北米のゲーム業界で採用が広まるクラウドファンディング

なぜプロダクションI.Gは湯浅政明監督の新作「Kick-Heart」でクラウドファンディングサイト“KickStarter”を使ったのか? インタビューで直撃!_18
▲西洋RPGの老舗Obsidianによる新作“Project Eternity”。

 あなたはKickStarterをご存知だろうか? ファミ通.comでも何度かお伝えしているが、KickStarterは、クリエイター側のプロジェクトに、共感した一般の人やファンが出資できるという、いわゆるクラウドファンディングサービスのひとつだ。

 本誌連載コラムでジェイソン・ブルックスがお伝えしているように、ゲーム業界でも北米を中心に採用が広まっており、インディペンデントなスタジオや、これまで大手パブリッシャーと仕事してきたようなデベロッパーなどが、懐かしのタイトルの続編から独自のゲームハードにいたるまで、さまざまなプロジェクトを立ち上げている。

 最近ホットなのは、Obsidian Entertainmentが発表した“Project Eternity”だ。この、RPGを数多く手がけてきた老舗デベロッパーがパブリッシャーによる制約を受けずに全力投球するPC用ファンタジーRPGは、110万ドルという希望額をあっという間に超え、現在時点(10月8日午後10時)で、残り8日を残して5万4000人の出資者から242万ドルを集め、あとはどれだけ伸びるかというところ。どう考えてもクリアーできる(期間内に設定した希望額を超えなかった場合、出資は行われない)ため、Kickstarterとは別にPaypalでの出資も受け付けているほどだ。
 ちなみにKickStarterのプロジェクトは、“餌”として出資合計額ごとに新要素の実装が決定したりするのだが、ObsidianはPaypalの分も合算して処理すると言っている。KickStarterの出資はアメリカのAmazonで決済するので日本からの参加はちょっとハードルが高いが、Paypalなら多少はやりやすいかと思うので、Obsidianとか『ネヴァーウィンター・ナイツ』とか聞いて「おっ」と思う人はいかがだろうか、と出資者のひとり(記者は30ドルを出している)として書いておく。

プロダクションI.Gによる新たな試み

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 さて本題だ。このKickStarter、出資をするだけならばAmazon.comのAmazon Paymentアカウントを持っていればいいのだが、プロジェクトを立ち上げるには“18歳以上”、“アメリカの永住権を持ち、ソーシャルセキュリティーナンバー(社会保障番号)を持っている”、“アメリカの主流なクレジットカードまたはデビットカードを持っている”という条件が必要で、これが一種の障害となっているのか、日本の企業が利用する例はほとんどない(というか記者は知らない)。
 しかし先日、プロダクションI.Gが湯浅政明監督の新作アニメ「Kick-Heart」をKickStarterで出資受付開始した。ドMなレスラーとドSな女子レスラーがリングで激突するという短編作品で、現在時点(10月8日午後10時)では海外を中心に1000人以上の出資者からすでに7万5千ドルを超える出資が集まっている(目標額は15万ドル)。
 大手スタジオであるプロダクションI.Gが、なぜKickStarterを使うことにしたのか? そこでファミ通.comでは、本プロジェクトに関わっているプロダクションI.Gの櫻井圭記氏と鈴木哲史氏に話を聞いた。

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きっかけは25周年

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左:プロダクション・アイジー
櫻井圭記氏
右:鈴木哲史氏

――まずは、KickStarterでプロジェクトを立ち上げることになった経緯を教えてください。
櫻井圭記氏(以下、櫻井) 弊社が25周年ということもあって、何か野心的な、原点に立ち返ったような作品を作りたいと思っていた中で、湯浅監督に10ぐらいアイデアを出していただいて、その中に今回の“Kick-Heart”があったんです。そして社長の石川(光久氏)が「これを作ったら面白いんじゃないか」と判断しまして。
 それとほぼ同時期に、ニューヨークに住んでいる、元社員のジャスティン・リーチ(『イノセンス』ほかに参加、現ブルースカイ・スタジオ所属)が来日した時に、このKickStarterがアメリカで非常に話題になっていて、日本のアニメもコアなファンが多いから意外とマッチするんじゃないかと教えてくれたんです。
 それで石川が、それなら湯浅監督のアレをやってみようかと。ただ、この時点では資金繰りをどうするかという問題が残っていました。これがもし、フルの劇場用アニメで「5億集めます」ということだったらちょっと「うーん」というところがあると思うんですけど(笑)、丁度10分ぐらいの短編という話だったので、KickStarterにハマるとすればこの企画だし、逆に言うとこれ以外だとないかなと。

