もちろん先頭はあのヒトでした
2012年11月18日、アメリカで任天堂の新型ハードWii Uが発売される。ニューヨークにあるニンテンドー・ワールド・ストアでは、同日0時の解禁を前に“ニューヨークスタイル”のド派手なローンチイベントが行われた。
記者が夕方に行ってみると、16日夜には3~40人程度だった行列が一気に様変わり。数百人の列が彼方まで続いている上、これからの待ち時間を退屈しないよう、一定間隔でテレビが設置されているというスケールの違いに早速驚かされた。
列の先頭集団を集めた会場ではダンスミュージックで盛り上げつつ、おみやげや軽食の提供なども行われており、11月のニューヨークの気温にまったく負けない明るいノリで、意外なほどあっという間に深夜販売までの時間が過ぎた。
NOA(ニンテンドー・オブ・アメリカ)のレジー・フィザメイ社長は、イベントでの挨拶で、ほぼちょうど6年前、2006年11月に北米で発売されたWiiについて触れ、「5歳から95歳まで」遊べることでゲームをプレイする“顔ぶれ”を変えたその成功を、Wii Uで継続させることを誓った。
同社長はカウントダウンにも登場し、その足でストア内に入って、列の先頭に並んでいたファンに最初のWii Uを手渡し。その後も夜通しイベントは続き、午後5時ごろに並んだ取材班のひとりが入手したのは何と午前2時半。そのころもまだ長蛇の列が続いていた……。
観光のメッカであるタイムズ・スクエアにほど近いということもあり、通りすがりの観光客などが次々と足を止め「これ何?」、「ニンテンドーの新しいWiiらしいよ」とか会話をしていたのも微笑ましかったが、宣伝効果は抜群だったのではないだろうか。日本では12月8日の発売を予定している。