予約特典はオリジナル画集&サウンドトラック ハイブリッドCD

 日本一ソフトウェアより、2012年11月29日(木)発売予定のプレイステーション・ポータブル用ソフト『ミッシングパーツ ザ・探偵ストーリーズ コンプリート』の新シナリオ“ExtraParts”や、物語の中心となるゲストキャラクター、ユーザーから寄せられたコメントが公開された。

■新シナリオ -Extra Parts-
探偵・真神恭介とその相棒である白石哲平は、行きつけの喫茶店“サイバリア”で、バイト店員であり友人の鴨居奈々子に出会う。「これ、渡しておいて」そう言って渡されたのは、写真屋の店名が記された封筒。探偵事務所の所長代理・鳴海京香と骨董品屋店主・月嶋成美を撮った写真が入っているらしい。ふたつともしっかりと封がしてあり、中身を見ることはできない。奈々子いわく、ナイショの写真とのことだが……? サイバリアを後にしたところで、哲平の携帯が鳴り響く。情報屋のエミーからだ。馴染みのバー“ハードラック”のマスター、サミーが失踪したのだという。恭介はハードラックを訪れ、手がかりが残されていないか調査するものの店内が荒らされた様子はない。事件性は薄そうだが何かがひっかかる……。サミーの身を案じるエミーのためにも、恭介たちは捜索を開始する。――サミーはどこに消えたのか、そして写真に隠された秘密とは? それは、いままで語られることのなかったささやかな大事件。愛すべき人々が巻き起こした事件を、真神恭介は解決できるのか?

▲百池 恵美
自称“エミー”。腕は確かな情報屋。
▲サミー
“ハードラック”の店長。破滅的に音痴。

■物語の中心となるゲストキャラクター
探偵である真神恭介のもとには、さまざまな事件が舞い込む。ここでは、恭介が出会うゲストキャラクターたちを紹介しよう。

▲嘉納 潤
file.1〈鳴らないオルゴール〉
名門・木原家に兄とともに引き取られている盲目の少女。音楽に非凡な才能を示す。家の中では肩身の狭い思いをしているが、黙って耐えている。
▲春日野 唯
file.2 〈赤いカメオ〉
アイドル候補生。オーディション番組の人気投票で上位に入ればデビューが決定する。ひたむきに努力する姿や素直な性格が受けて、人気急上昇中。
▲李 涼雪
file.3 〈託されたペーパーナイフ〉
両親とは幼い頃に死別しており、貿易商に勤める叔父とともに日本に来た。下町で不良に絡まれているところを、恭介と哲平に助けられる。
▲朱原 まどか
file.4 <傷ついたテディベア>
遠羽市の友凛病院に長期入院している少女。難病を患っており、生まれてからほとんど外に出たことがない。海外赴任中の父親からプレゼントされたテディベアの“ルーク”が宝物。
▲波多野 睦美
file.5 <迷いの懐中時計>
筋金入りの不良少女。高校生だが学校にはほとんど通っていない。突然の事件で父親を亡くすが、父に
反発していたため調査には非協力的。
▲波多野 皐月
file.5 <迷いの懐中時計>
気が弱く女顔だがれっきとした男の子。殺害された父の調査を、第一発見者である恭介たちに依頼する。姉・睦美のことを心配している。

■人気の高いストーリーをユーザーのコメントとともに紹介
6編のオムニバスで綴られる探偵・真神恭介の物語。その中でもとくに人気の高いストーリーを、ユーザーのコメントといっしょにお届けしよう。

file.5 <迷いの懐中時計>
バー“スピリット”に集まり飲んでいた恭介たちは、店を出た途端に殺人現場に遭遇する。現場から逃走する不審な人影。その姿を見た京香はなぜかひどく動揺する。翌日、鳴海探偵事務所の扉を叩くひとりの少年がいた。少年の名前は波多野皐月。被害者の息子で、事件の調査を依頼しに来たのだと言う。この案件は自分が担当すると意気込む京香。恭介が独自に調査を進めると、無関係と思われていた別の事件に行き当たる。単なる殺人事件ではないと感じた恭介は、失踪中の所長、鳴海誠司の残した資料を読み解くことに。残された暗号、いくつもの証拠が指し示す真実…。探偵・真神恭介は、遠羽市に張り巡らされた陰謀に迫っていく。

「とくに印象に残っているのが5話のラスト。ラストの衝撃に開いた口が塞がらない。真相が信じられない信じたくなくて、主人公の気持ちを考えたら泣きそうになり、暫く放心状態でした。そこから6話ですべての謎がまとまっていく様は、本当に見事でした。こんなにプレイして良かったと思えるゲームは初めてでした」―霜月さん

