『ウルティマオンライン』のその先へ! 真にインタラクティブな世界の構築を目指す
『ウルティマ』シリーズで知られるリチャード・ギャリオット氏の新作RPG『Shroud of the Avatar: Forsaken Virtues』が、クラウドファンディングサイトKickStarterで日本時間3月18日夜に1万5000人近くから100万ドルを集め、まずは出資成立を確定した(※KickStarterは当初の設定額を超えないとプロジェクト非成立となり、出資が行われない)。
本作は西洋RPGの名作『ウルティマ』シリーズを手掛け、『ウルティマオンライン』でオンラインRPGの可能性を築き上げたリチャード・ギャリオット氏が、新スタジオPortalariumで開発している新作RPGタイトル。PC、Mac、Linuxをプラットフォームに、2014年のリリースを目指している。今年末にはKickStarterの出資者向けのαテストも行われる予定だ。
オンライン・オフライン双方でプレイが可能(ただしオフラインキャラクターをオンラインに持って行くといったことはできない)で、ソロプレイも考慮。キャラクターシステムはクラス(職業)制を採用せず、ゲーム開始時に選んだクラスにその後が影響されないデザインとなっている(今後詳細を発表予定)。
またマップは、いわゆるワールドマップと、その中の実際のアクションが行われるアドベンチャーシーンに分割される模様。
本作では真にインタラクティブなバーチャル世界の構築を目指しており、すでにプレイヤーがゲーム世界に住居を持てるハウジングシステムなども発表済み。KickStarterの出資額がこのまま伸びていくと、110万ドルでソーシャルおよび戦闘用ペットの導入、120万ドルで季節の天候システムなどが導入される予定だ。
リチャード・ギャリオット氏は今回の最初のゴール達成にあたり、「我々は興奮すると同時に、Shroud of the Avatarに賛同していただいているファンの皆さんが沢山いることに喜んでいます」、「私の目標は、私のゲーム開発の根本ともなるウルティマシリーズのプレイスタイルを思い起こさせるRPGを作ることです。もし、あなたが完全にインタラクティブなバーチャル世界、寓話、深みのあるオリジナルフィクションといったテーマのゲームが好きでしたら、本作で新しい体験を楽しんでいただくことができるでしょう。我々はファンタジーRPGを製作するにあたり、最新の素晴らしい技術を駆使できることに大変興奮しています」と述べているとのこと。