アミューズメント事業やデジタルエンタテインメント事業の不振が原因

 2012年10月30日、スクウェア・エニックス・ホールディングスは、平成25年(2013年)3月期第2四半期(累計)連結業績予想数値と、2013年3月期通期連結業績予想数値を修正したことを発表した。

■第2四半期(累計)連結業績予想数値(2012年4月1日~2012年9月30日)
○前回発表予想
売上高 760億円
営業利益 0億円
経常利益 0億円
当期純利益 0億円

○今回修正予想
売上高 610億円
営業利益 △52億円
経常利益 △62億円
四半期純利益 △54億円

○修正の理由
大型オンラインゲームのサービス開始に伴うコンテンツ制作勘定の償却、運営費用の増大などから、営業利益、経常利益、四半期純利益とも、業績予想数値を0円としていたが、アミューズメント事業において、2012年4月1日~2012年9月30日に発売したゲーム機の販売がいずれも不振だったこと、また、デジタルエンタテインメント事業において、大型HDゲームの販売が伸び悩んでいるほか、ソーシャルゲームのサービス開始の遅延による売上減と開発費用の先行が影響し、売上高、営業利益、経常利益、四半期純利益の下方修正を行ったとのこと。

また、為替相場の変動の影響により、第2四半期連結累計期間において、外貨建て資産などに関連して、為替差損約11億円を営業外費用に計上する見込み。

■2013年3月期通期連結業績予想数値(2012年4月1日~2013年3月31日)
○前回発表予想
売上高 1650億円
営業利益 150億円
経常利益 150億円
当期純利益 90億円

○今回修正予想
売上高 1500億円
営業利益 75億円
経常利益 65億円
当期純利益 35億円

○修正の理由
第2四半期連結累計期間の下方修正要因に加え、デジタルエンタテインメント事業およびアミューズメント事業において、引き続き不確定要因が見込まれることが原因とのこと。