――奇跡的なめぐり合わせがあったわけですね。ファンやサポーターが直接出資するクラウドファンディングサービスは日本でも出てきていますが、例えばそれらと比較して選ぶというよりも、KickStarterという話がまずあったと。
櫻井 はい。それと、基本的にジャスティンが企画の中核に関わってくれているので、彼がうまくハンドリングできるもののほうがいいんじゃないかということもありました。とくに国内サービスと比較検討をしたというわけではないです。

――ちなみに、KickStarterでプロジェクトを立てるにはアメリカにベースがないと難しかったかと思うのですが、それはアメリカ支社でやられたのでしょうか?
櫻井 そうですね。米国法人のプロダクション I.G USAの口座を使っていて、(成立した場合)そちらに入金される流れになっています。出資する場合もAmazon.comのアカウントが必要なので、そういった意味では、(日本からの利用は)ちょっと障壁がある感じですね。

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――プロジェクトの説明文には、「次世代の革新的なアーティスティックなプロジェクトを進めるのは日本の経済状況的に非常に難しくなってきた」といったことが書かれていますが、プロダクションI.Gほどの有名なスタジオでも、そういった影響はあるのでしょうか。
鈴木哲史氏(以下、鈴木) 「ない」と言ったら嘘になりますね。もちろん、その時々で力を貸してくださるプロデューサーさんはたくさんいるので、その都度プロジェクトによって動かしていっているんですけども、業界全体の流れを見た時に、(KickStarterの説明用の)ビデオで湯浅監督が言っているように、「人気作の続編をやったほうがいいんじゃないか」とか、「有力タイトルをリメイクしよう」といった動きのほうが強くなってきていると思います。

――となるとつまり本作には、プロダクションI.Gの25周年として挑戦的で野心的な作品をやりたいという部分と、新たな出資を集める方法を試しておきたいというふたつの理由があったわけですね。
櫻井 そうですね。規模的にも丁度ありえるサイズだったという。

海外のファンから直接反応が来るということ

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――では始めてみて、ここまでの反応や手応えはいかがですか?
鈴木 非常に手応えを感じています。いま始めて3日目で(※取材は10月4日に行われた)すでに6万5千ドルを超えています。何より大きいのは、海外の方が湯浅監督なりプロダクションI.Gを応援したいという思いをコメントで残してくれていることです。日本からご意見や応援のメッセージを頂くことはよくあるのですが、海外から、しかもリアルタイムで直接意見をもらうのは新鮮な体験だと思っています。
櫻井 (KickStarterの)ページを立ち上げてからも、リワード(※支援者が受けられるメリット。出した金額によっておまけが増えたり、合計額によって追加要素が制作決定したりする)を弄ったりとか、「こういうのを足してくれ」とファンも言ってくるので「じゃあ足しましょう」とか、いろいろやっています。むちゃくちゃなことを言ってくる人もいるんですけど(笑)。
 コメントが変な盛り上がり方をすることもあって、「いままで勝手にダウンロードして見ていたけど応援します」とか言ってるのに対して「そういう余計なことを書くな!」と、その是非の論争が巻き起こってますね。
――クランチロール(日本のアニメを海外に配信する会員制サービス。日本で放送してからのアップが超絶早い。もちろん権利はちゃんとしている)が頑張るようになってからは大分変わったそうですけど、やっぱり海外のファンにしてみれば身近な話なんですねぇ。
櫻井 「ここはそういう議論をする場じゃない」という意見があるかと思えば、「いや、今こそ業界の矛盾をI.Gに聞いてもらうチャンスだ。だから俺は100ドル出してるんだ」、「俺は250だから250出してから言え」とか(笑)。
――ダハハハハ、後半がぐだぐだに(笑)。でも、単なる商品を買ったり予約するのとは違って、あくまで出資だから当事者意識が出てくるということはありますね。ゲーム関連のプロジェクトを見ていても、たとえば希望出資額にギリギリ到達しなさそうなときに「みんなで宣伝してこようぜ」って言い出したり、「こういうリワードを用意すれば、まだ出してない奴も出すんじゃないか」って議論が始まったりするのをよく見かけます。
鈴木 そういう予想もしていなかった動きというのも確かに感じています。発表してから、国内外で非常に反応が良くて、想像以上の告知効果があったな、というのもKickStarterを使ってみた感想のひとつです。
――今日の朝、KickStarterからのメールを見たんですけど、Danny Choo(※海外日本オタク業界の超有名人。TOKYO MX「カルチャージャパン」司会など)が石川社長にインタビューする映像が公開されてましたね。
櫻井 ダニー自身が石川と仲が良いということもあって、個人的に協力してくれているんです。大きな影響力を持っている人なので、非常に助かっていますね。
鈴木 立ち上げの段階で映像を上げて頂いたり、かなり告知を手伝って頂いています。
――メディア関係者が勝手に応援してくれるというのも、ゲーム業界のプロジェクトで結構見掛けます。「俺は普段仕事でKickStarterなんかの原稿は書かないけど、コイツを信用してるからやるんだよ!」みたいなことを言っていたり。僕もこっそり応援する原稿を書いたりします(笑)。

