ついにオープンベータ開始! いまなら誰でも遊べる!

『機動戦士ガンダムオンライン』オープンベータテスト開始を記念したカウントダウンイベントが開催_19

 バンダイナムコオンラインは、2012年12月19日、PC用オンラインアクションゲーム『機動戦士ガンダムオンライン』のオープンベータテストを開始することを記念して、カウントダウンイベントを開始した。
 『機動戦士ガンダムオンライン』は、最大104人での対戦が楽しめる、PC用オンラインゲーム。基本プレイ料金無料+アイテム課金というスタイルで、気軽にプレイすることが可能。2012年12月19日17時よりオープンベータテストが実施されており、公式サイト(【コチラ】)からクライアントをダウンロードし、無料でプレイすることができる。

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▲丸山プロデューサー

 イベントの第1部では、本作のプロデューサーを務める丸山和也氏のほか、アムロ・レイ役でおなじみの声優・古谷徹、ゲーム好きアイドルの南明奈、ガンダムものまねで知られるタレントのぬまっちがゲストとして登場。ゲームを紹介しつつ、楽しいトークが展開された。

 最初に登場した丸山和也プロデューサーは、「1年前にタイトルを発表したときから大きな反響をいただき、のべ4回のクローズドベータテストでもたくさんの要望が寄せられましたが、それに応えられるようがんばって開発してきました。今日オープンベータテストを開始できることをうれしくおもいます」と挨拶。続けて、本作の新たなプロモーション映像を披露した。

※上の映像は、会場で上映されたPVとは異なります。

 映像に続いて、お待ちかねのゲストが順番に登場した。最初に登場した古谷は、プロモーション映像のナレーションについて、先週収録したばかりのものであることを明かし、「原稿を読みながら、これはやるしかない! と。スタートを心待ちにしていました」とコメント。また丸山氏からは、ギリギリのタイミングでの収録だったが、「さすが古谷さんという感じで、収録は一発オーケーでした」とのエピソードも披露された。
 南は、ゲーム好きであることについてコメントを求められると、「よく、犬を育てたりするかわいらしいゲームを遊んでいそうだと言われますが、アクションゲームのほうが好きなんです」と意外な返答。もちろんアニメのガンダムも見たことがあるそうで、本日のゲストとしてふさわしい嗜好の持ち主であることが明かされた。
 本日のゲストにふさわしい、という意味では、もちろんアムロ役の古谷の右に出る者はいない。『ガンダム』関連のゲームをよく遊んでいることでも知られる古谷だが、PCについても詳しいそうで、「PC歴は足かけ30年ですから。いまは自作パソコンをメインに使っています」とのことで、PC用オンラインゲームである本作についても、すでにプレイする準備は万端、といった様子だ。ちなみにPC好きの古谷は、秋葉原にもよく訪れるそうで、「ドスパラとかにパーツを買いにいったりしますよ(笑)」との意外な一面も。一般の人達に気づかれることはあまりないそうだが、「レジでしゃべると、声でバレてしまいますね。お店を出た後で、店員さんがこっそりついてきていて、握手を求められることもあります(苦笑)」と、有名人ならではのエピソードも語られた。

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▲左からぬまっち、南、古谷。

『機動戦士ガンダムオンライン』がスゴイ3つの理由とは?

 続いて、丸山プロデューサーより、本作の特徴が説明されていった。まず、何と言っても本作の最大の特徴と言えるのが、対戦人数の多さだ。最大104人が同時対戦できるのは、「ガンダムゲームでは史上初です」(丸山氏)。なお、なぜ100人以上という数字になったのかというと、「原作のアニメで、ジャブローでの大規模な戦闘が描かれていますが、そこで攻めてきたジオンのMSが53機という設定なんです。そこで、53機くらいのMSが攻めてくる大規模な戦闘を実現しようと言うことになりました」(丸山氏)という理由があるのだそうだ。
 これを聞いて、ぬまっちは思わず「毎回、ジャブロー級の戦闘が楽しめるというわけですね!」とコメント。古谷からは、「そんなに大勢いて、映像がカクカクしたりとかしないの?(笑)」とゲーム通らしい鋭いツッコミも入っていたが、丸山氏は「大丈夫です」と、苦笑いしつつも自信を持って断言していた。

