うん、格好についての疑問はひとまずおいといてゲームの話をしようじゃないか
右:ガマニアデジタルエンターテインメント 広報 大原絵理香氏
ガマニアデジタルエンターテインメントの新作オンラインRPG『ドリームドロップス』は、9月にクローズドβテストを実施したばかり。オープンβテストはどんな感じに始まるのか、日本運営ディレクターの武内友希氏と、広報の大原絵理香氏に話を聞いた。
――クローズドβテストが終わったばかりですが、まずはその反応などはいかがですか?
武内友希氏(以下、武内) 3連休(9月15日~17日)の際に負荷テストを行い、最終日にはPvPイベントと同時進行で、私もゲーム内に入って座談会を行ってプレイヤーの皆さんの意見を聞くことができました。もちろん要望や不具合の修正に対するご意見も多かったのですが、それ以外にも「マップとかモンスターがかわいい」とか「世界観が好きだからがんばって」といった応援の言葉も頂き、うれしかったですね。
――本作はかわいい感じが特徴的ですよね。ちなみに、プレイヤーの男女比は?
武内 7対3ぐらいですかね。キャラクターの比率は取っていないのですが、女性キャラクターが圧倒的に多かったんじゃないかなと(笑)。
――他のタイトルと比べるとどんな感じなんでしょう?
武内 女性プレイヤーが多いと言われている『ルーセントハート』で6対4ぐらいなので、そんなに大きくは変わらないですね。(7対3というのも)クローズドβテスト時点でのデータなので、これからどんどん変わっていくと思っています。
――ではクローズドβテストを受けて、これから改善されていく部分などを教えてください。
武内 まずは“童話人形劇団”の表示についてですね。オープンβテストからは他ユーザーの人形を表示するかしないかを切り替えられるようになります。
――と言いますと?
武内 結構要望として頂いたのですが、テストやサービス開始直後はプレイヤーさんが同じエリアに集まりやすいですよね。そこで全員が人形を出していると、動作が重くなったり、NPCが埋もれてしまったりしていたんです。そこでオフにできるようにしました。
――確かに劇団は、プレイヤーひとりあたり合計3体表示しますからね。しかもメインのキャラは自キャラより大きかったりするし(笑)。ほかにはいかがでしょう?
武内 「キャラクターの動作がもっさりしている」といった意見も頂いておりまして、その点についても調整を行います。これまではお尻を大きく振って歩くようなモーションでしたが、そこをスッキリさせるのと同時に、移動速度も少し上げますので、体感が結構変わるのではないかと思います。
――すると、そのあたりは日本独自の仕様ということに?
武内 そうですね。日本のプレイヤーさんの要望を取り入れた、独自のスピードになります。
――そのほかに日本独自コンテンツの導入予定などは?
武内 日本独自になるかはわからないのですが、オープンβテスト開始時に男女それぞれにヘアスタイルが1種、フェイスが2種追加されます。こちらも「バリエーションが少ない」という要望があったことを開発チームに伝えたところ追加が決定しました。海外でも追って導入されるかもしれませんが、少なくとも日本が一番最初に導入されます。
――ダンジョンなどはいかがでしょう?