湯浅監督のやりたいことを100%やってもらいたい

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――海外からの出資を当然意識されていると思うのですが、作品の内容は結構ドメスティック(国内向け)な内容ですよね。その辺りの折り合いはどうされているのでしょうか。そこは気にしないのか、それとも逆にその方が受けるとか。
鈴木 端的に言うと、“気にしない”に近いですね。湯浅監督はすごい才能の持ち主だと思っていますので、「湯浅監督のが面白いと思うものを作って欲しい 」というのが第一にあるんです。
 普段我々がビジネスをやっていく上で「売れるからこうした方がいいんじゃないか」とクリエイターに言うこともありますが、今回KickStarterを使ってやるからには、“クリエイターの能力を遺憾なく発揮してもらう”ということ、そういった部分を意識せずにまず作ってもらいたいという考えがありましたね。

――では、音声や字幕などはどうなるのでしょうか?
鈴木 音声は、まず日本語での収録を考えています。KickStarterが成立した際には、英語字幕をつけて出資者にお送りするという形を予定しています。
櫻井 さっきの質問とも連動しますけど、海外のファンにしても、この企画にひと口乗ろうというのは、湯浅監督が100%やりたいものじゃないと、逆にブレてしまうと思うんですよ。
――「アメリカ人、こういうの好きでしょ?」みたいなことではなく。
櫻井 そういうことです。50%はビジネスとか考えてそういう部分を入れてしまうと、それは出資者の意図にもそぐわないと思うんですよね。湯浅監督がやりたいことを100%やるということ自体が、やがてはめぐりめぐって出資にも繋がるんじゃないかと思います。

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▲実は作中の設定でもレスラーのアクションフィギュアが。

――今後も、制作状況などが順次公開されていくのでしょうか。
鈴木 そうですね。順次情報を増やし、進捗状況を公開していこうと思っています。リワードの方も新たに作っていきたいですね。難しいのは、やりたいことがたくさんあって、アイデアもたくさんいただくのですが、コストが……(笑)。例えば「アクションフィギュアを作ったらいいんじゃないか」といった意見も頂くのですが、コスト計算を考えると無理なこともありますので。
櫻井 言ったことが引っ込められないのでね。
鈴木 やると言ったらやらなければいけないので(笑)。最終的に「多分できるだろう」と踏み込むこともあるのですが、慎重に素速くやれればいいなと思っています。

あくまでも作品ありき。でも可能性は広がるかもしれない

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――KickStarterは期日までに希望額を超えないと出資されないわけですが、そうなった場合、この作品はどうなるのでしょうか?
櫻井 しなかった場合でも、制作はもうしているので、そこまでの段階で一旦作るという感じですね。
鈴木 やめることはなく、そこまで作り上げたものを一段落させるまではやります。完成品にしないわけではないので、いま作っている10分尺のものを完成させて、どうするか考えるという形になると思います。成功した場合は集まったお金の分だけクオリティアップを図りますし、尺を伸ばすということも検討しています。映画祭に出品するといった積極的な動きもできるのではないかと考えています。
(※その後、40万ドルに到達した場合は30分尺になること、100万ドルを突破した場合は長編化することが発表されている。)

