『キングダム ハーツ -HD 1.5 リミックス-』再録音された楽曲の魅力に迫るサウンドインタビュー

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PS3用ソフト『キングダム ハーツ -HD 1.5 リミックス-』のサウンドに関わった、コンポーザーの下村陽子氏、シンセサイザーオペレーターを務めたスクウェア・エニックスの河盛慶次氏、野田博郷氏、弦楽器のアレンジと収録を担当したongaqのTaQ氏、演奏を担当したongaq所属の録音専門オーケストラ“gaQdan(ガクダン)”の土屋雄作氏へのインタビューをお届け。

●生楽器の音で、下村陽子氏の楽曲が新たに奏でられる!

 スクウェア・エニックスの『キングダム ハーツ』(以下、『KH』)シリーズの初期の物語を綴った3作品、『KH ファイナル ミックス』、『KH Re:チェイン オブ メモリーズ』、『KH 358/2 Days(スリー ファイブ エイト デイズ オーバー ツー)』をHDリマスター化し、1本に収めたプレイステーション3用ソフト『KH -HD 1.5 リミックス-』(2013年3月14日発売)。本作の楽曲の一部は、HDリマスター化にあたり、生楽器の音で再録音されている。

 ファミ通ドットコムでは、コンポーザーの下村陽子氏、シンセサイザーオペレーターを務めたスクウェア・エニックスの河盛慶次氏、野田博郷氏、弦楽器の演奏、録音を担当したongaqのTaQ氏、録音専門オーケストラ“gaQdan(ガクダン)”の土屋雄作氏にインタビューを行い、収録中のエピソードや、『KH』シリーズへの思いなどを聞いた。


コンポーザー
下村陽子氏
(文中は下村)

スクウェア・エニックス
シンセサイザーオペレーター
河盛慶次氏
(文中は河盛)

スクウェア・エニックス
シンセサイザーオペレーター
野田博郷氏
(文中は野田)

gaQdan プロデューサー
ongaq(オンガク)代表取締役社長
TaQ氏
(文中はTaQ)

gaQdan コンサートマスター
土屋雄作氏
(文中は土屋)

――始めに、『KH1.5』における、皆さんの役割を教えてください。
下村 再録音する曲のレコーディングに立ち会い、演奏のディレクションを行いました。それから、ミックスされた曲の確認も担当させていただきました。
河盛 再録音のプランニングと、曲のミックス作業などを担当しました。
野田 河盛と同じく、録音された音を、ほかの楽器とミックスする作業などを行いました。
TaQ 僕は……勇気を出す係でした(笑)。どういう係だったのかは、後で詳しくお話しさせていただきますが……具体的には、下村さんの書かれた曲を、演奏用にアレンジして譜面を作ったり、収録の進行管理を行ったりすることが、おもな仕事でした。
土屋 オーケストラのコンサートマスターとして、ひたすら演奏を担当させていただきました。
※コンサートマスター……オーケストラの演奏をとりまとめる役。一般的には、第一ヴァイオリンの首席奏者がこの役を担う。通称“コンマス”。

――gaQdanは録音専門オーケストラとのことですが、そもそも録音専門オーケストラとは、どのようなものなのでしょうか?
TaQ 僕がgaQdanで目指しているのは、ハガキのネットプリントのようなことをオーケストラのサービスとして提供することなんです。いまのゲーム機はハイスペックなので、オーケストラの音楽をそのまま流すことができますが、昔のゲーム機では、使用できる音の数に制限がありました。4和音や16和音という制限の中で、コンポーザーの皆さんが工夫して作曲した努力の結晶が、ゲーム機に実装されてきたんです。

――オーケストラの音楽に比べると、圧倒的に少ない音数ですよね。
TaQ そうですね。オーケストラでは、木管や金管など、合わせて40パートは同時に音を鳴らすことができますから。そういうわけで、昔のゲームのために作られた音楽をオーケストラで演奏するには、音を増やす必要がありなおかつ聴いたときに整合性が取れるようにしなければならないんです。

――“音を増やす”なんて、どのようにしたらいいのか、素人には想像がつきませんね。
TaQ プロでも、オーケストレーションになれていなかったりすると、何から始めたらいいのか、わからない方も多いと思います。そこで、gaQdanの録音サービスは、難しい知識がなくても気軽に使っていただけるものにしたかったんです。自分で描いたイラストや、撮った写真を送ると、絵はがき印刷をしてくれる“ネットプリント”というサービスがありますよね。あれに近い発想で、楽曲がオケ用に作られていなくても、とりあえずongaqへ送ると、それがオケで録音されて返却される……そんなサービスが、創設時からの構想でした。今回、『KH -HD 1.5 リミックス-』で、この構想が実現できたと思っています。

