その場で改善ポイントを考える生イベント!

 徳島県徳島市にて、2012年9月22日から10月8日まで開催されているエンターテインメントのイベント“マチ★アソビ vol.9”。2012年10月6日、マウス/ダイスブースにて、ガストのプレイステーション Vita用ソフト『シェルノサージュ ~失われた星へ捧ぐ詩~』(2012年4月26日発売。以下、『シェルノサージュ』)のトークイベントが行われた。同イベントには、ディレクターの土屋暁氏、音響監督の納谷僚介氏、本作担当の雑誌編集者が出演し、『シェルノサージュ』のシステムや世界観について、お客さんの名前の声を聞くという、マチ★アソビらしい観客との距離の近い台本のない展開が行われた。

『シェルノサージュ』ユーザーの生の声を、開発者がみずからヒアリング!【マチ★アソビ vol.9】 _01
『シェルノサージュ』ユーザーの生の声を、開発者がみずからヒアリング!【マチ★アソビ vol.9】 _02
『シェルノサージュ』ユーザーの生の声を、開発者がみずからヒアリング!【マチ★アソビ vol.9】 _03
▲ガスト 土屋暁氏。
▲マウスプロモーション 納谷僚介氏。
▲イオン役の声優、加隈亜衣が土屋氏たちを撮影する場面も。

 最初に募集された質問は、『シェルノサージュ』のシステムで改善してほしいポイント。今後のバージョンアップでどのように改善していくべきかを、実際に観客から聞いていった。ここでは、観客から挙がったポイントと、それについてのコメントを紹介しよう。

『シェルノサージュ』ユーザーの生の声を、開発者がみずからヒアリング!【マチ★アソビ vol.9】 _04
▲土屋氏は、観客の提案をその場でパソコンで記録していく。

・フレンドリストの並べ替え、ソートをしたい
なでなでのポイント順、なでなでしてくれた順、PSアカウントでフレンドになっている人順など、いろいろなソートの例が上がった中で、土田氏は「簡単なのと難しいのがありまして、ポイント順はできると思います。なでられた新着順もそんなに難しくないかな。ただ、PSアカウント順は難しいかもしれません」とのこと。

・イオンちゃんに採取を依頼するときのリストのソートがしたい
この話には、納谷氏も「いまはそこまで不便していないけれど、これから不便になりそう。でも、ソートがくればなんとかなるよね」とのこと。また、お客さんの中からは「イオンちゃんが、作りたいものを必要な素材を自動的に集めてくれるリストとかどうでしょう」という提案も。これには、「いいけど、便利すぎるかな?」(納谷氏)という意見もあったものの、土屋氏は「これは、すごくやり込んでくださっているヘビーユーザーさんが、喜んでくれるものだと思うので大事にしたいと思います」と話していた。

・オフラインでも夢世界の修復ができるようにしてほしい
土屋氏いわく「本作はオンラインとともに、オフラインでも楽しめるのがコンセプトでした。ですが、現状はオンラインのほうがウェイトが大きく、オフラインでも楽しめるものが少ないのが懸念点です。ちょっと難しいのですが、検討したいと思います」とのこと。
 続いて、本作の世界観についてのお話に。まだまだ謎の多い『シェルノサージュ』のストーリーだが、ユーザーがどのような部分を知りたがっているのかを聞きたいという。こちらも、そのやり取りの一部をお届けしよう。

・白鷹とノエルの初めての出会いを知りたい
土屋氏いわく「白鷹とノエルは、お話が始まったばかりなので、これからにご期待ください。ふたりとも、当然出番がありますので」とのこと。

・夢世界で壊れたままのところがありますが、あそこは語られるのですか?
土屋氏「いままで明かされていなかったところですね。イオンが深い潜在意識に沈めているところは、今後急に思い出すことがあります。あと、欠番になっているところがありますが、そこを埋める部分は、DLCです。長々と続く、核心部分ですのでお楽しみに」。

・言語について知りたい。『アルトネリコ』との関係性や、『アルトネリコ』のヒュムノサーバーのようなものは出るのでしょうか?
土屋氏「ヒュムノサーバーのようなものは考えていまして、出す予定があります。本作では2種類の言語がありますが、考えているのは契絆想界詩のほうです。でも、それを出してしまうと、隠している部分もネタバレになってしまうので、まだ出せません。お待ちください」。

 そして最後には、ガストショップで受注限定になっていたタペストリーを賭けたじゃんけん大会が開催。最後まで、ファンとの距離の近いマチ★アソビらしいイベントだった。