アーケードにも最新作登場! これが楽しくないわけがない!
2013年2月15日~16日に千葉・幕張メッセで開催中の、アミューズメント業界の展示会“ジャパンアミューズメントエキスポ2013”(JAEPO2013)。バンダイナムコゲームスが出展しているアーケード用タイトル『マリオカート アーケードグランプリDX』の詳細と、ステージイベントの模様をリポートしよう。
本作は、言わずとしれた任天堂の家庭用人気アクションレーシングゲームシリーズ『マリオカート』をアーケード向けに開発したものだ。前作にあたる『マリオカート アーケードグランプリ2』は、2007年3月に発売されているが、いまだにアミューズメント施設では人気が高く、多くの人たちに遊ばれている定番マシンだ。
2013年2月15日、最初に行われたステージでは、本作を開発したバンダイナムコゲームスの小林景プロデューサーとともに、なんと本家『マリオカート』シリーズのプロデューサーである、任天堂の紺野秀樹氏も登場。紺野氏のお墨付きのもと、小林氏が本作の魅力を紹介してくれた。
本作では、“グランプリモード”“みんなで対戦モード”に加え、ふたつの新モード“ふたりで協力モード”“分身バトルモード”を追加された。前作も、みんなで遊ぶと楽しさが倍増する内容だったが、本作ではひとりでも楽しく、みんなで遊ぶとさらに楽しく、とよりパワーアップを遂げている。
新モードのひとつ“分身バトルモード”は、ひとりで遊ぶモード。全国のプレーヤーの走行のクセなどをコピーした“分身”と対戦し、順位に応じて獲得できるポイントをためて、自分のレベルを上げていく、という内容だ。
そしてもうひとつの新モード“ふたりで協力モード”は、その名の通り、プレーヤー同士ふたりでチームを組んで、CPUのチームとレースを行うモード。ふたりの順位ポイントの合計で勝ち負けが決まる。また、以下のようなユニークな要素も導入されている。
■“合体カート”
“合体カート”アイテムを入手して使用すると、ふたりのカートが合体して1台の大きなカートに変身。ひとりは“運転”担当、もうひとりは“攻撃”担当となり、カートについた大砲を駆使してアイテムを撃ちまくり、ライバルチームのカートを邪魔することができる。
■“友情シールド”
チームふたりが一定距離接近して走ることで、それぞれのカートが“シールド”をまとい、ライバルチームからのアイテム攻撃を防ぐことができる。
紺野氏は、この“ふたりで協力モード”について、「これは大事な要素ですね。私は息子と遊ぶのですが、いままでは、息子が負けると悔しがるので、接待しながら遊んでいました(笑)。このモードなら、親子、カップルでケンカせずに協力して盛り上がれますね」(紺野氏)と語っていた。
そのほか本作には、以下のような特徴も。
■さまざまな要素をリニューアル!
リニューアルされた新コースは全部で10コース。また、新カートはカラーバリエーションも含めて50種類以上、レースで使用できるアイテムは新アイテムを追加して100種類以上が登場。
■ネットワークに対応!
