『とびだせ どうぶつの森』、『パズドラ』などが受賞!
一般社団法人デジタルメディア協会は、優秀なデジタルコンテンツ等の制作者を表彰する“デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー'12/第18回AMDアワード”において、年間コンテンツ賞“優秀賞”の授賞作品10作品(コンテンツ及びサービス)を発表した。
また、“江並直美賞(新人賞)”、“リージョナル賞”、“功労賞”の授賞者及び授賞作品も決定した。なお、2013年3月19日に発表される“大賞/総務大臣賞”及び“AMD理事長賞”は、“優秀賞”の10作品の中から選考される。
以下、リリースより抜粋。
本年の年間コンテンツ賞「優秀賞」は、平成24年1月1日より12月31日の間に日本国内において発売・発表(当該期間内に新たに普及・注目されたものも含む)された、デジタルメディアにて表現されるコンテンツ及び最新のデジタル技術を駆使して制作された国内(海外展開を含む)のデジタルコンテンツ及びサービスの中から選出されました。
また、授賞作品の審査は、実行委員会の指名する「第18回AMDアワードサポーター」により推薦されたコンテンツ及びサービスを、別に組織する審査会《審査員長:浜野保樹(東京大学名誉教授)》にて審議し決定しています。
「大賞/総務大臣賞」 及び 「AMD理事長賞」 各1作品は、“デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー'12/第18回AMDアワード”授賞式で発表いたします。
■デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー'12/第18回AMDアワード』授賞式
日時:平成25年3月19日(火曜日)16:30(開場16:00)
会場:明治記念館2F「蓬莱の間」(東京都港区元赤坂)
※過去のAMDアワードにつきましては、下記AMDホームページをご参照下さい。
→】コチラ】
【年間コンテンツ賞「優秀賞」The AMD Award 受賞作品/制作・関連会社等/受賞理由】
◆EOS C300/キャノン株式会社
高感度性能を活かして、肉眼の暗さでも撮影ができ、自然光と地明かりのみでも対応可能。また、長時間かけてセットを作り込まなくても、少ないライティングで、短時間で撮影可能。よって撮影日数が短縮され、経費軽減できることは、予算という面でも映画制作において画期的なカメラであるといえる。
◆EPUB 3/IDPF(国際電子出版フォーラム)
EPUB は米国、電子書籍標準化団体のIDPF が普及促進している電子書籍用ファイル・フォーマット規格。EPUB3では、EPUB3 規格に日本語サブセットを搭載することで、世界中のEPUB3 対応機器で日本語の電子出版物が利用可能になり、電子出版市場を世界標準のプラットフォームに乗せた大きな功績を讃える。
◆宇宙兄弟プロジェクト/株式会社コルク&講談社モーニング編集部
マンガを核にしながら、テレビアニメ化や実写映画化へとマルチ展開し、twitter やfacebook、ソーシャルゲームなどソーシャルメディアを駆使し、ファンを巻き込むことに成功。「宇宙兄弟」という壮大な世界観をエンタテインメントに仕立て上げた才能と努力は、コンテンツビジネスに携わるものに勇気とやる気を届けた。
◆おおかみこどもの雨と雪/「おおかみこどもの雨と雪」製作委員会/スタジオ地図
アニメーション映画として国民的に受容されるのはスタジオジブリ作品のみと長らく言われてきたなか、細田守監督による本作は、興行(興行収入42 億2000 万円)の面でもクオリティの点でも、ようやくその定説を覆し、新たなシーンと可能性を映画史に残したエポック的一本と言える。
◆ゴールデンボンバー/有限会社ユークリッド・エージェンシー
「ニコニコ動画」公式チャンネルでのユニークな動画配信や12ヵ月連続楽曲配信などネットデジタル時代ならではのプロモーション活動により、幅広いファンを獲得。楽曲リリース、ライブ活動はもちろん、動画配信やブログ、ツイッターなど独特なゆるいスタンスでの躍動を期待したい。
◆しゃべってコンシェル・しゃべってキャラ/株式会社NTTドコモ
日本語の認識精度が高く、回答も的確なものが多く実用的で、操作に慣れていないユーザーだけでなく、十分に使いこなせるだけのスキルを持ったユーザーにも有用なサービスといえる。ユーザーと会話をする機能も備えるなど、エージェントサービスの今後の進化に大きな影響を与える存在だ。
◆とびだせ どうぶつの森/任天堂株式会社
大人気シリーズの最新作が、発売わずか2 ヵ月で販売本数250 万本+α(ネットストア販売分)を突破。世代、性別を問わずに広く愛される、根本のゲーム性を維持しながらもネットワークを利用した遊びとサービスを充実させるなど新規のチャレンジも行い、ユーザーから高評価を得ている。
◆ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン/株式会社スクウェア・エニックス
伝統ある国民的RPG、大人気シリーズのナンバリングタイトルでありながら、初のオンラインRPG化。従来の成功法則、形式等に縛られずに時代に則したチャレンジを試み、発売3ヵ月で有料プレイヤー40万人突破など、数字的な実績も築いている。伝統と革新、その困難な両立を称える。
◆「NEXT A-CLASS」キャンペーン/株式会社博報堂/AOI Pro.Inc/Production I.G., Inc.
