2012年12月11日、オーストラリアのシドニーで、エレクトロニック・アーツのプライベートイベント“EA ASIA SHOWCASE 2012”が行われた。本稿では、海外で2013年3月28日に発売予定のTPS(三人称視点シューティング)『Army of Two The Devil's Cartel』のプレゼンテーションデモの模様をお届けする。
本作は2人組のマッチョな兄貴がコンビを組んで撃ちまくる『アーミー オブ ツー』シリーズ最新作。本作では開発を『デッドスペース』シリーズなどを手掛けたVisceral Gamesが担当している。そして今回の相手は、ニュースでその恐ろしさを見聞きした人も多いだろう、メキシコの麻薬カルテル!
本シリーズと言えば、一応シリアステイストの現代モノなのに、思わず「ありえねー!」と言っちゃうオーバー・ザ・トップなバカ表現がちょいちょい入ってくることが特徴。敵が割とシャレにならない相手になっても、もちろんその独特な雰囲気は踏襲しており、新要素“オーバーキル・モード”もナイスバカ。
オーバーキル・モードは、じゃんじゃんバリバリ撃ち続けて爆破物がドカーンとかやっていると、テンション上がって“オーバーキル・メーター”が上昇し、マックスになるとスタンバイオーケー。発動するとスローモーションとともに攻撃にブーストがかかるようになり、スゴすぎて壁や柱は崩れ、ヒドイ時は建物の形が変わるほどのスーパーパワーを発揮するのだ! もちろんこの大破壊はロケット弾なんかを使っているのではなく、比較的普通のアサルトライフルでのことである(デモのラストではオーバーキル・モードでチョッパー(戦闘ヘリ)も落としていた)。
ちなみにこの建物破壊、『バトルフィールド』シリーズの最新ゲームエンジンFrostbite 2の売りである破壊表現を応用しているというのだから、最新技術で何やってんだ、素晴らしい!
なお、本作の2人協力プレイはオンライン経由だけでなく、スプリットスクリーン(画面分割)でも可能。そのほか銃やマスク(この兄貴たちは戦闘中は終始イカしたペイントのホッケーマスクを被っているのである)などのカスタマイズ要素も前作から踏襲しているので、ぜひ気のあった友達と「イェッフー!」と撃ちまくると楽しいと思うのであった。