観客動員数341万人の劇場アニメがBD&DVD化

 観客動員数341万人、興行収入41.8億円(2012年11月末時点)と大ヒットを記録した細田守監督作品『おおかみこどもの雨と雪』が、2013年2月20日にBlu-ray&DVD化される。また、同時にレンタルも開始。以下、リリースより抜粋。

細田守監督最新作『おおかみこどもの雨と雪』Blu-ray&DVDが2013年2月20日にリリース決定_01

■誰もが楽しめるエンターテイメント作品が完成!
今作で細田監督が描いたのは、「1人の女性が、恋愛・結婚・出産・子育てを通じて自立する過程」。およそ2時間で13年間という「時間」を丸ごと描き出すというアニメーションだからこそ実現可能な試み。親として、あるいは子として、どのような選択をするのか。そんな誰しもが直面するリアルで普遍的なテーマを描いている。

■豪華キャスト集結!
“おおかみおとこ”との恋をきっかけに、2人の《おおかみこども》の母となる主人公・花を宮﨑あおい、数奇な運命を受け入れ、花と子供たちを優しく見守り続ける“おおかみおとこ”を大沢たかおが演じる。2人とも細田監督作品初参加となる。また、田舎に移り住んだ花に厳しい自然の中での農作業を手ほどきする老爺・韮崎を演じた菅原文太をはじめ、アニメ/実写の垣根を超えた豪華なキャスティングが実現した。

■『時をかける少女』 『サマーウォーズ』のスタッフが再集結!
脚本に『八日目の蟬』で第35回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した奥寺佐渡子。キャラクターデザインに『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズでも人気の貞本義行と、『時をかける少女』『サマーウォーズ』に引き続き細田作品常連メンバーが再集結!

■Blu‐ray(本編BD1枚+特典BD1枚)
価格:7140円[税込]
【Blu‐ray本編 DISC】本編約115分
オーディオコメンタリー収録(出演:宮﨑あおい、大沢たかお、黒木華、西井幸人、大野百花、加部亜門、細田守)
【Blu‐ray 特典DISC】特典映像(劇場予告集、劇場公開時コラボ番組、劇場公開時イベント映像、各種プロモーション映像)
【初回限定特典】フィルムブックマーカー
【封入特典】ブックレット(劇場パンフレット縮刷版)
片面二層2枚組(本編DISC1 枚+特典DISC1 枚)、カラー、16:9、ビスタサイズ、1080p High-Definition(本編)、M-PEG4/AVC、リニアPCM2.0ch&5.1ch/ドルビーデジタル2.0ch(コメンタリー)、日本語字幕

■DVD(本編DVD1枚+特典DVD1枚)
価格:5040円[税込]
【DVD 本編DISC】本編約115分+オーディオコメンタリー収録 ※Blu‐ray 本編DISC と同収録内容
【DVD 特典DISC】※Blu‐ray 特典DISC と同収録内容
【初回限定特典】フィルムブックマーカー
【封入特典】ブックレット(劇場パンフレット縮刷版)
片面二層2枚組(本編DISC1枚+特典DISC1枚)、カラー、16:9、ビスタサイズ、ドルビーデジタル2.0ch/5.1ch、日本語字幕

■Blu-ray+DVD ファミリーパッケージ版
価格:6090円[税込]
【DVD 本編DISC】本編約115分 ※本編のみの収録
【Blu‐ray 本編DISC】本編約115分 ※本編のみの収録
【初回限定特典】フィルムブックマーカー
【封入特典】ブックレット

■レンタルDVD、Blu‐ray
各本編約115分のみ
※上記の仕様・収録内容は変更になる場合があります。

主要キャストによる囲み取材オフィシャルリポート

 2012年12月7日にはBlu-rayとDVD本編ディスクに収録される特典として、主要キャストと細田監督によるオーディオコメンタリー収録が行われ、その後に宮﨑あおい、黒木華 、西井幸人、大野百花、加部亜門、細田守監督の囲み取材が行われた。そのオフィシャルリポートを掲載。以下、オフィシャルリポート。

細田守監督最新作『おおかみこどもの雨と雪』Blu-ray&DVDが2013年2月20日にリリース決定_02

 オーディオコメンタリー収録を終えての感想&見どころについて宮﨑あおいさんは「本当にいい作品で何度みても、鳥肌がたったり涙が出たり感情を揺さぶられる瞬間がたくさんありました。(おおかみこどもの)雪ちゃんが(普通の人間の)草平くんに(秘密をうちあける)学校のシーンがたまらなく好きです。」とコメント。細田守監督は、「改めてすごい面々と一つの作品がつくれたなと思いました。コメンタリーは(制作)当時を思い出しながらいろいろ喋れたので、観て頂く方にはその場にいるような、本編とは違った楽しみができるので、是非期待して下さい。」と2012年大ヒット作品の新たな魅力を力強く語った。

 DVD化については同じく囲み取材に出席した黒木華さんは「(役作りについては)絵の雪ちゃんにひっぱられる感覚で自然に演じられました。DVDになったら友達を呼んで、みんなでみたいです。」とし、西井幸人さんは「楽曲や映像が素晴らしいです。家族や、カップルで何回も観てもらえると嬉しいです」とコメントした。また、今回おおかみこどもの幼年期を演じた大野百花ちゃんは「家族の絆が深まって、それが楽しいと実感できるから、みんなで雪の中で走りあって笑いあうシーンが好きです。雪は、顔は可愛いけど声は可愛くないよと監督に言われたので、自分の声にダミ声をいれて、自分じゃない声でやってみました」とし、加部亜門君は「雨はすごく気が弱くて弱虫だけど、どこかで成長しているのでそれが分かるよう工夫できたので、満足しています」と語った。

 最後に、細田守監督は「本当にいろんな感想をもらった作品だった。きっとそれは、みなさんがいろんな顔を思い浮かべながら、または自分に重ねて観てくれたからなのかなと。(ヒットできたのは)みなさんによりそうような作品をつくれたからかなと思いました。宮﨑さん演ずる、静かではあるが力強い“花”に注目してください。」とコメントし、宮﨑あおいさんは(これから作品をみるかたに対して)「本当に素敵な作品で自分にとっても今まで観たことがない実写のようなアニメーション作品。“おおかみこども”は現実にはない話だけれども、「おおかみ」か「人間」か、どちらとして生きるかの選択を描いて、普通の生活でも選択しながら生きていっているので共感して観ることができると思います。普段アニメーションをみない祖母も「すごく面白かった」と言ってくれたので、小さなお子さんから年配の方まで幅広い人にみてもらいたいです」と作品を力強くPRし、取材は終了した。

 この日収録が行われたオーディオコメンタリーは、ブルーレイ&DVDの特典として収録される(ファミリーパッケージ版を除く)。囲み取材には参加できなかったが、オーディオコメンタリーには大沢たかおも参加した。『おおかみこどもの雨と雪』ブルーレイ&DVDは2013年2月20日(水)発売。