ソーシャルゲーム『100万人の北斗無双』も発表に

 2012年11月29日、コーエーテクモゲームスから2012年12月20日に発売予定のWii U、プレイステーション3、Xbox 360用ソフト『真・北斗無双』(Wii U版は2013年1月31日発売予定)の完成発表会が、東京・ラフォーレミュージアム六本木で開催された。

究極の『北斗の拳』ゲーム、『真・北斗無双』の完成発表会が開催、原哲夫氏や"V6"のメンバーも登場_01

 最初に登壇したコーエーテクモゲームス代表取締役社長の襟川陽一氏は、「2010年3月に発売した『北斗無双』は、アクションマンガ最高峰の『北斗の拳』と、アクションゲーム最高峰と自負している『無双』シリーズのコラボレーションによって、いままでにない新しいおもしろさをゲームファンの方々にご提供し、国内で60万本、海外で20万本、合計80万本を出荷した大ヒット作になりました。その最新作となる『真・北斗無双』は、『北斗の拳』のストーリーをやりきる、『無双』シリーズのおもしろさを出し切る、を目標にして作られており、皆さんに自身を持ってオススメできる内容になっています」と挨拶した。

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▲「『真・北斗無双』は、世界で100万本のミリオンタイトルに育てていきたい」と語った襟川社長。

 続いて、鯉沼久史プロデューサーから、ゲームの実機映像を交えながら、本作の見どころや特徴などが紹介された。『北斗の拳』と『無双』それぞれの要素を大幅にパワーアップさせたという本作の大きな特徴として、「『北斗の拳』側では収録エピソードを前作から倍増し、それに伴いプレイヤーキャラクターも倍増。また、『無双』側では、重みを重視した前作のアクションから、爽快感溢れる『無双』ならではのアクションを追求する形にシフト」(鯉沼)し、より『無双』らしいアクションを体感できるという。メインモードは、原作に沿って物語が進行する“伝説編”と、原作をベースに“伝説編”の合間にあたる物語が描かれた“幻闘編”のふたつ。“伝説編”では、“ラオウ編”に加え、“天帝編”、“修羅の国編”、さらには初の映像化となる“バット・リン編”をも網羅されている。また、“幻闘編”では、原作では活躍の少なかった“リュウガ”や“ヒョウ”、“リン”などのキャラクターにもスポットを当てた、『真・北斗無双』ならではの“ifストーリー”を楽しむことができる。

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 タイアップおよび新情報として、2012年25日に発売されるマンガ雑誌『コミックZENON』に、ケンシロウのコンチューム“ZENONカラー(赤)コスチューム”が手に入る、シリアルコードが封入されているほか、詳しい情報は明かされなかったが、エムグラントフードサービスが全国展開している“ステーキ&ハンバーグ けん”とのタイアップも決定したという。さらに、スマートフォン、フィーチャーフォン向けのソーシャルゲーム『100万人の北斗無双』を、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)“Mobage”にて、今冬よりサービスを開始することも発表に。本作は、『北斗無双』のストーリーを進行しながら、仲間にした拳士とともに群がる敵をなぎ倒し、世界最強の軍団を目指すというアクションRPGで、2012年12月より事前登録を開始。事前登録を行なったユーザーには、もれなく“マミヤ”のスペシャル奥義カードがプレゼントされる。そのほか、前作でプレイアブルキャラクター8人の原作コスチュームが、期間限定で無料配信されるとのこと。

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 ゲーム紹介の後は、『北斗の拳』を手掛けたマンガ家の原哲夫氏と、連載当時の担当編集者であるノース・スターズ・ピクチャーズ代表取締役社長の堀江信彦氏、本作のイメージソング『ROCK YOUR SOUL』を歌うアイドルグループ“V6”のメンバーから、坂本昌行、長野博、井ノ原快彦がスペシャルゲストとして登場し、トークを披露した。『真・北斗無双』の美麗なビジュアルを見て原氏は「30年以上前に描いたマンガですが、CGになり命を吹き込んでもらいました」とコメント。堀江氏も「当時から原くんは立体的に見えるように描いていたので、それが具現化されて感動しますね」と感想を述べた。また、本作で初めて映像化された“バットとリン編”については、「バットとリンが成長して、バットはかっこよく、リンは美しくというファンの願望を叶えてあげたいという思いから、CGの造形に厳しくチェックしてしまいましたが、きれいに美しくしていただいて感謝しています」(原)と述べた。

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▲『北斗の拳』のマンガ家の原哲夫氏(左)と、連載当時の担当編集者であるノース・スターズ・ピクチャーズ代表取締役社長の堀江信彦氏(右)。

 『北斗の拳』の大ファンという“V6”は、「『北斗の拳』と世代がバッチリ重なっていまして、カミセン(Coming Century)のメンバー(森田剛、三宅健、岡田准一)はアニメを、僕らはジャンプの連載を楽しんでいたので、今回のコラボレーションには感動ものです」(井ノ原)と語った。また、発表会の前にゲームをプレイしたとのことで、「すごく気持ちよかったです。ストレス解消になりました」(坂本)、「このゲームをやっておもしろくないという人がいたら、“てめえらの血は何色だーっ!”って聞きたいですよ(笑)」(長野)と、本作の完成度の高いに太鼓判を押した。『真・北斗無双』のイメージソングとなる『ROCK YOUR SOUL』については、前作のオープニングムービーを見ながら、いろいろな曲を当てはめていき、今回の楽曲に決定したとのこと。「最初はエレクトロっぽい感じだったんですけど、『北斗の拳』ということでギターサウンドを強くしたり、牙一族のような敵を意識した声を入れたりしました」(井ノ原)という。

 最後に鯉沼プロデューサーは、「本日より体験版が配信開始となりましたが、今後は体験版とは別のバージョンが楽しめる店頭体験会を行ってまいります。皆さんのお力をお借りして前作以上のセールスを目指してがんばっていきますので、ご協力のほどよろしくお願いします」と述べ、発表会を締めくくった。

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▲発表会終了後には、発売の『真・北斗無双』を体験することができ、Wii U版も初出展されていた。
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