自分だけの最強デッキを組んで、バトルに勝つのだ

 バンダイナムコゲームスから、2013年2月7日発売予定のPSP用ソフト『HEROES' VS(ヒーローズバーサス)』は、スパイク・チュンソフトが開発を担当しているドラマチック格闘アクション。ストーリーモードで集めたカードで自分だけのデッキを組み、バトル中にうまくカードを使っていくことで相手に勝利するのだ。今回は、バトルアクション時に使用するカードバトルについての概要や、駆け引きが重要な“ジャッジメント”システムについて紹介しよう。

◆カードの入手方法
 デッキに組み込むカードは、ストーリーモード中に収集可能だ。ステージの途中にあるプリズム(宝箱)やターミナル(ガシャ)、ステージのクリアー報酬などでカードを増やしていこう。

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▲ステージ途中にあるプリズム(宝箱)の中から、ランダムでカードが入手できることもある。
▲ターミナル(ガシャ)では、クレジット(コイン)を使用すると、ランダムでカードをゲットできる。
▲ステージごとのクリアー報酬。3つの中から好きなものを選択できるので、カードを選ぶことも可能。

◆デッキの作成ルール
 集めたカードは、以下のルールにのっとりデッキを構成する。
・“ヒーローカード”は、必ず1枚選択しなければならない
・“ヒーローカード”は、1枚しか選択できない
・デッキは、“ヒーローカード”を除いて、収録枚数30枚で構成しなければならない
・複数枚存在するカードは、最大3枚まで同じカードをデッキに組み込むことが可能
※ただし、“リミテッドカード”は1枚ずつしか組み込むことができない

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▲ヒーローカードは、必ず1枚セットしなければならない。
▲デッキは、ヒーローカードを除いて、全30枚で構成する必要がある。

◆バトル中のカード
 構築した30枚のカードにより、バトル中にさまざまな効果が発動する。
 まず、バトル開始時にランダムで5枚が選出される。そのカードを状況に応じて使用すると、代わりに新しいカードが補充される。各カードには“ウェイトタイム”が設定されており、再びそのカードを使用するためには、その“ウェイトタイム”分の時間がかかることになる。もし、バトル中に30枚を使い切ると、使えるのは“ヒーローカード”のみとなるのだ。

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▲バトル開始時に、デッキの中からランダムで5枚選出される。
▲左上に“H”とあるのがヒーローカード。右上の色が作品別カテゴリーを示し、カードの淵の色がゴールドならレアカード、シルバーならノーマルカードとなる。

◆カードのカテゴリー
<ヒーローカード>
・各ヒーローにつき1枚ずつあり、どれか1枚を必ずデッキに組み込む必要がある。また、組み込めるのは1枚のみ。
・“ウェイトタイム”は設定されているが、バトル中、何度でも使用可能。
・アクション中の効果は、ヒーローの技がその場で発動する。けん制や相手の攻撃をさえぎるのにも有効。

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▲恐竜グリード/“紫の波動”を、その場で発動
▲ダブルオーライザー/“GNビームサーベル”を発動
▲ウルトラマンエクサス/“コアインパルス”をその場で発動

<リミテッドカード>
・1枚ずつしか存在しないが、デッキには何枚でも組み込むことができる。
・アクションの効果は、カードによってさまざま。
・“ジャッジメント”(後述)発生時は、“効果打消カード”となる。

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▲ウルトラマンタロウ/相手を上から下に叩きつける
▲仮面ライダーアクセル/一瞬で敵に近づく
▲アルケーガンダム/当たると爆発するエネルギー球を複数設置する

<特殊カード>
・“フィニッシュモード”(全キャラ)、“リバイブバースト”(“ウルトラマン”シリーズ)、“ベルトフォース”(“仮面ライダー”シリーズ)、“覚醒”(“ガンダム”シリーズ)があり、該当キャラクターでのみ、それぞれが発動する。
・“フィニッシュモードではSPがMAXになると発動可”など、各特定条件を満たすと発動させることができる。

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▲リバイブバースト/“ウルトラマン”シリーズキャラクターを、一定時間、パワーアップ状態にする
▲ベルトフォース/“仮面ライダー”シリーズキャラクターの、つぎのジャンプ攻撃の威力を上昇させる
▲覚醒/“ガンダム”シリーズキャラクターのSP計算を、一定時間、4倍とする

