体験版は2012年12月20日より配信開始!

 ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンは、週刊ファミ通2012年1月3・10・17日合併号(2012年12月20日発売)において、2013年3月7日(木)発売予定のプレイステーション Vita用ソフト『SOUL SACRIFICE(ソウル・サクリファイス)』の最新情報を公開。生贄と救済の掟や、カスタマイズ要素などの新情報を明かした。 以下、記事内容を一部抜粋してお届けする。


 制作が発表されてから、約8ヵ月。2012年12月20日より、『SOULSACRIFICE(ソウル・サクリファイス)』体験版の無料配信がスタートする。いままでにない、スリリングでド派手な魔法バトルが楽しめる本作の魅力を、誰もがその手で確かめられるときが来た! そこで今回は、体験版で判明したゲームのシステムを、詳しく解説しよう。

生贄と救済の掟

▲何かを手に入れたければ、何かを失わなければならない。この世は欲望と代償で成り立っている。魔法使いの試験においても、それは同様だ。我々は、つねに選択を迫られている。

 本作における“選択”の中でも、とくに重要となるのが、“生贄”と“救済”の選択だ。ひん死の敵や仲間をどうするのか。この結果によって、プレイヤーのスタイルは変わっていく。さらに、戦闘以外にも影響は発生。戦闘後に入手できる供物の内容、エピソードの中身が少し変化するのだ。使える“刻印”も増えていくので、何を救い、何を救わないのかを考える必要がある。また、生命レベルや魔力レベルが高くなるにつれて、自分の見た目にも変化が生まれるようだが……?

<戦闘中に救済したとき>
・下級魔物を救済すると……
体力が少し回復し、生命レベルのゲージが溜まる。ゲージが満タンになると生命レベルが上昇、防御力と体力回復魔法の回復量が上がる。

・上級魔物(ボス)を救済すると……
フリークエストなどに連れていける"同行者"に、人間に戻った魔物を加えることができる。生命レベルのゲージも、より多く溜まる。

・仲間を救済すると……
みずからの体力を分け与えて、復活させることができる。

<戦闘中に生贄にしたとき>
・下級魔物を生贄にすると……
魔法の使用回数が少し回復し、魔力レベルのゲージが溜まる。ゲージが満タンになると魔力レベルが上昇し、攻撃力がアップする。

・上級魔物(ボス)を生贄にすると……
魔力レベルのゲージが、より多く溜まる。

・仲間を生贄にすると……
生贄魔法のグングニルが発動し、敵に大ダメージを与える。

ソロプレイ&マルチプレイ

▲世界を支配する魔法使い、それがマーリンだ。あなたは彼の生贄になるべく、牢屋に囚われているだけの存在である。誰も彼に逆らうことはできない。運命は非道で、不平等なのだ。

 配信される体験版は、製品版の一部を切り取っただけではなく、“序章”と呼ぶにふさわしいボリュームとなっている。ソロプレイでは運命的な物語と革新的な戦闘を、マルチプレイでは仲間との緊張感溢れる“共闘”を体験できるのだ。壮大な本編の断片ではあるが、本作の魅力を存分に味わえるだろう!

■ソロプレイ
魔法使いの物語を追体験する“狂人たちの「放浪記」”、魔法使いを好きなようにカスタマイズできる“我が肖像”、文献やあとがきが楽しめる。“「放浪記」”では、プレイヤーのパートナーとなる女魔法使い、ニミュエとともに“魔法使いの試験”全6章を体験する。すべてを読み終えると、フリークエストとして、“アヴァロンの要請録”が開放。“序奏の時代”4篇の追体験がプレイ可能となる。頼りになる同行者を連れて、強大な魔物と戦おう。

▲参加者の半数が死にいたる、魔法使いの試験。ふたりひと組で行われる試験でパートナーとなったのが、ニミュエだ。この“相棒”が一度だけ見せた涙が、あなたの心に突き刺さる。
▲過酷な試験を続けていくうちに、あなたはニミュエの秘めたる心の内を垣間見ることになる。そして……。

■マルチプレイ
 東京ゲームショウ2012で評判を呼んだケルベロスとハーピーに加え、後に紹介するジャック・オ・ランタンとの戦闘が体験できる。友だちどうしで近距離魔法、遠距離魔法、回復魔法、間接魔法といった役割を分担して、“共闘”を楽しみながら、自分のスタイルを見つけていこう。難度の低い下級魔物戦で戦いに慣れてから、手強いボス戦に挑戦するのがオススメだ。マルチプレイで入手した供物はソロプレイでも使えるので、活用したい。

▲ケルベロスとハーピーには調整が加えられているので、東京ゲームショウで体験した人でも、新鮮な気分で戦闘が楽しめるはずだ。

豊富なカスタマイズ要素

▲“我が肖像”がカスタマイズの舞台だ!