――非常にうまくいった場合ですが、日本から出資したかったけどカードを持っていないとかいった理由で出資できなかったファンが手に入れる手段というのはあるのでしょうか? 例えばDVDで出るかもしれないとか。
鈴木 それは国内のパブリッシャーさんがついてくれるかどうかだと思います。今回英語圏をベースにKickStarterをやっているわけですが、日本はちゃんとアニメを出してくれるメーカーさんがたくさんあるので、アーティスティックで10分の短編でも、KickStarterでこうして盛り上がったというのがあれば、興味をもっていただけるかもしれない。いくつかハードルがありますけども、日本の会社さんとうまくやっていくことができれば、日本のファンの皆様にもお見せできるんじゃないかと思っています。
――チャンスはあるよ、と。ちなみに、もう達成がほぼ確定したので、並行してPaypalで出資を受け付けているプロジェクトもあります。出資合計額のリワードはKickStarterとPaypalで合算して出すみたいですね。
鈴木 そうなんですか。まずはKickStarterのプロジェクトの成功が第一ですが、終了時に検討してみたいですね。

――もちろんうまくいった場合ですが、今後より大きなプロジェクトや、あるいは本作の続編などでKickStarterを使うことを検討されるのでしょうか?
鈴木 「Kick-Heart」そのものについては、この10分尺だけじゃなく、何らかの形でやれればいいなと思っていますので、成立すれば当然、次のステップを目指して動いていくと思います。
 ではプロダクションI.GがKickStarterを別のプロジェクトで使うかというと、作品ありきですね。今回のタイトルは丁度ふさわしい作品だったのでやれましたが、じゃあ次はここに合わせて作るというよりは、まずはクリエイターさんがいて、その作品、才能をいかんなく見せられる場所としてこういう方法もあるというのは認識しますので、うまくKickStarterを使っていける作品・クリエイターさんと巡り会えたらぜひやりたいと思っています。

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――まずは作品ありきと。
櫻井 そうですね。でも、可能性は広がると思うんです。出資して頂いている人も「こういうのを待っていた」というコメントが多い。クリエイターに対して直接出資したかったと。だから、バックアップすることで「Kick-Heart」を成功例として、この手の企画が増える呼び水にしたいから意地になっているところもあると思うんですね。この作品だけに投資しているんじゃなくて、こういうものが増える、パッケージにならなかったものがBlu-Rayになって自分の手元に届くという期待値込みのサポートだと思うんですよ。だからこれだけで終わりにはしないほうがいい。
 とは言っても、KickStarterのために作品を作っているわけではないですし、ファンの側にしても「これも支援してください、あれも支援してください」となると、それはそれで難しいという気もしますので、何か仕掛けられるものがあれば積極的に仕掛けたいと思っています。
 今回をテストケースにして、いろいろ考えていきたいですね。届いたものにクレームが来るかもしれませんし、商品の発送にしても、たとえば2000人ぐらいで成立した場合に、2000人にどう発送すればいいのか悩んでいます。いまのところは僕と鈴木君で送るしかない(笑)。そこら辺も、システマチックに何かを確立できるのか、あるいは外部の会社に頼るのか……。希望額が集まっても結構経費で飛ぶと思いますし、利用する側がクリアしないといけない課題も多いのかなと。でもやっぱり、ファンの気持ちはうれしいんですよね。
鈴木 今回出してくれた方はある種の共犯者じゃないですけど、この作品に乗ってくれている方なので、もし成立すれば、次の展開がすごく作りやすくなると思うんですよね。海外のプロデューサーも、国内のプロデューサーも、そういう支援者のいる作品なら、もっと頑張っていける。そういった部分でもすごく大きい可能性のあるシステムだと思っています。
――出来る前から、もうファンが見えているという。
櫻井 そうですね。今までは漫画の原作、小説の原作を試金石としてみるということもあったわけで。漫画を作るのも大変ですけど、アニメを長編でいきなり1本作ってみるのとは予算のかかり方が違うじゃないですか。だからプロダクションI.Gもそうですけど、面白い企画をまず漫画にしてみるということもあったんですね。そういう部分で、別の道になるんじゃないかという気もしています。ファンがもう存在していて、声も聞こえるという。
――本日は貴重なお話をありがとうございました。期待してます!

(C) 2012 湯浅政明・Production I.G