10歳、13歳、そして32歳の鶴見タロウを演じました!

 『武装中学生 バスケットアーミー』と呼ばれる物語の中心にある小説。武装中学生 公式サイトでは、その小説に登場する8人の中学生それぞれにスポットを当て、知られざる過去を描いたオーディオドラマを公開している。
 今回は、1年以上にわたって連載公開してきたオーディオドラマのトリとなる、タロウ編の主人公・鶴見タロウの声を演じた、小田柿悠太さんにインタビューをした。

『武装中学生 バスケットアーミー』鶴見タロウの声を演じる小田柿悠太さんにインタビュー_02
『武装中学生 バスケットアーミー』鶴見タロウの声を演じる小田柿悠太さんにインタビュー_01
小田柿悠太(おだがきゆうた)
81プロデュース所属
鶴見タロウ(太郎)
年齢:14歳 生年月日:2011年10月3日
身長:175cm 血液型:O型

――収録を終えて。

小田柿 衝撃的なシナリオでしたね。

――小田柿さんは、今まで出番がないときでも『武装中学生』の収録に来ていました。

小田柿 理解度を高めるためです。『武装中学生』は面白いけれども、一方でとても複雑で……自分にとっては難しいと感じるところがありますので。

――『武装中学生』の収録が始まったのは、2011年の11月でした。

小田柿 その頃は、僕も声優として歩み始めてまだ数ヶ月という頃でした。ですから、時間もあったので、webで小説が更新されてタロウのセリフが出てくると、そのセリフを自分で声に出して練習していました。

――タロウ編のシナリオを振り返って。

小田柿 シナリオを見る前は、「吉野サトシとのエピソードが中心になるんじゃないか」とか、「吉野サトシとくっつくんじゃないか(笑)」とか予想していたんです。それが、親友であるサトシは一度も登場せず……驚きの展開が待っていました。

――主役のタロウ自身も、エピソードによって年齢が違います。

小田柿 10歳、13歳のタロウと、32歳のタロウを演じることになるとは思いもしませんでした。しかも、小説で描かれている2026年から16、17年後のタロウは、誤解を恐れずに言うと……まったくの別人でしたね。

――演じるのは難しかった?

小田柿 そうですね。ただ、それよりも難しかったのは、タロウが中国人と日本人のハーフであることによる、心の葛藤の表現です。ましてや、日本と中国が今よりももっと関係が悪化しているという社会にあるということを考えると、想像の範囲を超えています。それでも、この一年でタロウという人間を随分と理解できたんじゃないかという自負はあります。

――聴いている皆さんにひとこと

小田柿 タロウにまつわるドラマはもちろんですが、タロウの成長をぜひ感じて、そして驚いてほしいです。オーディオドラマという声と音だけで作られるドラマだからこそ、伝わる、感じられる何かがあると思っています。ぜひ、四話までしっかりと聴き届けてください!

■配信スケジュール

武装中学生 オーディオドラマ タロウ編 公開スケジュール

・第一話 【俺は――】 公開中!(→こちら

・第二話 【許す】 2月28日公開

・第三話 【棚上げ】 3月14日公開

・第四話 【始まりの日】 3月28日公開

■小説商品情報

いよいよ発売! 小説『武装中学生 バスケットアーミー』の商品情報は→コチラ!!

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武装中学生 バスケットアーミー ストーリーイントロダクション

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2026年8月、富士演習場――
名取トウコが所属する
私立東都防衛学院中等部三年二組は、
担当教官である神谷指導のもと、
夏季総合演習の最中にあった。

その過酷な訓練も、いよいよ最終日。
トウコたちを労う神谷は、
「最新兵器研究」と題した“課外授業”を提案する。

そして……事件は起こる。

何者かによる突然の襲撃。
響き渡る銃声、怒号、断末魔、
血の海に崩れ落ちる――。

前代未聞の事件をきっかけに
世間から「武装中学生」と揶揄される
15歳の少年少女たち。

そんな少年少女たちの未来を奪い去ろうと、
襲撃者たちの影が忍び寄る……。