 リブロムを読んで追体験をし、報酬を受け取ったら、“我が肖像”で魔法使いのカスタマイズを行う。そして、さらなる追体験に挑戦する。これが、本作の基本的な流れとなる。このカスタマイズこそ、自分のプレイスタイルを決定づける要素のひとつ。細部まで設定して、自分だけの魔法使いを生み出そう。

1.容姿の変更
プレイヤーの分身である魔法使いの性別、顔、服装、ボイスが設定できる。選ぶボイスによって、ひん死になったときのリアクションに変化が現れるようだ。組み合わせ次第で印象が大きく変わるが、いつでも変更が可能なので、自由にカスタマイズしてみよう。

2.同行者の設定
フリークエストが体験できる“序奏の時代”では、ともに戦ってくれる同行者を決めることができる。最大ふたりまで選択可能なので、誰を連れて行くべきか慎重に判断を。

3.供物強化&合成
使用できる魔法の種類は最大で6つと限られている。“心眼”を使えばフィールドで回復可能とはいえ、使用回数も限定される。しかし、供物を強化したり、合成することでその威力や使用回数は変わり、より戦闘が行いやすくなる。プレイスタイルに合った供物を強化、合成するように。

4.刻印&レベルの書き換え
魔法使いの右腕に刻印を刻むことで、能力を変化させられる。刻印は、腕と肘にそれぞれふたつ、手のひらにひとつの、計5ヵ所に刻める。使える刻印は、レベルの上昇や物語の進行状況で増加していく。体験版では、レベル20までに開放される刻印をすべて入手できるのだ。

5.禁術
使用した魔法使いに大きな代償を強いる魔法、禁術。戦闘に持ち込める禁術はひとつのみだが、使える禁術は、条件を満たせば増えていく。術者が負わなければならない代償もさまざまだ。

終わりなき戦いをくり返す、異形の兵士 ジャック・オ・ランタン

 体験版のソロプレイ、マルチプレイともにプレイヤーの前に立ちはだかる魔物。炎を身にまとい、猛スピードで突進してくる。腕を追尾するミサイルのように飛ばして大ダメージを与えるといった、多彩な攻撃技も持つ。高い防御力を誇る、厄介な魔物だ。

■ジャック・オ・ランタン
世界の覇権を目論む“ロムルス帝国”と、抵抗する魔法使いたちとの戦争があった。ロムルス側が勝利したが、多くの犠牲者が出た。しかし、戦地に残存する魔法の影響だろうか、犠牲になった兵士の中には、人のまま死ねなかった者たちがいた。“まだ、戦える”――兵士の無念が魔法の残滓と反応し、奇跡が起こる。戦場に散っていた甲冑や剣が大きな塊となり、人間のような姿を成したのだ。それはまるで、戦場で育った“カボチャ”だった。中心が輝きを放つランタンのような姿を、人々は“ジャック・オ・ランタン”と呼んで畏れた。彼らの中では、まだ戦争は終わっていない。終わりなき戦いを永遠に続けるそれは、まさに“異形”と呼ぶべき存在だ。

▲広範囲に影響を及ぼす攻撃など、じつに対処しにくい強敵。しかし、その動作を冷静に観察すれば、勝てない相手ではない。

※詳しくは週刊ファミ通2012年1月3・10・17日合併号(2012年12月20日発売)をチェック


SOUL SACRIFICE(ソウル・サクリファイス)
メーカー ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン
対応機種 PSVPlayStation Vita
発売日 2013年3月7日発売予定
価格 5980円[税込]
ジャンル アクション / ファンタジー
備考 ※PS Store ダウンロード版は4900円[税込]、“共闘”ダブルパックは7980円[税込]、“PREMIUM EDITION”は29980円[税込]、オンライン対応(アドホック、Wi-Fi)、企画・開発:稲船敬二(comcept)、開発:マーベラスAQL、制作・プロデュース:ソニー・コンピュータエンタテインメント JAPAN Studio、サウンド:光田康典、鋒山亘