ネットワークに対応。定期的なオンラインアップデートでコース、カート、アイテムが随時追加されるほか、新ゲームモードも投入される予定。
■新キャラクターとして『太鼓の達人』から“どんちゃん”が参戦
今作から新たに登場するキャラクターとして、人気音楽ゲーム『太鼓の達人』から人気キャラクター“どんちゃん”が参戦。オリジナルコースとして『太鼓の達人』の世界をテーマとしたコースも登場する。
■“飛ぶ”“潜る”といった新シチュエーションを導入
“空を飛ぶ”、“水に潜る”といった新シチュエーションも導入し、走る楽しさ、遊びの幅が前作以上に広がっている。
■シリーズお馴染みの“顔写真撮影”機能、“実況中継”機能を実装
前作で好評だった、プレーヤーの顔を取り込んでレース中に表示する“顔写真撮影”機能や、レースを盛り上げる「実況中継」機能を今作でも実装。“顔写真撮影機能”には顔写真を変形させる“ヘン顔フレーム”を搭載。また、実況のマイクパフォーマンスは声優の松本梨香さんが担当している。
■“バナパスポートカード”に対応
バンダイナムコゲームスの一部のアーケードゲームで共通して使えるユーザー認証カード“バナパスポートカード”に対応。その日の遊び方に合わせていつでも続きから遊ぶことができたり、各種アイテムなどを保存したりできる。アイテムやカートは、レース中に手に入る“マリオコイン”を集めることで獲得でき、コレクションを増やして楽しむことができる。
最後に紺野氏は、「このような形で、『マリオカート』を多くの人に遊んでもらえることをうれしく思います。『マリオカート アーケードグランプリDX』は本当におもしろいので、ぜひ遊んでみてください」と挨拶。続いて小林氏は、「開発は追い込みのまっただ中ですが、がんばって制作しています。小さなお子様から親御さん、お年寄りまで、そしてひとりでもカップルでも、いままで以上に幅広い人に楽しんでもらえるものになっていますので、楽しみにしていてください」と語り、プレゼンステージは終了となった。
アッキーナ&我が家のガチレース対決の行方は!?
続いては、ゲストにゲーム好きで知られるアイドルの南明奈と、お笑いタレントの我が家を迎えて、協力や対戦プレイをライブで披露するステージが行われた。
全員、『マリオカート』の大ファンだとのことで、南が「大好きなので、今日は呼んでもらえてうれしいです」と言えば、我が家・坪倉は「小学生の甥っ子ともよく遊びますが、『マリオカート』が下手だとバカにされるんです。今日は杉山も気合いが入っていて、前髪のセットに15分かけていました」とコメント。その我が家・杉山も、「僕たちはマリオ世代ですから、今日は負けられませんね」と気合いをアピール。最後に挨拶した我が家・谷田部は、「『マリオカート』も得意だけど、元整備工だったので、整備のほうが得意なんですよね。……できれば整備対決にしてもらえませんか?」ととぼけたコメントだったが、いずれにしても、全員『マリオカート』には自信がある様子だった。
1回目のプレイでは坪倉とバンダイナムコゲームスのスタッフが、2回目のプレイでは坪倉と南が、それぞれ“ふたりで協力モード”をプレイ。坪倉がマジ顔で黙々とプレイしてしまったり、南がヒールを脱いで本気モードになったりと、見ているだけでも、思わず熱くなってしまうゲームであることが一目瞭然。ふたりとも、巧みに“合体モード”を使いこなして、ライバルのカートを蹴散らしながら快走し、見事2レースともに1位でゴールしていた。
最後は、4人で“みんなで対戦モード”によるガチ対戦が行われることに。すでに2度プレイしている坪倉が圧倒的に有利かと思われたが、ゲーマーとしてならしているうえに、リアルでカートレース経験もあるという南が、さすがの快走を見せ、見事1位を勝ち取った。そして坪倉は最下位という結果に……。
最後に、4人からのメッセージは以下の通り。
南「小さい子どもからお年寄りまで、男女問わず誰でも楽しめる作品です。私もゲームセンターで遊んでいると思うので、いっしょに遊びましょう!」
坪倉「本当に楽しいですね。夏までにお金を貯めて、2台買って自宅に置きたいです」
杉山「操作は簡単だし、みんなで仲よく、こんなに笑えるゲームってなかなかないですよ。ぜひ遊んでみてください」
谷田部「いろいろなアイテムがあるのが楽しいですよね。個人的には、どんちゃんの足がアクセルに届いていたのが驚きました(笑)」
マリオカート アーケードグランプリDX
メーカー | バンダイナムコゲームス |
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対応機種 | ゲーセンアーケード |
発売日 | 2013年夏稼働開始予定 |
価格 | 1プレイ200円(出荷時設定) |
ジャンル | アクション / レース |