数々の新トレーラーが公開!

 2012年10月27日(土)、東京・秋葉原のベルサール秋葉原にて開催されたユービーアイソフトのプライベートショー“UBIDAY2012”。本イベントにて行われたステージ“ユービーアイソフト ラウンドテーブル”の模様をお届け。

 ユービーアイソフト代表取締役スティーヴ・ミラー氏、マーケティングディレクター辻良尚氏、PRマネージャー福井蘭子氏が出演した本トークショウでは、UBIDAY開催のきっかけや、ユービーアイソフトの今後のタイトルの新情報が語られた。

UBIDAY2013の開催にも前向き! キーマンによるトークショウ“ユービーアイソフト ラウンドテーブル”リポート【UBIDAY2012】_01
▲左から、福井氏、ミラー氏、辻氏。

■UBIDAY2012の開催について
 初のユービーアイソフトのプライベートショーであるUBIDAY2012。諸事情により東京ゲームショウ2012には出展しなかったユービーアイソフトだが、ユーザーに最新タイトルを触ってもらう機会を設けたいと考え、このイベントの開催を決めたという。また、昨年開催した“アサシン クリード アート展”への反応がよかったことも、背中を後押ししたそうだ。

■2012年度 これまでに印象に残ったタイトル
 2012年度も折り返し地点を過ぎたところで、これまで発売されたユービーアイソフトの2012年度のタイトルの中で、ミラー氏と辻氏が印象に残っているタイトルを選ぶことに。

 ミラー氏は、予想以上の反応があったという『ロックスミス』を挙げた。また、品薄が続いていることについて謝罪し、もうすぐ品薄が緩和される予定であることを語った。

 辻氏は、5000本限定で作った『アサシン クリード エツィオ・サーガ』をチョイス。「売れないのではないか」という懸念の声もあったが、多くの問い合わせがあったという。また、『アサシン クリード I+II ウェルカムパック』については、購入者の約7割が新規ユーザーだったとのことで、シリーズファンが増えたことへの喜びも語られた。

■『アサシン クリードIII』、『アサシン クリードIII レディ リバティ
 いよいよプレイステーション3版、Xbox 360版が2012年11月15日に発売される『アサシン クリードIII』(Wii U版は2012年12月8日発売予定)。海外では披露されているものの、日本語ローカライズ版は初公開となる新トレーラーが公開された。浪川大輔のボイスがたっぷり収録されており、コナーがアサシンになるきっかけとなる事件や、理想を求めるコナーの若さなどが垣間見える内容だった。守ろうとした者にさえ見放されたのに、なぜ戦う……と問われたコナーの、「それは俺しかいないからだ!」という力強い答えが印象的だった。

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・海外版トレーラー

 続いて、プレイステーション Vita用ソフト『アサシン クリードIII レディ リバティ』の新トレーラーも公開。甲斐田裕子演じるアヴリーンの独白で、母を奪われ、弱き者を守るためにアサシンになり、貴婦人や奴隷に扮して任務をこなしてきたアヴリーンのバックグラウンドが語られた。「不正な弾圧があるかぎり、私はそこに赴く」という言葉から、コナーとはまた違う力強さが感じられた。

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・海外版トレーラー

 また、会場では上映はされなかったが、テレビCMも放映予定とのこと。夜22時以降にガッツリ流れるとのことなので、お楽しみに。

 さらに、『アサシン クリードIII』初回限定特典の小冊子“リファレンスガイド”と、『アサシン クリードIII レディ リバティ』の初回限定特典のオリジナルポーチの現物も披露された。

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▲リファレンスガイドにはネタバレとなる内容が収録されているので、閲覧には注意。
▲こちらのポーチには、アサシン印のクロスも付いてくる。

 ユービーアイソフト営業担当によれば、「初回特典の残りの数が少なくなってきた……」とのことなので、欲しい人は早めの予約をお忘れなく。

■『ZombiU(ゾンビU)
 Wii U本体と同時に発売される『ZombiU(ゾンビU)』のふたつの新トレーラーが公開。ひとつは、ゾンビだらけになったロンドンで生き残るためのノウハウが語られるもの。
「ゾンビははしごを登れない」、「高いところを歩くように心がけよ」、「ゾンビは頭はよくないが目も見えるし耳も聴こえるので注意」、「本当の死体は頭がない死体だけ」など、物騒な情報が淡々と説明された。

 もうひとつは、シニアプロデューサーのインタビュー動画。本作は「あとどれだけ、生き残れるか」を表現した昔ながらのサバイバルゲームであり、開発スタッフからも「懐かしい」という声が上がっていることや、キャラクターをテレビ画面に、Wii U GamePadにアクション部分を映し出すことで、心地よい緊張感が生まれることなどが語られた。スタッフへのインタビュー動画はほかにも用意されているとのことなので、公開を楽しみにしていよう。

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■『ファークライ3
 残念ながら、諸事情により本イベントへの出展が中止になってしまったプレイステーション3、Xbox 360用ソフト『ファークライ3』。2012年発売予定とされていたが、発売時期が2013年1月~3月予定に変更になったことが明らかに。

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■『スプリンターセル ブラックリスト
 こちらの記事でお伝えしたとおり、プレイステーション3、Xbox 360用ソフト『スプリンターセル ブラックリスト』が日本国内で2013年発売予定であることが明らかに。これまでのシリーズ作品と同じく、声優の玄田哲章と田中敦子が出演することも明言された。

 会場では、E3 2012(エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ。世界最大規模のゲームの見本市)で公開されたトレーラーがお披露目された。

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・海外版トレーラー

■『Watch Dogs
 海外では、プレイステーション3、Xbox 360、PCで発売予定(発売日未定)の完全新作『Watch Dogs』。本作の日本発売については「がんばりたい」とのことだ。会場では、E3ウォークスルートレーラーの一部が公開され、ハッキング能力に長けた主人公が、信号機をハッキングしてターゲットのクルマに事故を起こさせる模様などが紹介された。

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・海外版トレーラー

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■2013年度の抱負
 今後の抱負について、辻氏は、「ユービーアイソフトのタイトルが日本のユーザーに受け入れられるようになってきた」とこれまでを振り返りつつ、今後の活動はすべて今年の延長上にあるものだと前置きしたうえで、「たとえば“今回以上の数の方々にUBIDAYに来てもらえるような状況を作る”などの目標を実現したい」と語った。

 ミラー氏は、『ロックスミス』や『アサシン クリードIII』など、クオリティーの高いタイトルが充実している2012年度を、これまでの日本のユービーアイソフトの歴史の中での最高潮と表現しながらも、2013年度には、その最高潮に負けないようなビッグタイトルを出していきたいと語った。

 辻氏の発言を見ると、来年もUBIDAYが開催されそうな感じがするが……来場者から寄せられた「来年もUBIDAYを開催するのですか?」という問いに、ミラー氏は「やりましょうか!」とひと言。福井氏も辻氏も「えっ、決定!?」とびっくり。会場は大きな拍手に包まれた。ミラー氏は、今日の盛況ぶりを見て、「ぜひ再び開催したい」と考えたそうだ。そして、「このようなイベントが開催できるのは皆さんのおかげです」とファンへの感謝を述べ、ラウンドテーブルは終了した。