今週のお題

ソールトリガー
プレイステーション・ポータブル イメージエポック
2012年10月4日発売
6279円[税込](PS Store ダウンロード版は5600円[税込]

特別な力を持つ“光ノ民”のひとりである主人公のファレルが、仲間とともに“神”に抗うファンタジーRPG。光ノ民だけが持つ魂のエネルギー“ソール”を操って戦い、一族の解放を目指すことになる。本作では、登場するヒロインの中からひとりを選ぶことで、その後の運命が変化していく。

曲とゲームで大きな渦を作っていきたい

ロックバンド
バイザラウンド

松山晃太(ボーカル&ギター:中央左)、オオイユウスケ(ベース:左)、高橋 "Satoshiante(" ギター:中央右)、SO(ドラム:右)からなるロックバンド。東京都内を中心に活動しており、10月3日にリリースされたミニアルバム『ハローイエロー』でメジャーデビューを果たした。

 イメージエポックから、10月4日に発売されたプレイステーション・ポータブル(以下、PSP)用ソフト『ソールトリガー』。本作は、"PSPで遊べる、最後のJRPG"と銘打たれた完全新作だ。今回は、テーマソング『コンティニュー?』を歌うロックバンド、バイザラウンドの4人をゲストに迎え、『コンティニュー?』のコンセプトや、曲作りの過程などを聞いた。

──今回のオファーが来たときの心境は、いかがでしたか?
松山 話を聞いて飛び上がりました。参考のために見せてもらった絵コンテもかなりよかったので、仕事として自分たちが携われることがうれしかったですね。
高橋 僕はゲームが好きで、ゲームの音楽も大好きなんです。主題歌になると聞いて、絶対いい曲を書いてやろうと思いました。実際にいい曲ができて、満足です。
オオイ 突然の話だったので舞い上がってしまいました。PSPから自分たちの曲が流れるのかと思うと、感慨深いですね。
SO うれしいです。主人公たちの戦っている姿に親近感を感じたので、さらにやる気が上がりました。
――ゲームの主題歌になるということで、曲作りの上でいつもより意識した点などはありますか?
松山 最初は変に意識しすぎたところがありましたが、その後「自分たちのインディーズ時代の曲を聴いてスタッフの方々が気に入ってくれたんだから、いままでどおり好きにやればいいんだ!」と思うようになりました。とはいえ、ゲームの世界観が自分の中を通って、無意識のうちに歌詞に反映されている部分はあります。

──『 コンティニュー?』の聴きどころを教えてください。
松山 ひりひりする感じを全面に出しています。それから、ゲームをプレイするとわかっていただけると思うのですが、曲のタイトルとゲームの内容がうまい具合にリンクしているので、そこも意識して聴いていただけたらと。
高橋 主題歌なので、それに見合ったものにしないと、と思って作りました。僕たちらしく、かっこよくなっていると思います。
オオイ ゲームの主題歌だけど、「ロックにしてやるぜ!」という思いで作りました。その気合も感じてもらえるとうれしいです。
SO 歌詞とサウンドももちろん聴きどころなんですが、いちばんはやっぱりサビですね!

──『 コンティニュー?』も収録されたミニアルバム『ハローイエロー』(10月3日発売)は、どのようなコンセプトで作られたのですか?
松山 自分たちの使っている日本語で、日本人に伝えたいという思いを込めて作りました。言いたいことがストレートに伝わって、さらにその奥まで考えられるような、いい作品になっています。
高橋 とにかく楽しんで聴いてもらえるものを目指して作りました。
SO ロックバンドはライブがいちばん楽しいので、CDをきっかけにライブに来てくれるようになる、引力のある曲を目標にしました。
松山 もしこのCDや、『ソールトリガー』のつながりでライブに来てもらえたら、超うれしいですね。ライブでもそれをネタに、ガンガン話しかけてほしいです。
オオイ 僕も同感です。そうなったらアーティスト冥利に尽きます。

──皆さん、ゲームがお好きなようですが、どのくらいプレイしているのでしょうか?
松山 ゲームは大好きですね。というより、ゲームが生活の一部になっています。その世界に入り込んで楽しめるのはゲームの醍醐味だと思いますから、『ソールトリガー』もすごく楽しみですね。
高橋 最近はなかなか時間が取れないのですが、以前は僕もガンガン遊んでいました。RPGが好きです。
オオイ 僕は、かなりやり込む派ですね。じつは中学1年生のときに、アクションゲームの最速クリアータイムを出して、ファミ通に載ったこともあるんですよ。
SO 僕は、最近ごぶさたですが、昔はよくプレイしていました。

――『コンティニュー?』が流れる、『ソールトリガー』のプロモーションムービーはご覧になりましたか?
松山 はい。自分たちが出演していない映像で音楽が動いて、躍動している感じは、作り手としてたまらなかったですね。
高橋 僕、声優の大塚明夫さん(イシュトバーン役)が大好きなんですが、クレジットにいっしょに名前が並んでいるのを見て、うれしくて震えました(笑)。

――(笑)。ちなみに、『ソールトリガー』ではヒロインが選べますが、皆さんは現在判明しているヒロインの“エマ”と“ソフィ”のふたりのだったら、どちらを選びますか?
松山 ソフィです。影のある女性を選んでしまうんですよね。
高橋 僕もソフィです。髪が長くて、クールな女性が好きなんです。
オオイ 僕はエマです。家事ができる家庭的な女性がいいですね。
SO 僕もエマです。完全に第一印象で決めましたが、タイプですね。

──最後に、読者に向けてメッセージをお願いします。
松山 『ソールトリガー』をきっかけに僕らを知ってほしいし、逆に、楽曲をきっかけに僕らのお客さんがゲームにたどり着いたら、すごくうれしいです。曲とゲームで、大きな渦を作っていきたいですね。
高橋 とにかく皆さんに楽しんでもらえたら、何よりですね。
オオイ カジュアルなゲームもいいですけれど、コアなゲームも最高だぞ、と。僕もプレイします。
SO 僕らも『ソールトリガー』のキャラクターたちのように、ロック界でかっこよく戦っていきたいです。応援よろしくお願いします!!