ゲームの完成度には異議なし

GAMESマーヤで『レイトン教授VS逆転裁判』発売記念イベント開催_01
▲飾らない人柄とトークで会場を沸かせた巧氏。

 レベルファイブから本日2012年11月29日に発売された、ニンテンドー3DS用ソフト『レイトン教授VS逆転裁判』の発売記念イベントが、東京・葛西にあるゲームショップ“GAMESマーヤ”で開催された。イベントには、『逆転裁判』シリーズの企画・脚本・監督を手掛け、本作では『逆転裁判』パートのディレクションを担当したカプコンの巧舟(たくみしゅう)氏が大阪から駆け付け、会場に詰めかけた多くのファンを前にトークショー&サイン会が行われた。

 ファンとの距離が非常に近く、最初はやや緊張気味だった巧氏だったが、徐々にアットホームな雰囲気でイベントは進行した。今日のイベントには参加できなかったレベルファイブ・日野晃博社長から巧氏宛てにメッセージが届けられ、「本日発売することになった『レイトン教授VS逆転裁判』は、巧さんというすばらしいクリエイターを活かしたいと思い、カプコンさんと協力して作りました。これを言うとカプコンさんに怒られてしまうかもしれませんが、これまでの『逆転裁判』よりも『逆転裁判』している作品だと思います」とのメッセージには、「これまでの自分の仕事を全否定されているみたいですね(笑)」と思わず苦笑していた。

 続いては質問コーナー。「使ってみたい魔法は?」という問いに、「時間をゆっくり進むようにして制作時間にあてたり、いよいよとなったら時間を止めて逃げる」という巧氏に対し、「オレがどれだけ魔法を使って制作時間を確保したことか!」という竹下博信プロデューサーのコメントには会場から笑いと大きな拍手が起こっていた。

 トークショーの後はじゃんけんによるプレゼント大会が行われ、巧氏と日野社長のサイン入りポスターがプレゼントされた。また、当選者は巧氏とのツーショットで記念撮影ができたが、全員「異議あり」のポーズで撮影していたのも印象的だった。

「今回は“魔女裁判”というキーワードで作りました。プレイし始めたら、最後まで一気にプレイしてしまうような勢いのある作品になったと思います。タイトルに“VS”とありますが、レベルファイブを代表する“レイトン教授”と僕たちの“成歩堂龍一”が協力したり、対決したり、いろいろな面を見せられたと思いますので、楽しみにしてほしいと思います」(巧氏)

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▲巧氏と竹下プロデューサーの漫才風のやり取りに、会場はつねに笑いに包まれた。
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▲イベント恒例のじゃんけん大会(写真左)。また、サイン会では、参加者ひとりひとりにサインをする巧氏。ソフトの取扱説明書やニンテンドー3DS本体など、参加者の希望に応えていた。「異議あり」のキメポーズで写真を撮ってもらうファンも多かった。