。
ネットワークという形を主体にした、次世代のハードだなと感じました。コントローラ(DUALSHOCK4)にも新しい試みがたくさん盛り込まれていて、おもしろそうなハードと思ったのが第一印象です。
2.PS4の機能・スペックなどでとくに気になるものを教えてください。
自分のアカウントを使用して、SNSでそのシーンをシェアできるなど、コミュニケーションツールとしての機能が大幅に強化されたと思いました。ネットワークが必須という印象は持ちましたが、多くの人が利用するSNSとの連動によって、気軽に人とつながってゲームを楽しむユーザーが増えるのではないでしょうか?
3.PS4の機能・スペックを活かして、どのようなゲームを作ってみたいですか?
やはり格闘ゲームを作っているからには、PS4の機能を使ってバーチャル上に“ゲームセンター”を作ってみたいですね。たとえば『ブレイブルー』、『ギルティギア』、『バトルファンタジア』など、アークシステムワークスで発売してきた歴代タイトルを遊べるようなイメージです。まるでアニメの世界が現実に近づいてきているようで、ワクワクします!

ガンホー・オンライン・エンターテイメント
代表取締役社長CEO兼エグゼクティブプロデューサー
森下一喜氏
次世代を担う方々に向けたゲーム機
1.PS4の第一印象をお聞かせください。
次世代機という名にふさわしい技術の結集を感じます。“制限なく”技術を発揮し、“最高におもしろいゲームを作る”ことに注力できるハードであると思います。
2.PS4の機能・スペックなどでとくに気になるものを教えてください。
とくに、メモリーサイズの容量についてはすごいと思いました。また、オンラインを使った、新しい遊びかたの提示がなされると思いますので、その点に可能性を感じましたね。加えて、PS4と、PS Vitaやスマートフォン・タブレット端末が、意識しないでつながれるクロスプラットフォームが気になっているところです。
3.PS4の機能・スペックを活かして、どのようなゲームを作ってみたいですか?
PS4は、次世代を担う方々に向けたゲーム機であると思います。オンラインやスマートフォンといった、自分たちの強みを活かしつつ、単に“グラフィックがきれいになりました”というものではない、いままで自分たちで一度も作ったことがないような、革新的な次世代ゲーム・エンターテインメントを創造できるように、ガンホーグループみんなでチャレンジしていきたいです。

角川ゲームス
エグゼクティブプロデューサー
安田善巳氏
もっとも気になっているのは価格
1.PS4の第一印象をお聞かせください。
ゲームを作りやすそうなハイエンドマシンだな、というのが第一印象です。アーキテクチャはもちろん、高速メモリーの搭載も含めて刷新されており、我々のようなソフトウェアの作り手に対する十分な配慮を実感させるマシンだと思います。
2.PS4の機能・スペックなどでとくに気になるものを教えてください。
気になる点は、ゲームユーザーに寄り添うように搭載される、ソーシャルネットワークとの連携や、PS Vitaを始めとする携帯デバイスを活用したリモートプレイなどのサポート機能です。コミュニティーやプレイスタイルを意識したゲーム機のリデザインと言いますか、PS4の新しいインタラクションデザインが、ゲームユーザーに浸透するといいですね。しかし、じつはもっとも気になっているのは、まだ発表されていないこと、ズバリ価格です。直球勝負で正当進化を目指したハイエンドマシンでしょうから、それなりの価格になると想像しますが、個人的にはユーザーフレンドリーな価格であることを願っております。
3.PS4の機能・スペックを活かして、どのようなゲームを作ってみたいですか?
PS4の発売は、弊社にとりましても、チャレンジングなタイトルをゲームユーザーの皆さんにご提案できる絶好のチャンスであると感じております。具体的なタイトル開発の検討を進めていますので、ご期待ください。

ガンバリオン
代表取締役社長
山倉千賀子氏
世界に開かれた多彩な体験ができそう
1.PS4の第一印象をお聞かせください。
親切なハードだな、という印象です。コントローラやカメラなどのデバイスも、センサーや機能が充実していて、どれをどう使ってもいいのですから。作り手としては、遊びの幅が大きく広げられるものを作れそうで、とても期待しています。
2.PS4の機能・スペックなどでとくに気になるものを教えてください。
ソーシャルやスマートフォンとの連動機能が充実しているプラットフォームですので、ネットワークを通じて、いままでにない、世界に開かれたさまざまな体験ができそうです。
3.PS4の機能・スペックを活かして、どのようなゲームを作ってみたいですか?
多機能デバイスを使っての新感覚の操作に、高スペックの据え置き機ならではのリッチな作りにプラスして、ネットワーク機能を使い、ネットワーク上のたくさんの人との連携や駆け引きが思う存分に楽しめる、そんなゲームを作りたいですね。PS4は、作り手にとっては開発しやすいハードですので、作りやすさがソフトにも反映されて、より質の高いゲームが続々と発売されるのではないでしょうか。作り手にとってもお客様にとっても、夢が広がるハードだと思います。

セガ
第一CS研究開発部
第2企画セクション セクションマネージャー
横山昌義氏
本当の意味での双方向メディア時代に
1.PS4の第一印象をお聞かせください。
個人的には、SONYグループの家電ハブステーション的な発展を予想していたところもあり、いい意味で“ゲームハード”としての進化を遂げてくれたと思っています。いちゲーム開発者として、創造意欲をくすぐられる仕掛けも多くあり、ワクワクしているところです。
2.PS4の機能・スペックなどでとくに気になるものを教えてください。
いちばん注目しているのはコントローラです。コントローラは、ユーザーにもっとも直感的に“品質”が伝わる重要な部分だと考えています。これまで国内で発売されてきたハードでも、時間を経て思い浮かぶのは、コントローラの手触りや操作感です。その感覚が、楽しかったゲームの思い出とともに美しく脳に記憶されています。今回発表されたコントローラは、初代PS以降、もっとも魅力を感じる形状・スペックなので、とても期待しています。
3.PS4の機能・スペックを活かして、どのようなゲームを作ってみたいですか?
新機能を見る限り、いよいよゲームも本当の意味での“双方向メディア”時代に突入したのだと思います。日本ではまだ、テレビなど“受動型”メディアの存在が大きいですが、PS4の登場で、“見る”から“動かせる”テレビのような新ジャンルが生まれてもおもしろいのではないかと思っています。そんな可能性をいろいろ考えています。