ゲームクリエイターへの登竜門となるか?

ゲームクリエイターへの第一歩、「ガンホーチャレンジ2012」表彰式開催_12

 「ガンホーチャレンジ2012」とは、ゲーム業界を目指す学生の支援を目的に、専門学校4校(アミューズメントメディア総合学院、総合学園ヒューマンアカデミー、東京デザインテクノロジーセンター専門学校、バンタンゲームアカデミー)の学生を対象に行った、ゲームアイデア&作品コンテスト。第一回となる今年はじつに61組67名の応募があり、グランプリ1作品、準グランプリ2作品、優秀作品にあたるガンホー賞8作品が選ばれた。

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▲司会進行は乾曜子さん。同社のイメージガール”ラグナロ娘”としても活躍していて、アークビショップのコスプレで登場。
▲審査委員長は、ガンホーでオンライン本部長を務める飯野平さん(右)。

・グランプリ
ダーク系落ちモパズル「スライムちゃん」
寅丸裕之さん(総合学園ヒューマンアカデミー広島校)
・準グランプリ
”おはじき”シミュレーションRPG「Ohajiki Quest」
高橋勇太さん(総合学園ヒューマンアカデミー札幌校)
全方位型クレーンゲームアクション「ドット…C」
五十嵐智樹さん(総合学園ヒューマンアカデミー札幌校)

「自分が選ばれるなんてできすぎた話で、死亡フラグが立ったような気分で正直怖いです(笑)」と語るグランプリ受賞の寅丸さん。また、飯野審査委員長は「ガンホーで制作している(iPhoneやAndroid版)『パズル&ドラゴンズ』もそうですが、パズル系のゲームはおもしろくなるだろうなと思っていました。磁石を使ったルールもわかりやすそうでよかったと思います」と同作を評した。

 最後に飯野さんから総評があり、「今回初めての試みでしたが、多くの学生さんに参加していただいて本当に感謝しています。来年もぜひ続けたいと思っています。ウチのスタッフも、いまの若い人たちの感性を感じられてよかったと思っていますし、グランプリを取った作品以外でも、僕たちが想像できないような発想を見ることができてよかったと思っています」と、コンテストの手ごたえと来年以降のプロジェクト拡大に期待を寄せていた。

 なお、提出された作品については、それぞれの学校へ審査での評価内容が伝えられるということだ。また来年3月卒業見込みの学生のうち、希望者はガンホーがインターンシップ受け入れを行い、さらに選考のうえ、来春の新卒者採用の道まであるという。未来のゲーム業界を担うクリエイターの卵たちには、ますますアイデアや技術に磨きをかけて、いっそうの活躍に期待したい。

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▲見事、第一回のグランプリを受賞した寅丸さん。
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