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 丸山氏がつぎに挙げた本作の特徴は、“MSが5タイプに分かれている”という点。本作では強襲、重撃、狙撃、砲撃、支援と5タイプのMSが用意されている。プレイヤーは、その中から4種類のMSを選択して“デッキ”を作り、出撃することになる。プレイヤーの嗜好に合わせて、強襲タイプのMSでガンガン攻めてもいいし、狙撃タイプのMSで遠くからひたすら狙撃してもいいし、支援タイプのMSで味方の支援や修理に徹してもいい、というわけだ。いずれの行動でも、戦闘終了後に、自軍に貢献した分のポイントを入手できる。このあたりは、「大規模な戦闘は、みんなが前線で戦っていたわけではないですから」(丸山氏)という、戦場の事情をうまくゲームに落とし込んだ形だ。
 「どんなタイプのMSが好きですか?」と問われたゲストたちは、「僕は強襲タイプかな。ビームサーベルで切りまくりたい。アムロ、ガンダムですから(笑)」(古谷)、「狙撃タイプが好きですね。ほかの人がやりあっているところを、遠くからぽーんと狙いたいです(笑)」(南)、「僕も古谷さんのガンダムを、遠くから撃ちたいです」(ぬまっち)とコメント。こうした、プレイヤーごとの好みの戦いかたができるのは、本作の大きな魅力と言えそうだ。

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豪華パッケージ版が発売決定!

 ひと通り紹介が終わった後で、新情報として、豪華特典が多数同梱されたパッケージ版『機動戦士ガンダムオンライン プレミアムパッケージ』の発売が発表された。商品概要は以下の通り。なお、本商品は15000個の数量限定販売となる。

□商品名:『機動戦士ガンダムオンライン』プレミアムパッケージ (ザクコントローラー同梱版)
□希望価格:5964円(税込)
□発売日:2013年2月28日予定
【内容物】
◆ザク・コントローラー (「機動戦士ガンダムオンライン」専用オリジナル片手USBコントローラー ※ホリ社製)
※ザクコントローラーデザインは開発中のものです。
※片手用USBコントローラーです。マウスは商品に付属しません。
◆ゲームクライアントソフト (DVD-ROM)
◆プレミアムパッケージ特典アイテムコード(以下のゲームアイテムをまとめてゲットできてお得!)
この特典アイテムコード1つで以下のアイテムを入手できます。
※アイテムコードカードは大河原邦男さんと杉浦幸次さんの描きおろしデザインです。
○特典機体 1体
※地球連邦軍:「陸戦型ガンダム(コンテナ装備)」【支援タイプ】 、もしくは ジオン公国軍:「ドム・キャノン(単砲装備)」【砲撃タイプ】のいずれか1体。(使用するパイロットの所属軍により決定します)
○DXガシャコンチケット 1枚(※「DXガシャコン」を一回引けるチケットです。) 
○マスターメカニックチケット 1枚(※「マスターメカニック」で一回開発できるチケットです。) 
○限定エンブレム 1個(※機体に貼ることができる「プレミアムパッケージ」限定エンブレムです。) 
○機体カラースプレー 1個(※特定の機体カラーリングを1回変更することができるアイテムです。)
◆インストールガイド
◆コントローラー取扱説明書
◆『機動戦士ガンダムオンライン』オリジナル壁紙&スクリーンセーバー(※CBT時に先行配布したものと同一デザイン)

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▲パッケージイメージ
▲アイテムコードカードのイメージ
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▲ザク・コントローラー
▲ザク・コントローラーの使用イメージ。左手にコントローラー、右手でマウスを操作する。
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▲ザク・コントローラーを目にした古谷は、「またザクなの?」と渋い顔。丸山氏は慌てて、「ガンダム型も考えたのですが、ガンダムだとアンテナが指に刺さるのと、白は汚れが目立ってしまうので……」と言い訳(?)をしていた。
▲各社から推奨モデルPCが発売されることも発表に。

白熱の大規模対戦試遊会! 古谷・連邦軍vs南&ぬまっちジオン軍が激突!