武内 インスタンスダンジョンの仕様も調整します。これまではレベル20のインスタンスダンジョンにレベル30のキャラクターで入っていた場合、レベルが離れすぎているのでアイテムのドロップ率が大幅に下がってしまっていたんですね。
それによって素材集めなどが少し非効率になりそうだったので、ドロップ率が下がりにくくなるよう、条件を緩くしました。ある素材を集めたい場合、もう少し幅広いレベル帯で集められるようになりますし、レベルの離れたプレイヤーとも気軽にパーティプレイを楽しんで頂けるようになると思います。
――クローズドβテストで反応が良かった要素を教えてください。
武内 童話人形劇団は先ほど説明したように邪魔にもなっていたのですが、ひとつひとつのドールが結構かわいく作られているので、見ていて楽しいといったご意見も頂いていました。
――人気の職業は
武内 パティシエですね。見た目やスキルのエフェクトも物珍しくて特徴的だったので、まずはパティシエという方が多かったと思います。回復できる支援職でもありますし。次にピクトメイジとかトイソルジャーです。
――リトルヒーローは……。
武内 私は一番好きなのですが、パーティで仲間はずれにされがちなので、注意深く見て、パーティーにもっと入りやすくしていけたらと考えています。開発チームとも話をしていて、どう調整していこうか検討している段階です。いきなりガラッと変えてバランスを崩してしまうのも困るので、まずは防具としてリトル・ヒーローにより適したクリスタルを作ることで入りやすくしようかとか、いろいろ話し合っています。
――では、オープンβテストからの追加内容はいかがでしょうか。
武内 大きなものでは、週間で受けられる“ウィークリークエスト”と、白雪姫のインスタンスダンジョンを導入します。このふたつが入ることで、レベル30ぐらいからレベルが上がりにくかったところが少し軽減されると思います。
白雪姫のインスタンスダンジョン自体は適正レベル10で、ゲームを初めてすぐ遊べますし、これに関するデイリークエストが6つ追加されるのですが、それぞれクリアーすると経験値報酬が1%ついて、全部クリアーすると合計6%獲得できますので、レベル上げの底上げができると思います。
これも日本が最初の実装ですね。白雪姫は皆さんの目に触れる機会が多いのに会えるのがレベル55とかだったので、このダンジョンが導入されることで、この世界の白雪姫がどんなキャラクターなのかをよく知ることができると思います。プレイヤーが白雪姫に変身して進めるクエストもあって、専用のスキルもあるので、結構楽しいですよ。
――オープンβテストの時期はどうでしょう?
武内 10月9日午後3時からスタートする予定です。
――それ以降の予定をお伺いしてもいいですか?
武内 まずはレベルキャップですね。オープンβテスト開始時はクローズドβテストと同じレベル55ですが、現状では10月中~11月頭ぐらいに新規コンテンツの導入とともに解放することを考えています。その後に、大型アップデートも予定しています。新しいマップなどを追加する予定です。
また、ハロウィンの時期にシステムイベントが入ります。クエストをこなしてアイテムを集めると、ハロウィンにちなんだ頭飾りのアバターアイテムなどと交換できます。結構かわいらしいアイテムになっていますよ。同時期には課金アイテムのアバターアイテムなども出てきます。ほかにもクリスマスやイースターなど、季節に特化したアバターアイテムは積極的にやっていこうと考えています。
――正式サービスでは課金アイテムなども入ってくると思うのですが、いま公式サイトを見ていたらメッセージボードに「無課金に優しくして」と書いてあるのですが、この辺りはいかがでしょうか!
武内 結構優しいほうだと思いますよ。ログイン報酬に課金アイテムが入っていたりするので。それ以外にも、ミニイベントをしてポイントを溜めると貰えるアイテムにもアバターアイテムなどが入っているので、コマ目にプレイしてもらえれば十分楽しめるようになっていると思います。
――ちなみに、プロモーション的にはどんな展開が?
広報・大原絵理香氏 これまで世界観を活かしたプロモーションをやってきているのですが、今後もそれを継続していきたいですね。まだはっきりとしたことはお伝えできないのですが、メルヘンなコラボレーションですとか、アニメとのコラボレーションなどとは違う、『ドリームドロップス』ならではの展開を企画中です。近々発表できると思います。ご要望を頂けるようであれば、ユーザーさんが参加できるイベントなども実現していきたいですね。
――ではオープンβテストから始める人もいると思いますので、あらためて本作のアピールをお願いします。
武内 クローズドβテストと比べて、序盤で遊べるコンテンツも増えています。キャラクターの個性やストーリーもしっかりしているので、そちらも楽しみつつ、インスタンスダンジョンもギミックがいろいろあったりしますので、遊んでみてほしいです。
“童話ノート”(クエストを進めていくとノートが絵本のように埋まっていく)や“ドール図鑑”を埋めながらまったりプレイすることもできますし、PvPを目指してやり込むこともできますので、自分のプレイスタイルに合った楽しみかたを見つけてもらえるとうれしいですね。