<その他カード(ノーマル&レア)>
・同じカードでも、ノーマルとレアの2種類があり、各カード3枚までデッキに組み込むことができる。
・アクション中の効果はさまざまだが、レアカードのほうがノーマルより効果が高い、または“ウェイトタイム”が短い。
・“ジャッジメント”中の効果も、カードによって異なる。

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▲ライダーパス/一瞬で相手を近くに引き寄せる
▲帝国戦列艦ブリガンテ/ダメージを与えるエネルギー球を身にまとう
▲ギアナ高地/自分のHPを回復する

◆ジャッジメント
 相手との駆け引きが重要な本作のバトル。なかでも、勝敗を左右するほどの特大ダメージを与えられる“ジャッジメント”システムで、そのだいご味を味わうことができる。
 “ジャッジメント”は、自分が必殺技を撃てる状態で、かつ相手が必殺技を撃ってきたときに発生させることができる。“ジャッジメント”に負けると、かなりの大ダメージを受ける可能性が高いので、場合によっては“ジャッジメントを受けない”という選択肢もありなのだ。
 “ジャッジメント”を発生させると、20カウントのあいだ、手元の5枚のカードを好きなタイミングで出し合って、お互いの必殺技の攻撃力を高めていく。カードにはそれぞれ6種類の効果があり、最終的には攻撃力の差分が“ジャッジメント”に負けた側のダメージとなるのだ。また、どのカードを出しても、必殺技攻撃力は基本的には上昇し、同じ色のカードを連続で出せば、“チェーン”という、威力の増加幅が大きくなる状態になる。

<カードの効果>
・ヒーロー……その時点での必殺技攻撃力が3倍になる。ただし、その効果中に相手がヒーローカードを出した場合は“被り”となり、お互い1.5倍となる
・効果打消……直前に出されたカードの効果を打ち消す。ヒーローカードの効果も相殺できる
・速度増加……一定時間、自分のカード使用にかかる時間が短くなる
・速度減少……一定時間、相手のカード使用にかかる時間が長くなる
・ガード……効果打消カードを無効果する
・威力増加……威力の上昇度合いが大きくなる

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▲必殺技を撃たれたときに、自分も必殺技が撃てる状態、かつ“ジャッジメント”に応じたときに発動する。戦略的に発動させなくてもオーケー。
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▲“ジャッジメント”成立後、まずはお互いの必殺技の威力に応じた攻撃力が表示される。
▲制限時間内にお互いのカードを出し合って、攻撃力を変化させる。最終的に相手を上回れば勝利。
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▲左上のタイムカウントがなくなるまでのあいだに、手元の5枚のカードを使って必殺技の攻撃力を高めていく。

“ジャッジメント”の読み合い例
 バトルアクション中にやみくもにカードを使っていては、“ジャッジメント”に勝つのは難しい。ここでは、“効果打消”のカードを使った戦略の一例を紹介しよう。
(1)“ジャッジメント”への布石は、バトルアクション中から始まっている。バトルアクション中は、ヒーローカードと“効果打消”カードが手元に残るようにデッキを調整していく。
(2)“ジャッジメント”スタート。序盤にヒーローカードを出し、被りを回避。攻撃力3倍の効果もゲット。あとは、相手が持っているであろう、ヒーローカードを出すタイミングを待つ。
(3)読みどおり、相手がヒーローカードを出してきたら、すかさず“効果打消”カードを出して、ヒーローカードの効果を打ち消す。これで、相手より高い攻撃力を確保できるはずだ。

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▲相手は“フィニッシュ必殺技”なので、ベース攻撃力に大きな差が!
▲序盤にヒーローカードを出すことで、“被り”回避&攻撃力3倍を確保。そして、相手がヒーローカードを出すタイミングに合わせて効果打消カードを出すと……。
▲相手のヒーローカードによる攻撃力3倍効果を打ち消し、“ジャッジメント”バトルに見事勝利!

 ほかにも、戦略に合わせてさまざまなデッキを組むことができる。上記の“効果打消デッキ”に対して有効な“ガードデッキ”を作ったり、“速度増加デッキ”で、相手が対応する前にスピードで押し切ったり……と、戦略の幅はとても広い。相手の攻撃スタイルを読み、それに対応できるデッキを組めれば、“ジャッジメント”を制することも可能だ。


HEROES' VS(ヒーローズバーサス)
メーカー バンダイナムコゲームス
対応機種 PSPPSP
発売日 2013年2月7日
価格 (パッケージ版・ダウンロード版ともに)6280円[税込]
ジャンル ドラマチック格闘アクション
備考 開発:スパイク・チュンソフト