ライブコーナー終了後に用意されたサプライズとは!

 徳島県徳島市にて、2012年9月22日から10月8日まで開催されたエンターテインメントのイベント“マチ★アソビ vol.9”。2012年10月6日に行われた、“今井麻美・原由実「コープスパーティー2U」ステージ”の模様をお届けする。

 今井麻美の「Limited Love」をBGMに今井、原のふたりが登場。「皆さん、こんばんはー」と挨拶をすると、観客から大きな「こんばんはーーー!」という歓声が。しかし、このときの天候は小雨。今井は「皆さん、来てくださってありがとうございます。こんな生憎の雨雲の中。……ウソでしょ? 朝はあんなに晴れてたじゃん……」と悲しそうな表情を浮かべる。そんな今井を励ますかのように、観客は大きな歓声でふたりを応援。一方の原は、今井いわく「由実さんは晴れパワーあるもんね」とのことで、その晴れパワーは伊達ではなく、トークをしているあいだに雨は完全に止んでいたのだった。ちなみに今井も原もマチ★アソビには縁が深く、今井は秋のマチ★アソビの皆勤賞、原は2011年秋、2012年春、そして今回と3連続の出演になる。

眉山に響き渡る今井麻美と原由実のハーモニー! 「コープスパーティー2U」ステージリポート【マチ★アソビ vol.9】_01
▲今井麻美(写真左)と、原由実(写真右)。
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▲水の大きさを比べる、ふたり。

 トークもそこそこに最初のコーナーへ。最初のコーナーは、「公開リハーサルー!」(今井&原)。その名の通り、観客の前で公開でリハーサルを行うというもの。原は、「天ノ紅」を、今井は「Limited Love」をかけて、軽く歌いながらマイクや音響のチェックを行なっていく。「イベントで公開リハやるの初めてです」(原)、「みんな初めてだと思うけどね(笑)。でもそこがマチ★アソビのいいところだよね」(今井)と言うように、まさにマチ★アソビならではのコーナーとなっていた。

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▲ふたりのプロデューサー、濱田智之氏が音響をチェック!
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 その後、トークを挟んで「本番のコーナー!」(今井&原)。トップバッターは、今井。「Limited Love」を披露すると、今井自身が望んだ大歓声のコール&レスポンスが眉山に響き渡る。笑顔で歓声を受けながらも、今井は「もっともっと声出してー!」と観客を煽りつつ、みずからも「ハイ! ハイ!」とコールに混じっていく。ときおり「つぎの歌詞いっしょに歌うよー!」と叫びながら、ステージを端から端まで広く使ったステージング。「もっともっと声出してぇー!」と最後まで煽り続け、「みんなありがとうー!」と感謝の言葉を述べながら、ステージ裏へと去っていく。

 続いてかかったのは、原の「天ノ紅」。水を持っていそいそと出てくる原だが、歌い始めると雰囲気は一変。クールな歌声を秋風に乗せて、山頂全体へと見事な歌声を披露していた。そして、原のトークからつぎの曲へ。「サイリュームは本当にキレイですねー。ありがとうございます。じつは、今回のステージで尺の都合で、1曲好きな歌を歌っていいよと言われていまして……。そこで、今回私の大好きなラルク(ラルク・アン・シエル)を歌おうと思いましてー。でも、ラルクって、カラオケが入ってる曲が少なくて。それで、マチ★アソビの明るい雰囲気に合った曲がいいなと思って、この曲に決めました。「自由への招待」という歌です。ちょっと低いところもあって難しいんですけど……。私利私欲になっているんじゃないかと心配ですが(笑)、聞いてください」(原)。つぎの曲は、まさかのラルク・アン・シエルのカバー。バリバリのロックを低音で歌い上げる原。それに合わせるように、観客も大盛り上がり。間奏では、ギターソロのBGMに合わせて原がエアギターを披露。カッコよくアーティストらしい一面を見せた……かと思いきや、曲の終わり際には「はやー」と言いながら、恥ずかしそうに会場を小走りする原が印象的だった。

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 そして、再び今井にバトンタッチ。原の「麻美さんは何を歌うんですか?」という問いに、今井は「(2012年)11月28日に3枚目のアルバムを出させていただくことになりまして! 毎年この時期にアルバムを出しているので、眉山で新曲を初披露ということが多いんです。というわけで、ドキドキなんですけど、アルバムの表題曲「Precious Sounds ~風が残していった~」を歌おうと思います!」と、Webラジオ“今井麻美のSinger Song Gamer”やYouTubeなどで一部だけを公開していた新曲を、ライブで初披露。持ち前の声量を活かした、伸びやかな声は、初めてフルコーラスを聴く観客を魅了し、間奏、そして終了後には、観客から歓声とともに長い長い拍手が贈られていた。

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 その後、原も登場し、原のデビュー曲であり、今井もサブボーカルとして参加している「HANABI」を披露。日が暮れ始め、かなり暗くなった眉山に響くふたりのハーモニー。それに呼応するかのように、観客は白、ピンク、青の色とりどりのサイリュームを振っていく。

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 ライブコーナーが終わり、ステージも終了に……。というところで、ふたりからちょっとしたサプライズが。「『コープスパーティー2U』のテーマは誕生日。ということで、今日誕生日の人いますかー? いない?」(今井)と、突如誕生日の人を探し出す今井と原。というのも、じつは今井と原は、今日が誕生日の人に向けて、直筆のバースデーカードを用意していたのだ。しかし、残念ながら当日が誕生日の人はいなく、代わりに前日と翌日が誕生日の人のバースデーカードが渡されることに。だが、その前に今井と原がみずからのバースデーカードを朗読。その内容は以下のとおりだ。

「お誕生日おめでとうございます。今日は特別な日になりましたか? まさか雨が降るとは思わなかったので、動揺しちゃいました。風邪ひかないように、体を暖かくして寝てくださいね。また来年徳島に来られるようにがんばります。これからもよろしくお願いします。平成○年○月○日。自分の日付を言ってくださいね! 今井麻美」。原からのオーダーで、萌え萌えな声で手紙を読むことになった今井は、困惑した表情を浮かべながらもミッションを遂行。

「お誕生日おめでとうございます。今日は、マチ★アソビのコープスパーティーのステージに来てくださってありがとうございました。イベント、楽しんでいただけましたか? またイベントに遊びに来てくださいね。あなたにとって、ステキな1年になりますように。原由実」。原は、今井のオーダーでセクシーに読むことに。だが、読み終わった今井の感想は「セクシーというよりは、妖艶な方向に傾いていた気がするけど(笑)」というもの。

 バースデーカードの朗読が終わり、ふたりがステージの締めを何にするか相談していると、観客から「投げキッス!」との要望が。「みんなもしてよ!」(今井)と照れつつ、ふたりからの投げキッスで、ステージは幕を閉じた。