『ファンタシースターオンライン2』などゲーム事業は好調

 セガサミーホールディングスは、2012年10月15日、前回(2012年5月11日)公表した平成25年3月期第2四半期(累計)連結業績予想(2012年4月1日~2012年9月30日)を修正することを発表した。

 修正の理由として、パッケージソフトの販売が好調で、『ファンタシースターオンライン2』の登録ID数が100万IDを突破し、課金収入も予想を上回る水準で推移するなど、ゲーム分野での業績は好調だったものの、軟調に推移した遊技機事業の収益を補うには至らず、連結売上高が前回発表予想を下回る見込みとなったとしている。

 営業利益、経常利益については、前回発表予想を上回る見込みに。これは遊技機事業における利益率の向上や、コンシューマ事業において研究開発費・広告宣伝費等の一部が下期計上となることなどによる。ただし四半期純利益については、見積実効税率を見直したことにより税金費用が増加したことから、前回発表予想を下回る見込みとなっている。

【平成25年3月期第2四半期(累計)連結業績予想数値】

◆前回(2012年5月11日)発表の業績予想
売上高 1630億円
営業利益 25億円
経常利益 20億円
四半期純利益 35億円

◆今回修正予想(増減額[前回-今回])
売上高 1360億円(△270億円)
営業利益 60億円(35億円)
経常利益 50億円(30億円)
四半期純利益 20億円(△15億円)

 以下、詳細をリリースより抜粋する。


●業績予想について
平成25年3月期第2四半期(累計)連結業績予想数値の修正(平成24年4月1日~平成24年9月30日)

修正の理由
遊技機事業において、一部のパチスロ遊技機の販売スケジュールを見直し、またパチンコ遊技機の販売市場が軟調に推移したことを受け、当第2 四半期累計期間における販売台数は、パチスロ遊技機が約108 千台(前回発表予想179千台)、パチンコ遊技機が約57 千台(前回発表予想103 千台)となる見込みです。一方、コンシューマ事業において、パッケージソフトの販売が好調となったほか、7 月よりサービスを開始したオンラインRPG「ファンタシースターオンライン2」の登録ID 数が100 万ID を突破し、課金収入も予想を上回る水準で推移しました。しかしながら、遊技機事業の収益を補うには至らず、連結売上高は前回発表予想を下回る見込みとなりました。

営業利益、経常利益については前回発表予想を上回る見込みとなりました。これは遊技機事業において部材リユース等の原価改善施策を通じて利益率が向上したほか、コンシューマ事業においてパッケージ分野が好調な販売を記録したことによる増収効果や当初見込んでいた研究開発費・コンテンツ制作費、広告宣伝費の一部が下期計上となることが主な要因です。四半期純利益については、見積実効税率を見直したことにより税金費用が増加したことから、前回発表予想を下回る見込みです。

なお、平成25 年3 月期通期連結業績予想につきましては、第3 四半期以降に販売を予定する主力製品の販売動向を見極める必要があることから、見通しが明らかになり次第、速やかに公表いたします。

※本資料内に記載した業績予想につきましては、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因により予想数値と異なる結果となる可能性があります。