――なるほど。では、その『KH -HD 1.5 リミックス-』で、音楽を録り直すことになった経緯を教えていただけますか?
河盛 『KH -HD 1.5 リミックス-』を作ることが決まった、という話を聞いた2秒後ぐらいに、「曲もいまの作りかたで再構成したい」と、ふと思ったんです。内蔵音源(※ゲーム機が持つ性能の範囲内で音色を作ってBGMを鳴らすこと)で作られた当時の曲は、いま聴いてみても、「限られた制約の中で作っているのに、すごいなあ」と思うデキなんですけれども。下村さんとは、『KH バース バイ スリープ』のときからいっしょに仕事をさせていただいているんですが、『KH バース バイ スリープ』から採用したストリーミング再生(※事前に録音した曲をBGMとして流すこと。ゲーム機の性能にあまり左右されず、豊かな音色が再現できる)のノウハウを、『KH -HD 1.5 リミックス-』に活かしたら、画面がHDになる感覚と同じように、ファンの方に音楽ももう一度、楽しんでいただけるかなと思ったんですね。
下村 最初は、私の知らないところで話が進んでいたんです(笑)。
河盛 「作り直したいな」と思って、何も知らない下村さんをランチミーティングにお誘いして、「再録音しませんか」とご提案させていただきました。

――河盛さんからお話を聞いて、下村さんはどう思われましたか?
下村 やるからには、自分でもできるかぎりのことをやらせていただきたい、とお話ししました。「このランチ、高くついたなぁ」なんて思いましたけどね(笑)。

――(笑)。今回、全部で何曲を録り直したのでしょうか?
河盛 『KH ファイナル ミックス』は、ほぼ全曲です。『KH Re:チェイン オブ メモリーズ』、『KH 358/2 Days』については一部の楽曲を録音しました。
TaQ 河盛さんからお話をいただいた時点で66曲ありまして、「おおっ」と思っているうちに着々と増えていきましたよね(笑)。
下村 『KH ファイナル ミックス』は、思った以上に曲数があったんですよね。同じ曲でも、イントロをカットしていたり、構成を変えていたりするバージョンがあって。
野田 プレイステーション2のロムを起動して、確認したりしましたね。
河盛 どのシーンに使ったんだろう……なんて、悩むバージョンもありました。

――では、弦楽器の録音を、gaQdanに依頼した理由は?
河盛 以前からTaQさんとは面識があったのですが、『KH -HD 1.5 リミックス-』の曲を再録音することになったとき、TaQさんが関わった『クリムゾンシュラウド』のインタビューがファミ通さんに載っていたのを思い出しまして……そこで、「曲数は多いですが、いかがでしょう?」とお願いしたんです。
※『クリムゾンシュラウド』のインタビューは→こちら
TaQ 「やります」と即答したんですけれど、いまだから正直に言うと、「66曲は絶対に無理だ」と思っていました(笑)。収録は2012年9月の頭ごろに、都内の大規模ホールで行ったんですが、こういう時に限ってそのホールの連日使用ができなかったために、どうしても1日で収録を終えなければならなくて。その日、撤収完了時刻は21時半と決まっていたものの、19時半の段階で、半分しか収録が終わっていなくて……。
下村 いまはこんなににこやかに話していますけど、収録の日は怖かったですよ、TaQさん。だんだん笑顔が消えていって……(笑)。
TaQ 奏者も呼吸が薄くなっていって、会話もなくなりましたね(笑)。
下村 でも、演奏はアツかったんですよ。
土屋 ここがオーケストラ録音の難しさなんですが、すべての楽器の音を同じホールで同時に一発録音しているので、後で特定の楽器の音だけ録り直したり重ねたりできないんです。ノーミスで12時間演奏することが要求される、シビアな現場でした。でも、本当に音がよく響くホールでしたし、「この曲、知ってる!」とテンションが上がっている『KH』ファンのgaQdanメンバーもいて、演奏には本当に熱が入りましたね。
TaQ 最後、「あと何曲、録りきろう」とメンバーが一丸となっていた瞬間は、生涯忘れられないと思います。
下村 数分すら惜しくて、お手洗いに立てないほどでした。
TaQ 終わったときは、感極まって拍手しちゃいましたよね。
下村 もし、残り時間を気にされるあまり、演奏に影響が出てしまうようなら、何曲かはあきらめて、残りの楽曲に集中していただこうと思ったりもしたのですが……最後は皆さんの凄まじい集中力で、結果、お願いしたぶんは全曲録音していただけました。