 イベント第二部では、ゲストたちと、取材に訪れたプレス関係者、バンダイナムコオンラインスタッフを交えての大規模な対戦試遊会が行われた。古谷のプレイ用に用意されたのは、ガンダム、ガンタンク、ガンキャノン、ジムトレーナーの4機で構成された、なかなかに強力なデッキ。ぬまっちと南には、シャア専用ザク、ザクI(ピンク)、ザク・ワーカー(ピンク)を含んだデッキが用意された。

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 1戦目のマップは、ニューヤーク(昼)。連邦側で古谷が、ジオン側で南が参加した。古谷は、さすがにゲーム慣れしているだけあって鋭い動き。機体性能と、周囲の味方たちからの修理などのサポートによる恩恵も受けて、プレス関係者が操作するMSたちを、ビームライフルでつぎつぎと撃破する大活躍を見せた。ただし、敵指揮官の“エース要請”で出現したシャア専用ザクに挑み、ザクバズーカの一撃で撃破される、といった場面も。ときどき、思い出したように「コイツぅ!」「出てくるから!!」などの名ゼリフを聞かせてくれたものの、基本的にはプレイに夢中になるあまり、無言でゲームに没頭してしまっていたのが印象的だった。
 一方の南も、ゲーム好きの実力を遺憾なく発揮。遠距離やビルの合間からチクチクと狙い撃つ戦法を基本に、敵MSをどんどん撃破していた。終了間際には、古谷が操るガンダムを目ざとく発見し、背後からの攻撃で見事撃破してみせる活躍も見せた。
 戦いは、終始連邦軍が押し気味に進めていたものの、終了2分前あたりでジオンが一気に攻勢に出て、大逆転。そのままジオン軍が勝利を収める結果となった。ちなみにパイロット別の成績では、古谷が連邦軍の3位、南がジオン軍の5位につけ、確かな腕前を証明してみせた。
 1戦目の感想として、古谷は「みんなサクサク動いていてすごいね。これはハマるよ!」と絶賛。南も、「もうダメかと思っても、仲間が助けてくれたりして、楽しいですね」と、大人数ならではの楽しさに興奮していた様子だった。

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 2戦目のマップは、ニューヤーク(夜)。今度は連邦側で古谷が、ジオン側でぬまっちが参戦した。これが2戦目となるプレイヤーたちと違い、今回が初参戦となるぬまっちは、ビル群の中で迷子になってみたり、自軍のエース要請で出現したシャア専用ザクについていっておこぼれを狙ったり……とフリーダムにプレイ。終盤はひたすら古谷が操作するガンダムを探し続けていたが、いざ出会った瞬間、ビームライフルの一撃で撃破されるというお約束的な展開も見せてくれた。
 そして結果は、今度は終盤までリードを守りきった連邦がそのまま勝利。感想を求められたぬまっちは、「まったく油断できませんね。いつの間にかやられているという怖さを体感しました。……あと2週間練習する時間をください、もう一回勝負しましょう!」と語り、すっかり本作にハマったことをアピールしていた。

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 最後に、ゲスト3人が、それぞれ今日の感想と、ゲームファンへのメッセージを語ってくれた。

【ぬまっち】「50人vs50人の大人数で、キミの部屋が、毎日ア・バオア・クーになる! 勝利の栄光を、君たちに!」
【南】「楽しい体験をさせてもらって、ありがとうございました。このゲームは操作もそれほど難しくないので、普段あまりゲームをやらない人でも楽しめると思います。ぜひチャレンジしてみてください」
【古谷】「今日は気持ちのいい戦闘が味わえて楽しかったです。皆さんもハマること請け合いですよ。連邦はキミを待っている、ともに戦おう!」

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▲最後に、古谷のリードで、会場全員でカウントダウン。カウントゼロとともに、古谷が「機動戦士ガンダムオンライン、いきまーす!」と叫び、オープンベータテストがスタートとなった。
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大規模戦の楽しさを実感! 試遊体験リポート

 記事の最後に、本イベントで『機動戦士ガンダムオンライン』の大規模戦を体験した記者のインプレッションをお届け。これを読んで興味を持った人は、ぜひ一度プレイしてみてほしい!

