アメリカでも上々の手応え
現地時間の2013年1月8日~11日にかけて、アメリカ・ラスベガスで開催されている世界最大級の家電見本市CES2013。本イベントの会期中に、Gクラスタ・グローバル社が会場近くのホテルで、クラウドゲームマシンG-clusterの紹介デモを行った。
G-clusterは、昨年の東京ゲームショウにも出展され、“世界初のWi-Fiクラウドゲーム機”として話題となった(そのときの記事はコチラ)ゲーム機。ごく小さな本体をテレビやスマートフォン、タブレットなどのモニターに接続して使用する。ゲームの処理はすべてサーバー側で行い、その結果を映像としてWi-Fiを介して受信し、モニターに表示するというものだ。今回のCES2013へは、アメリカでの展開を見据えたプレゼンテーション目的で参加したとのことだが、NVIDIAのクラウドゲーム用プラットフォーム”NVIDIA GRID”を利用したサービスの日本での提供元としてして同社の名前が挙がったことなどから「こちら(アメリカ)に来てから問い合わせを多数いただいた」(担当者)そうで、手応えも上々のようだ。
気になる日本での展開だが、すでに発表されているように、サービス開始時期は2013年春を予定。本体価格は1万円以下、ローンチ時のタイトル数は「数十タイトルでスタートする予定」。また、コンテンツを利用するための料金形態に関しては、数種の月額課金やタイトル個別購入など、いくつかのプランを検討しているとのことだ(すでに同社がフランスで行っているクラウドゲームサービスは、月5ユーロ、10ユーロ、15ユーロの3つのプランがあるとのこと。ちなみに人気が高いのは、AAAタイトルが遊べる15ユーロのプランだそうだ。)。10年前からクラウドゲームサービス業を始め、多くのノウハウが蓄積されているという同社のG-cluster。日本での動向にも要注目だ。