日本だけの重大発表も！『メタルギアライジングリベンジェンス』発売記念ローンチパーティーが開催【新CM・トレーラあり】

スネーク役のあの人も、スペシャルゲストとして登場

　2013年2月13日（水）、東京・表参道の246COMMONにて、KONAMIのプレイステーション3用ソフト『メタルギアライジングリベンジェンス』（2013年2月21日発売予定、以下『MGR』）の発売記念ローンチパーティ“METAL GEAR RISING REVENGEANCE WORLD TOUR 2013 LAUNCH PARTY”が開催された。イベントには、小島プロダクションの小島秀夫監督、小島プロダクションの新川洋司アートディレクター、小島プロダクションの是角有二プロデューサー、プラチナゲームズの稲葉敦志プロデューサーがゲストとして登場した。

▲写真左から、小島プロダクションの小島秀夫監督、小島プロダクションの新川洋司アートディレクター、小島プロダクションの是角有二プロデューサー、プラチナゲームズの稲葉敦志プロデューサー。

　登壇した小島監督は、「最初にプラチナゲームズさんとのコラボレーションを発表したときはいろいろ言われましたが、いま、僕は言いたいです。“見て！　この出来を！”」と、本作の完成度に大満足の様子。稲葉氏は、「看板の重さを含めいろいろ大変でしたが、本当に作ってよかったなと思っています」とコメントした。是角氏は「ゲーマーが楽しめるものにしようと決めて作りました。斬ることが最高に気持ちいい、雷電が最高にカッコイイものになっています」と、これまた大満足の様子。

　イベント名に“WORLD TOUR 2013”が入っている理由については、『MGR』の世界同時発売に合わせて、本日のイベントを皮切りに国内、北米、中南米、欧州の世界各地を回るワールドツアーを開催すると説明。ツアーは二手に分かれて行われ、小島監督と新川氏はフランス（2月19日）、スペイン（2月20日）、イタリア（2月21日）、イギリス（2月22日）、ドイツ（2月23日）の欧州に、是角氏と稲葉氏はアメリカ（2月18日）、メキシコ（2月20日）、アルゼンチン（2月22日）の北米、中南米を回るとのこと。日本でのイベントは、豪華景品が当たる発売記念抽選会が全国5地区の対象店舗にて開催されるほか（記事はコチラ）、雨の日にGameTSUTAYA加盟店にて、ゲーム中に登場する高周波ブレードをモチーフにした傘袋が合配布されるキャンペーン（記事はコチラ）などが実施される。

　そして、会場では、新CM“受験生篇”と“OL篇”の2本と、海外で公開予定のCMも公開され、「溜めたストレスは『MGR』で斬って斬って斬りまくってすっきりしよう！」と力強くアピールされていた。また、小島監督と、『MGR』のカットシーンを作っている小林ディレクター、プラチナゲームズの齋藤ディレクターの3人でコンペとしてトレーラーを制作していることも明かされ、「みんなでいっせーのせ、で見せあったら、ファーストカットが全部いっしょだった」というエピソードも。本日の会場では、小林氏が作った“ドラマ編”が上映。小島監督制作のトレーラーは来週中に公開されるとのことだ。そのほかにも、トレーラー“ユニークウェポン編”も公開されたのでお届けしよう。

■『メタルギアライジングリベンジェンス』トレーラー TVCM 受験生篇

『メタルギアライジングリベンジェンス』トレーラー TVCM OL篇

『メタルギアライジングリベンジェンス』トレーラードラマ編

『メタルギアライジングリベンジェンス』トレーラードラマユニークウェポン編

▲海外版CM。頬を切ってしまったりヤケドしたりパンを焦がしてしまったりした末に、男性が雷電に変身するというもの。

　イベントの途中では、スペシャルゲストとして本作の主人公・雷電役を務めた声優の堀内賢雄さんが登場。堀内さんは、今回の演技について、「スタッフがとにかく真剣で、その真剣さに応えるためには僕も本気で“なりきった”状態じゃないとできないなと思いました。おちゃらけた部分はすべて封印して、“とにかくカッコイイ、ひたすらカッコイイ”をテーマに演じました」と語った。

　また、“日本だけの重大発表”として明かされたのが、日本限定のダウンロードコンテンツ“木刀≪蛇魂≫”。これは、装備しているとスネークのさまざまな台詞が聴ける武器で、過去の名セリフがすべて聴ける上に、今回のために音声が録りなおされているとのこと。と、ここで、映像を見た小島監督が「いま、大塚さんの声が聴きたいな～」とぽつり。これは、もしや！？　と会場にいるファンが期待を込めて呼びかけると、スペシャルゲストの大塚明夫氏が登場！　大塚さんは「収録のために当時の声を聴き返すと、“演技が甘いな”と思うこともあり、もう一度演じられて嬉しいです。“雷電から見たスネーク像”を重視して演じるか、“当時の若いスネーク”として演じるか、なんども相談しながら収録しました」と収録を振り返っていた。

▲“木刀≪蛇魂≫”は、全部で3弾まで予定されているDLC第1弾“VRミッション”に収録予定。配信は2013年4月上旬を予定している。価格は300円[税込]。

▲「真心を込めて使うんだ。必要なのはダンボール箱に対する愛情。粗略な扱いは許さんぞ」

　最後に、登壇者たちがひとりずつメッセージを送った。是角氏は「触ったときの気持ちよさ、楽しさにこだわりました。自信を持ってお届けできるので、ぜひプレイしてください」とコメントし、稲葉氏は「あとは皆さんに遊んでもらうだけです。おもしろいという評価を頂ける出来になっています」と自信を覗かせた。「僕が悔しくなるくらい、プラチナゲームズさんはいい物を作ってくれました」と語ったのは新川氏だ。堀内さんは「物作りのプロが作るとこんなにすごいものができるんだと驚きました。限りなくストレスを溜めこんでいる人はぜひ斬ってください」とメッセージを送り、大塚さんは「僕も早くやりたくてやりたくてしょうがないです。必ずやります」と、逸る気持ちを抑えられないようだった。最後に、小島監督が「自由自在に斬れてスカッとできるゲームは、発明と言っていいくらいのものだと思っています。皆さんぜひプレイしてください。僕はワールドツアーで世界中を斬ってから、また日本に帰って来ます」とコメントして、イベントを締めくくった。