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 どうも! ファミ通.comのシューター野郎、ミル☆吉村です。第二部として行われたゲストとプレス関係者らによる大規模戦に参加してきたんで、その模様をお伝えします。

 大規模戦はニューヤークマップで2試合行われ、バンダイナムコオンラインの関係者も含めて合計70人程度の戦い。第1戦はシャア(ぬまっち)が見守る中、古谷連邦軍にアッキーナジオンが逆転勝利。第2戦はオープンβテストから実装されたニューヤークの夜マップを舞台に、古谷連邦軍がぬまっちジオンに勝つという熱戦がくり広げられた。

 基本的にはTPS(三人称視点シューティング)に属する本作だが、そこはやはりモビルスーツでの戦いであり、オンラインFPSのような機動性と比べると重量感がある。
 当然それを補うためにブーストを使っていくわけなのだが、ブーストには限りがあり、使い切るとオーバーヒートしてしまうので、使い所を見極めなければいけない。“拠点奪取に向かうためにブーストで急ぐ-->途中で敵兵と交戦になるがすぐにオーバーヒート-->死亡”なんて流れもよくあった。
 それだけに、ブースト機動を完全にマスターしている敵に遭遇した時の絶望感といったらない。「あ、ニュータイプにやられた名も無き兵ってこんな感じか」と思ってる間に、間合いを詰められてバッサリといかれてお陀仏。舞うように戦場を駆け抜けて連続撃破できた時の快感といったらない。

 また、5種類の機体タイプがそれぞれいい感じに長所短所がはっきりしているのがいい感じだ。
 例えばガンダムなどの強襲タイプなら、接近戦に突入してしまえばこっちのもの。特に狙撃タイプや砲撃タイプでは間合いを詰めさえすれば、相手はほぼノーチャンス。しかし射撃武器の性能もアーマー値もそれほど高くないので、前線で出ようとした瞬間、バズーカや砲撃タイプの砲弾であっさり昇天することもある。
 それに加えて、人数が多いのもいいんですな。モビルスーツが大勢で戦っているワラワラ感も最高なんだけど、ゲーム面でもうまく機能しているのだ。というのも、前述した通りに機体の性能が結構ピーキーだし重量感があるので、超絶パイロットがひとりいてもある程度限界がある。いくらニュータイプ並みの挙動を見せても、そこそこ統制された砲撃タイプ部隊がバカスカ撃ってくる着弾地点付近では何秒生きてられるかって話で。

 だから指揮官役とか小隊のリーダーの指示が超大事。指示系統がゲームシステムにきっちり組み込まれているので、うまくハマった時は多大な効果を発揮する。敵の指揮官の指令があった時、敵モビルスーツがひと山単位で押し寄せてきた時の感動(と死の覚悟)といったら!
 最初の方は割と指示を無視して手薄そうな拠点を奪取しに行っていたのだが、通用したのは2回ぐらい。何せ単騎で行動していたので、重撃タイプの敵兵が複数でやってきたりしたら、もう割と終了なのだ。たった数回セコく裏をかくことに成功しても、それ自体は大局にはそれほど影響しないというのは「悲しいけど、コレ戦争なのよね」といった感。

 そういった具合に、“程よい重量感とブースト機動”“長所短所のはっきりとした機体性能”“多人数の大規模戦闘であること”“指揮系統を考慮したゲームシステム”がうまく噛み合い、本作ならではの“総勢100名以上が出撃するモビルスーツバトル”というゲーム性を見事に実現している感があった。一度体験してみる価値はあると思うので、気になった人はぜひチェックしてみてほしい。基本プレイは無料だしね。

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※画像はアルファ3テスト時のものです。