広告会社、CM 制作会社、そしてアニメーション会社という従来のアニメーション制作とは異なる座組み。そして公開から19 日間で200 万再生回数を達成。海外175 ヵ国からアクセスがあったという。さらに先行販売限定車200台も公開後、1か月以内に予約数を上回った。
◆パズル&ドラゴンズ/ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社
2月にリリースされて以降、口コミでアプリ市場トップセールスまで駆け上がり、年明け1月現在も、ほぼ1年間に渡ってトップに君臨し続けるスマホ業界の超ビッグタイトル。iPhone、Android 版累計で600 万DL 以上を記録している。
■功労賞 The Life Achievement Award
授賞者:国立国会図書館
1990年代という早期より、図書資料の保存のためにデジタル化に取り組み、蔵書検索システムを構築。所蔵する資料のほとんどをインターネットを通じて、世界のどこからでも検索可能とした世界のパイオニアである。明治・大正・昭和前期に出版された資料をスキャンニングした画像を提供する近代デジタルライブラリーなど、さまざまな電子図書館コンテンツも公開するなど、貴重な文化遺産のデジタル化に先陣を切ってとりくみ、大きな貢献を重ねている。
■江並直美賞(新人賞) The Naomi Enami Award
授賞者:真鍋 大度(株式会社ライゾマティクス)
アートと広告表現の両フィールドで斬新な作品を発表し続ける稀有な才能。ジャンルやフィールドを問わず、プログラミングを駆使して様々なプロジェクトに参加。MIT Media Lab、Fabrica をはじめ、世界各国でワークショップなどの教育普及活動も行う。特にテクノポップユニットPerfume に関するPerfume Global Projectは、ネットの中で起こっているコンシューマによる創作を商業プロジェクトに接続したこの時代らしい表現となり、多くの人に支持されている。
■リージョナル賞 The Regional Achievement Award
作品名:合志あぐっと!ねっと
制作・関連会社等: 「合志あぐっと!村」運営協議会(熊本県)
熊本県合志市の地域住民自らがICTを利活用した情報発信活動である。地域に根差した情報をSNS(ブログ、Facebook)、Web(Ustream)といったインターネットのほか、CATV や地元広報誌等の多くの媒体を活用し、積極的に情報発信を行っている。 そこの取り組みは、全国にある合志市と同様の地域における、地域ブランドの構築とデジタルコンテンツによる情報発信活動の融合による地域コミュニティ活性化の参考となる取組みである。
【デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー'12/第18 回AMD アワード開催概要】
■名称:デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー'12/第18 回AMD アワード
■主催:一般社団法人デジタルメディア協会(略称/AMD)
■協賛:イート金沢実行委員会、株式会社インプレスホールディングス、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ、株式会社角川グループホールディングス、グリー株式会社、コーエーテクモホールディングス株式会社、株式会社東北新社、株式会社ドワンゴ、株式会社バンダイナムコホールディングス、株式会社ブックウォーカー、株式会社ボイジャー
■後援:総務省
■推薦期間: <年間コンテンツ賞>平成24年12月12日(水)~平成25年1月10日(木)
■授賞式:
日時/平成25 年3 月19 日(火) 16:30~
会場/明治記念館 「蓬莱の間」、出席者/300 名(予定)
■趣旨:コンテンツ制作者の立場からデジタルコンテンツ産業の発展のために、デジタルメディアの質的向上ならびに人材育成を目的として、「AMD アワード」を制定致しております。
■対象作品:<年間コンテンツ賞>
平成24年1月1日より12月31日の間に日本国内において発売・発表(当該期間内に新たに普及・注目されたものを含む)されたデジタルメディアにて表現されるコンテンツ及び最新のデジタル技術を駆使して制作された国内(海外展開含む)の作品(デジタルコンテンツ及びサービス)。
■審査方法:「年間コンテンツ賞」については、実行委員会の指名する第18回AMD アワードサポーターにより推薦された作品を別に組織する審査会《審査員長:浜野保樹(東京大学名誉教授)》にて審議し、各賞を決定しています。
■賞の内容:<年間コンテンツ賞>
1)大賞/総務大臣賞(該当1 作品の制作者)
◆Digital Contents of The Year'12 The AMD Grand Prize ~総務大臣賞~
2)AMD 理事長賞(該当1 作品の制作者)
3)優秀賞(該当10 作品の制作者)
※1)、2)は、「優秀賞」授賞作品の中から選出されます。
※1)、2)は、授賞式当日の発表となります。
4)功労賞
業界への長年の献身・功績のあった人物、組織に対し与えられます。
5)江並直美賞(新人賞)
対象業績が業界における第一線へのデビューを飾るものであることを前提に業界の発展に寄与したと認められる人物に対し与えられます。
6)リージョナル賞(該当1 作品の企画団体)
地域に根ざしたデジタルコンテンツやサービスの中で、最も優れた功績を挙げた個人・団体に授与されます。