▲gaQdanによる『KH -HD 1.5 リミックス-』収録の模様。

――野田さん、河盛さん、下村さんは、その演奏を聴いて、いかがでしたか?
野田 時間のない中、これだけのものができるんだなあ、と驚きました。納得のいく、高いクオリティーで演奏していただけました。
河盛 打ち込みの音だと、生っぽく聴こえるようにするために細かい調整を入れなくてはいけないのですが、演奏していただいた音は、そのまま使用するだけですので……僕らとしては、ラクをさせていただきました(笑)。あの曲数を演奏していただき、本当に感謝しています。
下村 ユーザーの皆さんは、この10年のあいだ、原曲の印象を強く持っていらしたと思います。当時の曲には、独特の内蔵音源の力強さがありますから、生楽器の音にすることによって、「音はよくなったけど、迫力はなくなったよね」と言われるのはイヤでした。今回、gaQdanさんは、私からお願いせずとも、原曲のイメージを大事にした演奏をしてくださったので、うれしかったですね。
土屋 もともとの内蔵音源の曲がカッコいいので、その迫力を失わずに演奏するように心がけました。
TaQ RPGでは、やはりバトルの曲がもっとも聴かれると思うのですが、バトル曲は往々にしてスタッカートのフレーズが満載で、プレイヤーのテンションが上がるように作られていると思うんですね。でも、オーケストラの楽器って、もともと強い音で弾けるように設計されてはいないんです。ですので、純粋なクラシックの奏法で演奏すると、キレイな音にはなるのですが、そのぶん、アグレッシブな感じが出ない。gaQdanでは、僕が打ち込み音楽出身ということもあり、そのアグレッシブ感を弦楽器で出すための研究を行ってきました。音にツヤが出る弾きかた、スピード感が出る弾きかたなど、弾きかたのバリエーショ ンを、経験として蓄積してきたんです。
土屋 今回、その研究の結果が出せたのはうれしいですね。実際、曲によって意識的に弾きかたを変えました。
TaQ バトル曲では、“ガッ”というロックギターのようなニュアンスが必要なので、今回は中域と低域の楽器の演奏者を増やして収録しました。ふつうのオーケストラであれば、第1バイオリンの人数がいちばん多いのですが、今回、メロディーには後からフルートなどの音が乗ってくるのがわかっていたので、バイオリンを増やす必要はないと思ったんですよね。
下村 皆さんには、純粋なバージョンアップ……という表現がピッタリくるような演奏をしていただきました。レコーディングも、革新的な方法だったんですよ。
TaQ 同じキーの曲や、演奏家が弾いているときに同じ感情になれる曲をまとめる作業からアレンジが始まりました。70近い数の曲を、何度も何度も聴いて、分類していったんです。というのも、これだけの曲数だと、演奏家が一度演奏を終えて、息をついて構えなおし、つぎの録音に入るまでの時間がもったいなかったので、何曲も連続で演奏する手法をとることにしたからです。ぶっ通しで、16曲ぐらい弾くこともありました。
土屋 一度弾き出したら、30分ノンストップ、ということもありました。約70曲ありましたが、僕らの中では、実際には長編5曲にまとまっていたんですよ。

――その工夫があったからこそ、演奏家が気持ちを乗せて、10時間以上弾くことができたんですね。
下村 どうすれば、1日で、時間を無駄なく、テンションを持続して収録できるかということについて、いろいろなご提案をいただきました。
TaQ 苦労しただけあって、いい音ができたと思います。打ち込みでもいい音は作れますが、やはり演奏家が感情を出して演奏すると、目の前に景色が広がるような音になるのは間違いないですね。『KH -HD 1.5 リミックス-』は映像がとてもキレイなので、場面が動いたときに、音にも動きがあったら、プレイヤーの皆さんの心に訴えかけられるだろうと思いました。

――下村さんからは、演奏について、何かリクエストはありましたか?
土屋 下村さんが、低音のタイトさ、激しさにこだわっていらっしゃったんですよね。「打ち込みの激しさを失いたくない」と。
下村 「ザリザリ言う感じ」とか、擬音で伝えていましたね。
土屋 でも、口で「ザリ」という擬音を言っていただくと、僕たちのほうでは、その発言のホールでの響きかたから逆算して、どういう音を求めていらっしゃるのかわかるんです。

