3Dで登場する新“古き良き時代” 体験版配信は3月上旬を予定

 2013年2月26日(火)、東京・銀座の“ヴァンパイア カフェ”にて、KONAMIのニンテンドー3DS用ソフト『キャッスルヴァニア ロード オブ シャドウ 宿命の魔鏡』のプレス体験会が開催された。『キャッスルヴァニア ロード オブ シャドウ 宿命の魔鏡』は、第1作目の発売より27年続いているKONAMIの『悪魔城ドラキュラ』シリーズの最新作で、2010年にプレイステーション3、Xbox 360で発売された『キャッスルヴァニア ~ロード・オブ・シャドウ~』の25年後を描いた作品となる。

▲“ヴァンパイア カフェ”だけあって、店内は雰囲気たっぷり。
▲しっかりと牙も生やしたKONAMI男爵。

 プレス体験会には、タキシードに身を包んだ“KONAMI男爵”が登場し、「新章として生まれ変わった本作を、ぜひ雰囲気満点の中で楽しんでいただけきたらと思います」と挨拶。会場になった“ヴァンパイア カフェ”と本作のコラボレーションキャンペーンが、2013年3月18日(月)から4月30日(火)まで実施されることを発表した。期間中、カフェではゲームをイメージしたメニューが全4種類登場するほか、注文者にはオリジナルコースターやプレゼントが贈られるとのこと。プレゼントの詳細については、本日大幅にリニューアルされた公式サイトなどで発表される予定。体験会にはヴァンパイア カフェの主である“ローズ伯爵”も登場し、コラボレーションメニューを解説した。

▲KONAMI男爵(左)と、“ヴァンパイア カフェ”の主ローズ男爵(右)。
▲ビデオレターを送ったDavid Coxプロデューサー。

 また、KONAMI欧州の開発リーダーを務める本作のプロデューサー、David Cox氏からのビデオレターも到着。David氏は、「本作は、古きよき8bit時代のファミコンやスーパーファミコンの作品のように横スクロール型探索アクションを意識して作っています。『悪魔城ドラキュラ』は日本のスタッフによって開発され、日本独自の味付けがほどこされたゲーム。今作が皆さまの目にどう映るか、非常に楽しみです。スペインの開発チームMarcurySteamは、『悪魔城ドラキュラ』に対してただならぬ熱意を持っているので、彼らが作り上げた新しいシリーズが、ファンの皆さまに気に入っていただけることを心から願っております。欧州目線から見た新たな発想によって作られた『悪魔城ドラキュラ』。この世界観でくり広げられるベルモンド一族対ドラキュラの血を血で洗う壮絶な戦いを、どうぞご堪能ください」とメッセージを送った。

▲左手前が、肉料理“月夜に照らされた漆黒の呪い-悪魔城の幻影-”1100円[税込]
グーラッシュとは、ゲームの舞台であるドラキュラ伝説で有名なトランシルヴァニア地方でも食される煮込み料理。ゲームの世界観を再現すべく、タイトルにも入っている城をパウダーアートで表現し、味わいのアクセントとして酸味のあるサワークリームが添えられている。ソースをつけてもよし、サワークリームをつけてもよしの一品でした。

▲右手前が、デザート“宿命の魔鏡-ベルモンドの悲劇-”650円[税込]
悪魔城ドラキュラシリーズで象徴的な武器の鞭をイメージしたソースデコレーションとふたつの十字架をモチーフにしたパンナコッタで、一族の悲しき宿命が表現されている。だれかと分け合って食べるのもおいしい。
▲左が、アルコール“トレバー・ベルモンドの決意 650円[税込]”
ウォッカベースの味わいさわやかなカクテル。トレバーの鎧の深いグリーンをイメージしたグラデーション。緑色に光る氷の美しさは、一見の価値あり。

▲右が、ノンアルコール “復讐のシモン・ベルモンド”750円[税込]
シモン・ベルモンドのイメージカラーの赤をクランベリーやブラッドオレンジで表現し、父の遺品のペンダントをデコレーションで再現。お酒がにがてな人でもだいじょうぶ。

 おいしいコラボ料理に舌鼓を打たせてもらった後は、意気揚々と本作をプレイ。要望の多かった2Dの探索型スクロールアクションに回帰しているだけあって、ファミコン・スーファミ時代の暗くなつかしい雰囲気がむんむん。新・古き良き時代……と言うと変な言葉だが、昔の良さといまの良さを兼ね備えている作品と言えば、すこしはおわかりいただけるだろうか。3Dグラフィックはそのダークゴシックな雰囲気を邪魔することなく、むしろさらなる美麗さを添えていたように思う。プロローグでは前作『キャッスルヴァニア ~ロード・オブ・シャドウ~』の主人公ガブリエルが登場し、操作方法とともにストーリーの流れを教えてくれるのだが、この時点からすでにもの悲しい雰囲気が全開。あらすじは公式サイトをチェックしてほしいのだが(コチラ)、主人公はそれはもう見事なまでに悲劇的な宿命を背負っている。その悲壮感とゲームの陰鬱とした空気があいまって「怖いのに見ちゃう」ならぬ「絶対この先悲しいことが起きるってわかってるのに進めちゃう」の、手がとまらないやめられない状態。レスポンスが非常にいいというのも好感度が高く、鞭で怪物たちをしばき倒してギミックを解いて……とやっているうちに、あっというまに体験会の三時間が終了してしまった。

▲操作画面はまだお見せできないので、代わりに操作方法の案内に描かれたゆかいなベルモンドたちをご覧ください。

 過去シリーズでもおなじみのアルカード、シモン・ベルモンドも出てくる『キャッスルヴァニア ロード オブ シャドウ 宿命の魔鏡』は、ニンテンドー3DS用ソフトとして2013年3月20日に発売予定。価格は4980円[税込]で、体験版の配信が2013年3月上旬に予定されている(詳細は今後発表予定)。ヴァンパイア・カフェでのコラボレーションメニューは2013年3月18日(月)から4月30日(火)までなので、ゲームだけではなく、ぜひダークゴシックな雰囲気で料理も堪能してみてはいかがだろうか?

■ヴァンパイア・カフェ
店舗名:銀座レストラン VAMPIRE CAFE(ヴァンパイア カフェ)
業態名:デザイナーズレストラン
住所:東京都中央区銀座6-7-6 ラペビル7F
TEL:03-3289-5360(FAX03-3289-5361)
E-mail:vampire@diamond-dining.com
時間:17:00~23:30(金・土・祝前~2:00、日・祝~23:00)
定休日:無休
座数:81席
面積:45坪
客単価:4000円
客層:20代~40代のOLやサラリーマン
オープン:2001年6月27日