ファン待望の『MHF』“VS.クエスト チャンピオントーナメント in Autumn 2012”開催
カプコンの『モンスターハンター フロンティア オンライン』の公式オフラインイベント“VS.クエスト チャンピオントーナメント in Autumn 2012”が、10月13日、東京と京都の公認ネットカフェで同時開催された。
2009年から3年以上を費やして全国47都道府県での開催を達成し、ひと区切りついた本イベントだが、「これからもオフラインイベントを続けていきたい」という運営チームの発言通り、このたび見事再始動。ここでは、高田馬場で開催された東京大会の模様をリポートする。
まずは恒例、杉浦一徳プロデューサーによるプレゼンテーションの模様からお届けする。今回は、10月17日に行われる大型アップデート、『フォワード.5』の実装項目を中心に、リファイン内容や会場限定の新情報をお披露目。ふだんは聞くことのできない調整の意図や裏話をふんだんに盛り込み、観衆を沸かせていた。とくに、新カテゴリーとなる“覇種武器”については、公開されるたびにどよめきが起こり、関心度の高さが垣間見えた。
そして、ご当地データやUNKNOWNクエスト別の討伐成功比率など、気になるマニアックデータもババーンと公開。
恒例のQ&Aコーナーの内容もご紹介しよう。
■一問一答(要約)
Q.UNKNOWNのクエストの配信時間が2時間では短い
A.通常のクエストより難度が高いため、長時間、集中して狩猟を行うと負担がかかると想定し、1回の配信時間を2時間に設定している。配信時間については、今後検討していく。
Q.覇種UNKNOWNのクエスト時間が20分では短すぎる
A.『フォワード.5』から制限時間とクリアー条件を変更する。“撃退”となる場合でもクエスト報酬で覇種素材が入手可能。
【クエスト時間】40分、
【クエストクリアー条件】討伐:20分以内にモンスターの体力をゼロにする。
撃退:20分経過後、40分以内にモンスターの体力を一定以下にする
Q.ギルド優先依頼の対象モンスターを増やしてほしい
A.対象モンスターを増やす予定。また、一定の周期でまわっている優先依頼の見直しも検討している。
Q.空色ゲージにできるランスがない
A.『フォワード.5』から空色ゲージへランクアップ可能なランスを追加する。(ネブラダ・ライリス、弩岩獄槍【闇雲突】)
Q.狩猟笛やガンランスにも変則リーチの武器がほしい
A.音色や砲撃のタイプで差別化を行っているため、現状、実装の予定はない。
Q.ブースターパックの武器に魅力がない。性能がいいものを導入してほしい。
A.『フォワード.5』から販売予定の第15弾の武器については、HC武器への強化が可能になる。今後もゲーム内の状況を見て、需要のある武器を追加していきたいと考えている。
Q.過去の販売したキット防具の強化派生を追加してほしい
A.『フォワード.5』より、プレミアムパッケージやコレクターズエディションの再販を予定しており、これらのキット防具にHC防具への強化派生を追加する。
Q.イベントコードを入力するのが手間です
A.マイページで確認するイベントコードについては、アイテムが直接ゲーム内の倉庫に届くようなシステムの構築に向けて調整を行っている。構築できしだい、改めてお知らせする。
Q.すでに解放したマイミッションの武器倍率が“武器倍率上限解放”になると発表があったが、いままでのがんばりが無駄になってしまうのでは
A.『MHF-G』以降に入手できる強力な武器や新シスキルなどで、いままでの武器倍率が上限に達してしまうため、上限解放が無駄になることはない。
Q.覇種防具の特殊効果が強力ですが、いままで作った秘伝防具は無駄になるのでは
A.覇種防具は特定のクエストで優れた性能を発揮し、秘伝防具はどの条件化でも安定した性能を発揮するように調整している。クエストによる使い分けを模索してほしい。
VS.クエストでの対戦は二転三転の大激闘!
続いて参加37チームによる激戦の模様を振り返る。予選は全チーム参加によるタイムアタック。ふたりひと組で特異個体のエスピナス討伐にチャレンジし、上位4チームが決勝トーナメントに進出となる。貸し出される防具とアイテムは全チームで同一で、武器のみ自由に選択可能。エスピナスの肉質の特性に目をつけてガンランスを選択するチームが多く、予選上位4チーム中、3チームがガンランス×2という構成だった。
決勝トーナメントは、各種のワナで相手チームを妨害できる”VS.クエスト”を使用して行われる。討伐対象のモンスターはクアルセプス。一撃が怖いモンスターのため、ハンターが行動不能になるたびに、会場からは悲鳴に近い歓声も上がった。また、エリア移動に時間がかかるため、“戻し玉”のワナが効果的に発動する場面も見られた。
【決勝トーナメント進出チーム】
順位チーム名使用武器タイム
1上位陣は焼肉だなガンランス・ガンランス2分13秒70
2クアル初見ですガンランス・ガンランス2分21秒70
3リア充闘技士太刀・太刀2分23秒66
4ももたこすガンランス・ガンランス2分24秒93
【準決勝】
第1試合
○上位陣は焼肉だな(太刀・太刀) ― ももたこす(片手剣・太刀)●
第2試合
●クアル初見です(太刀・太刀) ― リア充闘技士(双剣・太刀)○
準決勝を勝ち抜いたのは、予選1位の“上位陣は焼肉だな”チームと、3位からの巻き返しを果たした“リア充闘技士”。決勝戦からは2本先取となり、各チームでひとつの武器種を一度しか使用できないという特別ルールが適用される。一度力尽きながらも1本目を先取した“上位陣は焼肉だな”チームが、3本目を狩猟笛とランスのコンビネーションによる猛ラッシュを決めて先に討伐を果たし、東京大会のチャンピオンとなった。
【決勝】
1本目
○上位陣は焼肉だな(大剣・太刀) ― リア充闘技士(双剣・太刀)●
2本目
●上位陣は焼肉だな(片手剣・ガンランス) ― リア充闘技士(片手剣・大剣)○
3本目
○上位陣は焼肉だな(ランス・狩猟笛) ― リア充闘技士(ランス・ガンランス)●
大会終了後は杉浦一徳氏が閉幕のご挨拶。先行体験サーバーでのテストプレイの成果などを述べるとともに、「『フォワード.5』はスムーズに遊んでいただけると思います」、「2013年は『MHF-G』以外にも、大きなネタを2、3用意している」と発言。今後のアップデートや次回のイベントに期待が高まる内容だった。