――理論的に説明するよりも、逆に伝わりやすいんですね。
下村 それから、私は曲を作るとき、弾いている人の姿を思い浮かべるんです。収録のとき、「ここは、ノリにノって、前かがみで弾いてほしい感じなんです。こんな感じの……」と、弾きかたのジェスチャーをしたのですが、演奏している皆さんと、私のいる場所が離れていたので、「すみません、見えません」って言われましたね(笑)。

――作曲中、音だけでなく、絵も思い浮かべていらっしゃるんですね。
下村 私はバイオリンを弾けないので、イメージですけど(笑)。コンサートで、コンマスの方が気持ちよくソロを弾いているのを見ると、その姿が頭の中に強く残っていたりするんです。「自分の曲も、こんな風に弾いてもらいたい」と思いながら、曲を作ったりすることもあります。

――TaQさんと土屋さんにお伺いしますが、下村さんの曲は、どのようなところが特徴的でしたか?
TaQ 独特な音の階段があるんです。3、3、3、2とか……それから、低弦のリズム。だかだん、だかだん、だかだん、という。今回のお仕事で、下村さんの曲の譜面をずっと分析していたら、だんだん自分が下村節のメロディーを書くようになってきた気がします(笑)。
土屋 低弦のリズムは、いまでも耳に聞こえてくるぐらい、印象的でした。
下村 当時は音数の制限があって、弦楽器には2トラックしか割けませんでした。オーケストラなら、第1バイオリン、第2バイオリン、ヴィオラ、チェロ、コンバスといった編成であるところを、2トラックで作らなければならなくて。「本当は、弦楽器でこういう表現がしたかったの!」念じながら(笑)、近いイメージになるように作ったので、その2トラックが強いリズムの単純なくり返しのみだったり、不思議な進行をしている箇所が、たくさんあったと思います。
TaQ もともと、「これはオーケストラ」、「これは室内楽」というイメージを持ちながら作曲されたと思うんです。ゲーム用の譜面にする前に、頭でそのイメージの音が響いていたはずです。下村さんの譜面をいただいた僕は、まず、各曲がどんなイメージで書かれたのか、時間をかけて考えていきました。
下村 TaQさんが考えるイメージと、私のイメージが合っているのか、何度もお問い合わせいただきましたが、聴いてみたら、「そうそう、これ」というアレンジになっていました。

――ちなみに、演奏するのが難しかった曲は、どの曲ですか?
土屋 前提として全般的に難しかった ということは置いておいて(笑)、グミシップの曲や……それから、この曲です。だんっだっ、だだだ、だだだだだだだだ、というリズムが難しくて……。夢中で演奏していたので、曲名が出ない(笑)。
下村 『The Deep End』だと思います。弾きにくいリズムでごめんなさいでした(笑)。

――収録中の印象的なエピソードを教えていただけますか?
河盛 録音の日、朝はとても晴れていたんです。それから午後になり、「もう時間がない!」とみんなが必死になっているときに外に出たら、大雨で。

――皆さんの気持ちを表すかのような雨だったんですね(笑)。
河盛 このムードでこの雨かあ……と思っていたんですけど、録音が終わったら、また晴れてて。本当に今回の録音を反映しているような天気で、驚きましたね。
下村 地面が濡れていて、「あれ、降ったんだ」と驚きました。

――では、gaQdanさんの収録作業の後に行った、ミックス作業はいかがでしたか?
野田 ある程度ミックスしていただいた状態の音源をいただいたので、こちらとしてはやりやすかったです。
下村 最後のミックスの確認は、いつも、つい「これも!」ってお願いしちゃうんですよね。いろいろとごめんね(笑)。
河盛 いつものことですから(笑)。
下村 「本当に微々たることなので、もう言わなくてもいいかなあ」と思いながら、でも言っちゃう。その部分の修正をお願いしないで、そのまま世に出たら、「ああ、この1音について、お願いしておけばよかった」って、後悔しちゃうのがわかるので。
河盛 音をまとめる段階では、僕の中ではまだ曲がフワフワしているんですが、下村さんのディレクションを経て、最後にできたものを聴くと、『KH』の音楽になったなあ、と思うんです。『KH』のハンコを押されたような気分になります。

――10年前の楽曲を聴いて、当時のことを思い出されましたか?
下村 本当に、もう10年、まだ10年なんですよね。曲を聴いていると、いろいろな思い出がフラッシュバックしてきて……「この曲、なかなかオーケーが出なかったな」とか(笑)。それから、「この曲、意外とカッコいいじゃん!」と、当時から印象が変わった曲もあったりして。懐かしさもあり、新しい発見もあり、ですね。当初、『KH』はシリーズ化の予定はありませんでしたから、本当に皆さんに支えられて、愛してもらって、ここまでこれました。10年前のゲームが、新たな装いで生まれ変われるのはすごいことですし、その作品に関わることができて、すごく幸せだと思っています。

