出演者もお客さんもゲームを満喫!
2013年3月10日(日)、東京・大井町にある、きゅりあん(大ホール)にてケータイサイト『ファミ通DX』で2013年3月中まで配信されているゲームバラエティー音声番組『ファミ通キャラクターズDX』のイベント“ファミ通キャラクターズDX ~ゲーマーだよ全員集合~”が開催された。今回はゲストにゲーマー男性声優陣を迎え、会場に集まった多くのお客さんを巻き込んだ白熱の対決をくり広げた。ファミ通.comでは同イベントの、昼の部の様子をお届けする。
ゲストにゲーム大好きな男性声優として知られる神谷浩史、KENN、近藤隆、間島淳司、吉野裕行の5人を迎えて行われた今回のイベント。会場には9割以上を占める女性ファンが集い、イベントの開始を待ち侘びる。そしてイベントが始まると番組パーソナリティーの鈴村健一と下田麻美のふたりが登場。今回のイベントタイトルに合わせて「オイーッス!」と挨拶をしつつ、イベントの主旨を説明。これまでのイベントで空気を読まずゲストに勝ってしまう“ファミ通キャラクターズDX”のふたりを阻止するべく、今回はゲームに自信のある5人の男性声優が集ったとのこと。さっそくステージに呼び込まれた5人は、「東京都から来ました神谷浩史です! ゲームが好きです! よろしくお願いします!!」などと、往年のゲームバラエティーでゲームにチャレンジする少年のような口調で意気込みを語り、会場の笑いを誘った。
今回のイベントでは、会場のお客さんも助っ人として参加するゲームが用意されており、優勝すると出演者全員のサイン入りTシャツと、コーナーごとに異なる景品がプレゼントされるということで、参加するファンも、出演者といっしょにゲームがプレイできるといううれしさもありつつも、みんな真剣な表情でゲームをプレイ。鈴村と下田のファミ通キャラクターズDXチームも、相手が誰であろうが、手を抜かないその姿勢は健在。その実力をいかんなく発揮していた。
最初のゲームは、プレイステーションで活躍する人気キャラクターが一堂に会し、激しいバトルをくり広げるアクションゲーム『プレイステーション オールスター・バトルロイヤル』。会場のお客さんとペアを組み、トーナメントを勝ち抜いたチームが、ファミ通キャラクターズDXチームと対戦をするという形式で試合は進む。チームは、神谷・マリさん、KENN・ユキエさん、近藤・タカコさん、間島・サトコさん、吉野・ユイさん、鈴村・ヨシノさんという組み合わせに。本来は抽選BOXから座席番号の書かれた紙を引き、その番号の人とペアを組むことになるのだが、吉野は「そこのお嬢さん」と最前列の女性を指名。「何の店だ?」とまわりから総ツッコミを受けながら、抽選BOXから座席番号を引くと、なんと指名した女性に当たるという神憑った展開を見せる。これに会場も大盛り上がりとなり、吉野自身も「今日の仕事は終わったから」と満足げだった。対戦では、神谷・マリさんチームが他チームを圧倒。とくにマリさんの操るパラッパが大活躍を見せ、最終的には“真のラッパーを決める”というよくわからない目的のもと、吉野や鈴村が同じパラッパを使用して勝負を挑むという展開に。しかし、そんなふたりも退け、すべての相手をマリさんが倒すという結果となり、これには神谷も「マリさんの力、見たかよ。ビビんなよマジで。マリさん、あざーっす!」と完全にチンピラモードとなり、功労者であるマリさんを手厚く労った。
続いてのゲームは、2012年9月にリリースされた3D対戦格闘アクションゲーム『鉄拳タッグトーナメント2』。こちらは助っ人ナシでのガチンコバトルに。ファミ通キャラクターズDXチームからは下田が代表としてトーナメントに参加するも、なんと最初の対戦相手は中学生のころに『鉄拳』のゲーム大会で準優勝をしたことがあるというKENNに当たってしまう。しかし、KENNを追いつめる活躍を見せ、会場を沸かせた。かつて『鉄拳3』をやり込んだことがあるという神谷が華麗なコンボで魅せるなど、見どころ盛りだくさんの試合が続いたが、最終的には近藤とKENNによるバトルに。『鉄拳』シリーズは、ほとんどプレイしたことがないという近藤だったが、KENNとの接戦をくり広げる。しかし、最後はKENNが接戦を制し、見事優勝を勝ち取った。
最後のゲームは、50種類以上ものミニゲームで楽しめるWii用ソフト『ゴーバケーション』。“ターゲット射撃”というゲームでの対戦となり、お客さんとペアを組んでプレイし、合計得点の多かったチームが勝利となるというルールだ。チームは、神谷・ユリエさん、KENN・ニシダさん、近藤・クサノさん、間島・マアヤさん、吉野・マミさん、鈴村・ナガセさんという組み合わせに。間島と組んだマアヤさんは、鈴村を動揺させるために名乗ったもので、じつは男性。「また嫌な空気になってきたぞー……」と2012年12月に行われたファミ通キャラクターズDXのイベントのことを思い出した鈴村は冷や汗をかいていた。(そのときはゲストのひとりに内田真礼が出演し、“マアヤ”トークで盛り上がった) 対決の結果は、鈴村・ナガセチームが196点を真っ先に叩き出し、ほかを圧倒して勝利。いつも通り空気を読まずに勝利を手にしたファミ通キャラクターズDXチームだったが、今回は同チームが得た景品を会場のファンにプレゼントする、ということで事なきを得た。
イベントの最後には、出演者がそれぞれに感想をファンに届け、イベントは幕を閉じた。
吉野 久しぶりにゲームをやって楽しかったです。
間島 ふだんはひとりで遊んでるんですけれど、皆さんの前で遊ぶことという経験はなかかないことなので、それが楽しかったです。いい経験になりました。
近藤 ゲームってひとりでやる人が多いじゃないですか。でも、こうして皆さんの前でプレイして、会場の皆さんが盛り上がってくれたことで、自分自身もすごく楽しめました。
KENN ゲームをガチでやってしまうとまわりが見えなくなるというか、それぐらい必死でやらせてもらえました。思い出に残るイベントになりました。
神谷 今日はマリ先輩についていくだけで、それだけで優勝をさせてもらったのであまり実感がないです(笑)。
下田 ファミ通キャラクターズDXとしては、ゲストが男性のみというイベントは初めてだったので、ステージ上でも楽屋でも、ガチさが漂っていて楽しかったです。ホントにまたこういうイベントがやれたらと思います。
鈴村 ファミ通キャラクターズDXという番組は、ケータイサイトの『ファミ通DX』自体がなくなってしまうので今年の3月に終了することになりました。でも、皆さんの応援のおかげで5年もやれました。本当にありがとうございました。番組が終わっても、ゲームの世界、ゲーム業界はまだまだ広がっていきますので、ゲームで遊んでください。こういう機会はまた作れるといいなと思っていますので、そのときはまたお越しください。