ニンテンドー3DSを中心に家庭用ゲーム市場が活況に

 エンターブレインが、2012年度上半期の国内家庭用ゲーム市場についての速報を発表した。2012年度上半期(集計期間:2012年3月26日~9月30日)のゲーム市場規模は、ハード・ソフトの合計が1753.4億円、昨年対比で110.7%となった。
 以下、詳細をリリースより抜粋する。


 株式会社エンターブレイン(社長:浜村 弘一、本社:東京都千代田区)は、2012年度上半期の国内家庭用ゲーム市場について、以下のとおり速報をまとめました。集計期間は2012年3月26日~9月30日です。

 2012年度上半期のゲーム市場規模は、ハード・ソフトの合計が1753.4億円、昨年対比で110.7%となりました。

 今年度の上半期は、『ポケットモンスターブラック2・ホワイト2』(ニンテンドーDS)や『New スーパーマリオブラザーズ 2』(ニンテンドー3DS)といった人気タイトルの販売があったことに加え、ハード市場においても、「ニンテンドー3DS LL」の発売もあり、ニンテンドー3DSシリーズ全体の販売が好調だったことなどから、ハード・ソフト市場ともに5年ぶりのプラスとなりました。2012年度下半期は、いよいよ12月8日に「Wii U」が発売となります。また、小型・大容量化した「プレイステーション3」も発売され、年末に向けてゲーム市場の盛り上がりが期待されます。

【上半期市場規模比較】
(2011年度上半期の集計期間は2011年3月28日~2011年9月25日)
単位:億円

  ハード ソフト 合計
2012年度上半期(27週) 610.8 1,142.6 1,753.4
2011年度上半期(26週) 597.7 986.6 1,584.3
昨年対比 102.2% 115.8% 110.7%

【各ハードの販売台数】
(累計販売台数の集計期間は各発売日~2012年9月30日)
単位:台

 

ハード名 メーカー名 発売日 2012年度上半期推定販売台数 推定累計販売台数 
ニンテンドー3DS(※1) 任天堂 2011年2月26日 2,075,596 7,517,620
ニンテンドーDS(※2) 任天堂 2004年12月2日 11,939 32,860,999
プレイステーション・ポータブル(※3) SCEJ 2004年12月12日 356,056 18,912,220
プレイステーションVita SCEJ 2011年12月17日 327,728 947,147
Wii 任天堂 2006年12月2日 243,605 12,582,809
プレイステーション3 SCEJ 2006年11月11日 440,221 8,313,573
Xbox 360 日本マイクロソフト 2005年12月10日 27,149 1,563,051

※1:ニンテンドー3DSおよびニンテンドー3DS LLの合計値です。
※2:ニンテンドーDS、ニンテンドーDS Lite、ニンテンドーDSiおよびニンテンドーDSi LLの合計値です。
※3:プレイステーション・ポータブルおよびPSP goの合計値です。


【ソフト販売本数TOP5】
単位:本

 

順位 ハード タイトル メーカー 発売日 2012年度上半期推定販売本数
1 DS ポケットモンスターブラック2・ホワイト2 ポケモン 2012年6月23日 2,754,595
2 3DS New スーパーマリオブラザーズ 2 任天堂 2012年7月28日 1,202,879
3 3DS ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D スクウェア・エニックス 2012年5月31日 886,349
4 Wii ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン スクウェア・エニックス 2012年8月2日 598,124
5 Wii マリオパーティ9 任天堂 2012年4月26日 547,297

※記事中のデータはすべてエンターブレイン調べのものです。
※SCEJはソニー・コンピュータエンタテインメントの略です。