――『KH -HD 2.5 リミックス-』が出るとしたら、やはり音は再録音されますか?
下村 『KHII』も内蔵音源ですからね。『KH』シリーズはバトル曲とフィールド曲がクロスフェードしますから、本来は1曲ぶんのメモリに、バトルとフィールドの2曲のデータを圧縮して入れていたんです。それが今回、生音を使ってもらえることになって、あぁよかったと思ったので……『KH -HD 2.5 リミックス-』が出るとしたら、やはり内蔵音源そのままというわけにはいかないですよね(笑)。皆さんのご期待を裏切るわけにはいきませんから。100曲ぐらいありますけど……。

――録音がさらにたいへんになりそうですね(笑)。
下村 『KHII』は、ラスボスの曲を始め、「これからバイオリンがどんどん出てくるぞ」という気持ちで、弦を意識して作った曲が多いですから、生楽器の音が映えると思います。

――『KHII』の曲を生楽器の演奏で聴けるとなれば、ファンも間違いなく喜ぶと思います。それでは、最後にひと言、読者へのメッセージをお願いします。
河盛 『KH -HD 1.5 リミックス-』の収録には、gaQdanさんを始め、多くの方が参加してくださいました。皆さん、熱い思いで参加してくださり、その思いが音楽にも表れていると思いますので、ぜひ聴いてください。
野田 プレイステーション2時代の音と、今回の音の違いを聴き比べながらプレイしてみてもらいたいですね。パワフルな音になっていると思いますので、楽しみにしていたください。
土屋 僕が『KH -HD 1.5 リミックス-』に直接的に関われたのは、演奏した12時間のみではありますが、これまで『KH』シリーズの中に脈々と受け継がれてきたものを、その12時間で出すことができたのではないかと思っています。どうぞお楽しみに。
TaQ 今回のお仕事は、gaQdan全員にとってチャレンジでした。初めての曲、短い収録時間……。「これ、できないよね?」と誰かが言ってしまったら、崩れてしまいそうな状態でした。でも、前向きにチャレンジできたのは、関係者一同が「いいものを作りたい」ということをいちばんに考えていたからです。収録日のことは、忘れられないですね。その1日は、ゲーム開発期間においてはほんの一瞬ですが、1日ぶん以上のがんばりを詰め込んだので、僕らの音が、プレイした皆さんが「おもしろい」と思うきっかけになってくれればうれしいです。
下村 メッセージは、すでにさっきいっぱい言っちゃいましたけど(笑)……今回、もちろんすべての曲がイチオシなのですが、その中でも、ぜひ、注目していただきたい曲が1曲あります。『KH 358/2 Days』で終盤に流れる、『Vector to the Heavens』という曲なのですが、この曲は、好きだと言ってくださる方が多く、この度、録音し直すことになりました。ピアニストのベンヤミン・ヌスさんの演奏を始め、非常に聴きごたえのある1曲になっていますので、楽しみに聴いていただければと思います。


●10周年記念サントラを3名にプレゼント!

 昨年(2012年)、『キングタム ハーツ』シリーズ生誕10周年を記念して制作された音楽CD『KINGDOM HEARTS 10 Anniversary FAN SELECTION -Melodies & Memories-』。特製ケース仕様の2枚組CDで、シリーズを彩ってきた300曲以上の楽曲の中から、ファン投票で選ばれた45曲に加え、ボーナストラック1曲を収録。ブックレットには、下村陽子氏と、シリーズディレクター・野村哲也氏のコメントが掲載されている。

 この10周年記念サウンドトラックを、抽選で3名にプレゼント! プレゼントは、下村氏のサイン入りです。欲しい方は、下記の応募フォームに必要事項を記入して応募してください。応募締切は2013年4月1日23:59。当選者の発表は、賞品の発送(2013年4月下旬予定)をもって代えさせていただきます。

■商品概要
商品名:KINGDOM HEARTS 10 Anniversary FAN SELECTION -Melodies & Memories-
品番:SQEX-10328~9
発売日:2012年9月19日(水)
価格:3500円[税込]
収録曲数:46曲収録
仕様:12センチCD2枚組
発売元:スクウェア・エニックス

楽曲の試聴もできるサウンドトラック公式サイトは→こちら


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