「ミッシングパーツで最大に衝撃的なシーンは、やっぱり○○に問いかけるシーンです。途中で展開がある程度分かってしまい、コントローラーを押す手が止まってしまいました」―彩鈴さん

「思い出深い(トラウマ)のは3話と5話の終わり方ですね…。悲しい、とても悲しい物語。しかし、このことがあったからこそ、最終話の“終わったんだ”と心からスッキリ晴れ晴れとした気持ち&感動に繋がったのだと思います。 」―せんざトモさん

「一番好きなAVGです。キャラに徐々に愛着を湧かせていく手法や後半の展開などシナリオの広げ方がとても上手い。」―真神恭介さん

「ミステリ的な部分は当然面白いのですが、人間関係の描き方が絶妙で、特に恭介と哲平が片手でハイタッチするシーンが大好きです。」―カズイさん

■“MPの思い出大募集!”に寄せられたユーザーのコメントも
公式サイト特設コーナー“MPの思い出大募集!”に寄せられたユーザーのコメントと、
オリジナル版開発スタッフである宗清紀之氏(株式会社FOG代表取締役)のコメントもお届け。

「まずはひと言いわせてください。やっと、やっと、PSPで復活。やったーーっ!! ありがとうございます。しかも、スタッフ再集結で新たなるストーリー。楽しみです。私がこのゲームをやっていたとき、ずーっと思っていたのは「この町に住みたいなぁ」ということ。いい感じのアンティークショップがあったり、公園があったり、ちょっと治安に難有だけども海も近い。そして、なによりやさしいバーテンのいるバー! いまだに探していますよ。“スピリット”みたいなバーがないかと。あぁ、一度でいいからマスターの作ったカクテル飲みたいなぁ。PS2の動作が不安定になってから封印していましたが、このたびの復活でまたあの町に戻れるのかと思うと、本当に楽しみです!」遠羽住人Aさん
「真面目な話から入らせて頂きますと、“まったり日常”というのが“非現実としての事件・推理”の対極にあるこの物語の大きな柱なんですね。事件解決への本筋とは別に色々な“日常”を用意しています。食事なんかもすごく楽しみですよね。ね!?」-宗清紀之氏

「DC版の帯に書いてあったアオリ文が好きで今も手元に持っています。探偵(見習い)→探偵(見習い卒業?)→探偵!…と、話が進むにつれ恭ちゃんの成長とともに肩書きが変わっていく…。それを見るたびにとてもワクワクしながらゲームを進めていました。そしてラストでの犯人と恭ちゃんの対峙、エンディング…。いまでもすべて覚えています。10年経った今でもこのゲームと全ての登場人物が大好きです!」-だらなぎさん
「おおぅこれは完全にワシの小仕事じゃあありませんか。こんなところにも注目して頂くとは有り難い限りです。しかし“見習い”とは言いながら恭ちゃんはずいぶんしっかりしてますよね、某所長や某店長に比べれば。探偵としてだけでなく社会人として」-宗清紀之氏

「初めてMISSINGPARTSに出会ったのは、PS2ででした。それ以来、大好きで大好きで、今でもサントラを聞いています。私はゲームをやっていて涙する、ということはあまりないのですが、要所要所で泣きました。終わらないでずっと続いて欲しい、クリアしてしまうのが惜しいと本気で思ったゲームはこれだけです。また彼らに会えると思うと、今から胸がいっぱいです。本当に楽しみです」-Phoenixさん
「涙して頂けるというのはゲーム制作に携わる者としてはこの上ない幸せ。作る側の涙も報われるというものです。あと血と汗と。さすがに血は流れませんかゲーム制作で。本当に苦労の多かった作品・・・ま、苦労なしに出来るゲームはないんですが」宗清紀之氏

■予約特典 オリジナル原画集/サウンドトラック ハイブリッドCD
予約特典として、デジタル原画集とサウンドトラックを一枚に収録したハイブリッドCDが登場。コレクションアイテムとしても大満足のひと品となっている。数量に限りがあるので、ほしい人は早めに購入しよう!

【収録内容】
・デジタル原画集
イベントCGや立ち絵の他、今回が初公開となる設定画を収録いたします。

・サウンドトラック
過去に発売されたサウンドトラックには未収録の楽曲を7曲収録予定です。
※デジタル原画集としてもサウンドトラックとしても再生可能なCDです。

※特典内容は予定であり、変更となる場合がございます。

▲オリジナル原画集イメージ
▲ハイブリッドCDイメージ